- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102117033
感想・レビュー・書評
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序盤はまたもや読み進めるのが大変でしたが、終盤はおもしろくなってきました。
読破できそうかな。
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第3部はコゼットに恋焦がれるマリユス青年を中心に展開します。読みどころは厳格な祖父の人物描写、19世紀初頭のパリにおける貧窮、マリユスが共和主義に傾倒してゆく様子。
そして何よりも後半に描かれる因縁と手に汗握るサスペンス。本当に面白い小説。やはり最大の挫折ポイントは第1巻の長々と続くビヤンヴニュ司祭の記述。これを乗り越えればすばらしい物語の世界が待っています。読まないのは人生の損です。 -
本当に面白い。はらはらドキドキしてしまう。
マリユスがコゼットを追いかけているのを警官だと勘違いして逃げられる。
「マリユスー!」
隣人がテナルディエ夫妻だった。
「お前らかこの野郎!」
「ジャヴェール警部に会いたいと言えばよろしい」
「あかーん!」
この巻は一番面白かったです。新しく出てきたマリユスが、今までの因縁や伏線を見事にあの一室で回収しながらのアクション。
ジャヴェールが登場してその場を収めるシーンは小説ではなくドラマや漫画のような雰囲気。
ジャンはどうなる事やらと、助けてもらった後のいざこざを心配していたので、逃げてくれてよかったです。窓から逃走。次の巻を買っておいてよかった。 -
名作中の名作。ユゴーの代表作の一つ。何人かに訳された中の1つで佐藤朔訳版。訳が古いので文体なども古く、いま読むと読みづらい作品です。ユゴーの作品はストーリーを追うだけではなく、当時の物語の背景などわき道が多く更に読みにくい。しかしユゴーワールドに入り込んだら最後、次を次をとどんどん惹かれ最後まで目が話せなくサイドストーリーなども楽しみになってしまう。フランスに興味が出てくる作品です。
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終盤の鍵となる青年マリユスの背景が描かれる。コゼットとマリユスの恋、因縁の相手テルナディエとの対決、ジャベールの追跡と見所が満載。
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ユゴー 「 レミゼラブル 3 マリユス 」マリウスは浮浪児、ジョントレッドは腹黒い貧乏人 として対照的に描いている。その差は 心の中の虚無、地獄、暗黒にある
1章 パリの微粒子的研究
*パリは野次馬にはじまり 浮浪児に終わる〜王政は野次馬の中にあり、無政府は浮浪児の中にある
*浮浪児は心に賢者を秘めているので、パリを愛し 孤独を愛する
*浮浪児は 不幸だからこそ楽しく暮らす者である
*「大胆に」は 「光あれ」に等しい〜人類の前進のため〜豪胆は 人間の最も偉大な光となる
マリウス=ブルジョア→ナポレオン崇拝=共和制
7章 地獄
*人間のあらゆる社会には 奈落(=地獄)がある〜社会の地面は あるときは善のため、あるときは悪のために 掘られる
*全ての地下通路の下に、進歩とユートピアの下に、最後の地下壕がある〜闇の墓穴、地獄である
*地獄では 無私無欲は消え失せる。悪魔が姿をあらわす
*心の中には虚無がある〜無知と貧困により生まれた虚無〜苦しさから罪に走る
「社会の唯一の危険は、暗黒である」
人間は平等である。全ての人間は 同じ粘土から作られている〜人間の煉り粉に無知が混じると黒く(悪に)なる
「これらの怨霊を消滅させるには〜光が必要〜社会の下層を照らすべきである」
8章 腹黒い貧乏人=生活に困って慈善家の情けにつけこむ
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物語の細かい端々の物事まで描写や説明がすご過ぎて、「で、今何の話だっけ」となる事がままある。けれど、この巻の最後、一気に今までの主役達が集まってきてドキドキの展開に!盛り上がった。
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第三巻目のマリウスは、スラスラ読んでしまいました。
映画では、パリに来てからのマリウスが描かれていましたが、本ではパリに来る前からのマリウスが描かれていて面白かったです。
マリウスは、裕福な家庭で育ちましたが、祖父のことが大嫌いでした。マリウスの父は、祖父によって家から追い出され、マリウスは祖父の手で育てられました。
マリウスの父が亡くなってからマリウスは、父について調べました。そして、父に熱い信仰心が芽生えました。
ここまでは、映画では描かれていなかったのでスラスラと読んでしまいました。
パリに来てから、マリウスの生活は苦しく貧しい日々を過ごしていました。そんな中で、マリウスは、コゼットに対して熱い恋心が芽生えて、公園で待ち構えていたり、家までつけて来たりと積極的になっていたのが印象的でした。ジャンバルジャンは、その時ルブラン氏と名前を変えていたのも印象的でした。
三巻目は、ハラハラドキドキの展開でよかったです! -
久々に3巻に進む。
なんというのかキャラクターや時代背景を物語の中で
印象付けるのではなく、説明で語る?ので
説明が長い!ドラマが進行するのは
リズミカルで目が離せない