愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102118153

感想・レビュー・書評

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  • かういふインタビューのものは、ひととなりといふものがよくみえてくるものだと思ふ。
    サガンはそのきらびやかな生活スタイルから、派手好きで蓮っ葉なひとと思はれてきたことかと思ふ。けれど、作品の中から漂つてくるものは、どこかさういう消えゆくものへのさびしさであつたりとか、哀しみのもののやうな気がして仕方がなかつた。だからこそ、彼女は惜しみなく消えゆく存在を惜しみ、愛することができるのである。
    インタビューの面白さは、本人を前にして気になることを単刀直入に聞くことができるところにある。彼女が何をして、その時何を考へ、今思ひ返してどうか。ひとの行動にはひとの心が映るものでなければをかしい。形には中身が伴ふ。演じるとは、中身に形をもたせることだ。彼女は年を経るにつれてさう気付いた。さういつた成長もみられる。
    さうして彼女の変らない姿が目に耳に心に焼きつくのだ。彼女の作品が変らないのではなく、形とともに変わつていくから、彼女の存在が生き続けるのだ。
    彼女がモラルといふものをこれでもかと毛嫌ひするのは、それが中身のない形を与へられるからに他ならない。モラルといふものは与へられるものでは決してなく、はじめからもつているといふのに、何を今さら。さういうものならわたしはいらない。といつて捨てただけのことである。自分の存在をどこまでも愛せるから、他人を本気で愛せる。
    彼女の求める十歳とは、さうやつて生まれたのだと思ふ。アンチエイジングではなく、生きることへの惜しみない喜び。生きて変り続け、そして変らないこと。永遠とは、終り、はじまり続ける営み。

  • サガンの品と知性を感じる本。

  • サガンのようには生きにくいなぁ

  • サガンのインタビュー集のようなもの。
    自分の思いを自分の言葉で語れてこその作家。 かっこいい女性です。

  • 多感な10代から、社会人になりたての20代まで、幾度となく読み直した本。どこまでも人間をつき離して見つめ、どこまでも人間に傷つき、そしてどこまでも人間を愛している。彼女のものの考え方にかなり影響を受けています。

  • いくつかのインタビューを一冊の本に纏めた本書。

    サガンの人柄が非常に良く分かり、その素敵さを実感できる。

    無理に自由を謳歌しない本物の自由を持った人だったんだなぁと思った。
    そして、本当に謙虚。
    自分をしっかりと見つめることのできる人物というのはやっぱり好ましい。

    文学に対する想いに関しても謙虚でありながらも自分なりの解釈を持っており、ますますサガンの小説を読むのが楽しくなった。

  • 先日、友人とお互いのいい所を山手線ゲームみたいにして
    言い合おうそしてお互い言い気分になろう
    などということをやっていた。
    私が彼女を「ファムファタールだ」(もちろん良い意味で)と言ったところ相手に「じゃぁ貴方はサガンだね」と言われ
    それは「いい所」じゃないでしょう、とつっこんでしまった。
    彼女曰く「サガンはつねに孤独を感じているが故に男にも女にもモテんのよ、そういうこと」とよくわかんないがそういうことらしい。

    そんなことがあったので改めてサガンのことを知ろうと思い
    この本を開いてみた。
    サガンのユーモアたっぷりな言葉、思考の数々に
    わたしをサガンだなんて言った友人に「なにいってんだお世辞も大概にしなさいよ…」と言って本を渡したいくらいだった。
    でも、彼女のもつ世の中に対するものの見方、寛大さは
    わたしも持って生きていきたい。
    常にユーモアを胸に抱いて、そして時々孤独を感じ愛して。

  • フランソワーズ・サガンのインタビュー集です。この作家さんくらい知的に受け答えできる女性になりたいと強く思いました。

  • 落ち着いて見えるのですが、たとえば悲しいときなんかは度を越したことをしないかぎり元の落ち着きは取り戻せないことは知っています。
    疲れ果てたときでないと、休まらないし、心配しすぎたときでないと安心しないし、絶望しきったときでないと本を書き始めないんです。

  • サガンのハイテンションな人生、創作について、愛について、知ることができます。

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