満足の文化 (新潮文庫)

制作 : 中村 達也 
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102115114

感想・レビュー・書評

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  • 今の日本や世界の経済混乱のルーツが記されています。
    ここで言う「満足の文化」は否定的な要素を持っています。

    なぜアメリカは、富裕層を優遇し、貧困層の対策を行わないのか。「満足せる選挙多数派」をキーにレーガン、ブッシュ大統領の時代について話を進める。根底にあるのは目先の不安・恐怖の解消。
    敗戦国日独伊が経済に価値を置き、戦勝国アメリカは軍事を増強する。1980年代アメリカは債権国から債務国になった。

    ●下層階級なしに社会は機能しない。かつては貧しいながらも将来への希望が持てた。しかし、今のアメリカの下層階級は経済生活向上の期待ができないものとなっている。
    ●満足せる人々の経済学の核心は自由放任「市場のなすがままに委ねる」。ここには企業を破壊させる諸力が潜む。自己破壊的傾向は大企業から始まる。
    ●経済学者は自らの見解を特定の経済的政治的利害に適応させる能力を身につけた。

    著者ガルブレイス、1992年の出版。
    「願望をかなえようとする意識。それは幸福がありふれたものになると弱まり、逆境に直面すると強まる。」

  • 図書館2F閲覧室 332.53||G17

  • 満足を発展の目標として進んできた社会に起こる弊害について書かれた本。うなる。

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