戦う操縦士 (新潮文庫 B 5-10)

  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102122037

感想・レビュー・書評

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  • サンテグジュペリ 「戦う操縦士」

    人気作家の不人気作品?(他と比較してあまり見ないけど)。ストーリーの展開は見られない。敗戦の中から 人間のあるべき姿を見出して、復興の力を感じさせる言葉の数々。終盤に出てくる「真人間」の定義がわかりにく以外は 良書だと思う

    前半は 戦争の無益さや愚劣さを語りながら、飛行の追体験、仲間との連帯感、自己犠牲の物語。後半は 種子や絆、弟の死をキーワードとして 人間中心主義が独白される構成


    真人間は、個人を超えた存在であり、神の下で平等であり、民族的アイデンティティなど共同体の絆を自覚した人間 と捉えた


    16歳のときの弟の死の回想シーンの言葉「人間は絆の塊だ。人間には絆が重要なのだ」が 著者の人間中心主義の姿なのだと思う




  • 2011/4/29 My本棚のこれまでに登録していなかった本を登録。

    戦う操縦士 (新潮文庫)
    サン=テグジュペリ
    新潮社 (1956-11)

    アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ
    フランスの作家、操縦士。
    郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わった。
    読者からは「サンテックス」の愛称で親しまれる。爵位は伯爵。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%AA 〜 ウィキペディア

  • 面白くない訳では無いのだが、
    堀口大学氏の訳が格調高すぎて、
    自分には辛かった。
    新訳版に期待している。

  • B-5-10 堀口大學訳

  • 堀口大學訳、というのも大きな魅力。

  • 最初は骨折りました。延々と敗戦を語り、この書の向かう先はどこだ…と思っていたのに、やはり彼…。構成が素晴らしい。夜間飛行にも匹敵する優れた書だと思う。人間の人間たる意義をここまで明確にして見せてくれる作家は彼をおいて他にいない 「お前は絶望に価するのか?」

  • ハードボイルドな思索です。

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