- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102118177
感想・レビュー・書評
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今度は女優で成功したベアトリスと、
彼女にもてあそばれちゃったチックだった青年
エドワールが劇作家になってるんだけど
(名前が似てるからって間違えてたベルナールは作家だった)
んま〜肉欲!いつも発情!
ベアトリスの浮気の仕方なんか、かなり笑える。。。
そして、エドワール君。。。一家に一台欲しいっす。
とか、微妙に笑える感じなのだけど
何故か最後、すっごい感動してしまう奇妙な作品。
この感動の仕方って、私にとって謎な映画
フェリーニの「8 1/2(はっか にぶんのいち)」
で感じた、あのグォォオウウ〜って盛り上がる感じなんだけど。。。
(何故感動するか、イマイチわからないのが共通なだけかしらん?)
↑と、他の小説などでも、不可思議な感動を覚えると
すぐ「8 1/2」を思い出してしまうので、自分の感想には、この感覚が、よく現れるのだよね。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サガン(朝吹登水子訳)『乱れたベッド』新潮文庫、1981年。
2022年2月21日(月)読み始め、27日(日)に読み終える。
文字が小さくて読むのがしんどかった。 -
サガンの17作めは長編です。
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初期のサガンと全然違う。
比喩が多くて、描写に費やす言葉が多い。
反対する人もいると思うし、実際それは正しいかもしれないけど、個人的にはサガンのよさが消えて普通の小説により近くなった気がする。性的な描写があると見える景色が大分変わる。あのひりつくような緊張感はなくなった。
とはいえサガンはサガン。 -
母蔵書。
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(1997.01.28読了)(拝借)
☆関連図書(既読)
「絹の瞳」F.サガン著・朝吹登水子訳、新潮文庫、1980.07.25 -
ジョゼ3部作 サイドストーリー。ベアトリスが魅力的。
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サガンの著作の中で、初めてストーリーに感動した一冊。
ベアトリスがエドワールに愛を告白して以降、クライマックスにかけていよいよ恋愛がもつれ始める様がいい。ふつうの恋愛小説っぽい。描写はさすが繊細で素晴らしい。
しかし自分はエドワールのようには耐えられないと思う。
どれほど愛していようと、彼女を愛する以外に生きる道がなかろうと、あそこまでの不貞や横暴に耐えられないと思う。
愛しているが故、彼女を憎み、その感情自体を憎み、自分が壊れていくような気がする。