自負と偏見 (新潮文庫)

制作 : Jane Austen  中野 好夫 
  • 新潮社
4.06
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本棚登録 : 1068
レビュー : 152
  • Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102131039

作品紹介・あらすじ

イギリスの田舎町、五人姉妹のベネット家の隣に、青年紳士ビングリーが引越して来る。温和で美しい長女ジェーンと才気溢れる次女エリザベス、そして快活なビングリーとその親友で気難し屋のダーシー。ところが、エリザベスが高慢で鼻持ちならぬ男と考えていたダーシーが、実は誠実で賢明な紳士だと判った時…。二組の恋の行方と日常を鋭い観察眼とユーモアで見事に描写した名作。

感想・レビュー・書評

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  • 「あしながおじさん」に次ぐ萌え作品かも。ツンデレ万歳でござる。

  • 最初はだらだらとなかなかページを捲る手が進まなかったのにいつのまにか夢中になって読みふけっておりました。特に大きな展開や激動があるわけでもなく日常の些事の綴りであるのになんなんでしょうこの魅力は。登場人物の心理変化やかけひき、機智に富んだセリフなどがユーモラスに活き活きときらめいています。とても上質で英国的な小説といえましょう。

  • 高慢ちきだけど実は心優しい坊ちゃんが女に振られて奮起し、気位高い女が自分の勘違いに気付かされてデレるとゆー、誠にオーソドックスな恋愛物でしたが、「ダメな人」として書かれる脇役たちの描写にかなりウンザリさせられて、一気読みです。ヒドイがほめ言葉になるるタイプのお話でした。しかも粗筋はありがちなのに、最後までヒヤヒヤしたしね。

    名作といわれる物って、それだけのことはあるよねえ。

  • 告白したあとの二人のやり取りが
    将棋・囲碁の感想戦とか推理小説の解答編っぽくて面白かった

  • 手もとの文庫本に巻いてある帯を見ると、”2006年1月よりロードショー!”なあんて、映画化のお知らせがついている。
    ということから考えると、買ったのはおそらく7年くらい前のことだったのでしょう。
    なぜかずっと読みきれずに、おいていた本。

    なぜ興味を持ったのかというとそれは「ブリジット・ジョーンズ」さんのせい。
    当時、そんなミーハーなきっかけで手にした本だったので、何度も読みかけては、挫折。

    その後また思い出して今度こそ!と読み直すものの、また途中で他の本に脱線。
    を繰り返すこと数回。
    だから、冒頭から数十ページは、もう暗記しそうなくらい何度もたどりました。

    そんな風に何度も挫折してきた作品でしたが、今回は、なぜか一気に読み切ることができました。
    何が自分の中で変わったのかわからないけど、とにかく今回は快調だった。
    お姉さんが出先で病気になって、わたし看護に行くわ!と歩いてきた次女登場。
    しかし他人様のお宅に、いくら美人とはいえ病気のお姉ちゃんと、泥だらけの次女が長いことごやっかいになるなんて、迷惑な話ね~。

    なんて余計なことを考えながら、いつもはこのあたりで、がさごそと別の本に浮気していたんだったなあ。
    しかし今回はここの挫折ポイントを越えたあたりから、俄然楽しくなり、そのあとは、電車が駅に到着するのがうらめしいぐらい夢中になって読み切りました。

    さすがにもう何年もこの作品と付き合っているので、話の筋は既にうっすらと知っていて、結末だって想像はつきながら読んでいたけれど、それでも楽しくて、おかしかった~!

    自分も女ばっかり姉妹という環境の中で育ったので、上の子は大切で、それに比べて下の子の扱いって、適当なのよねぇ・・・という子供時代からのいじけ感情も思い出しつつ読みました。

    さわやか好青年のビングリーと、その態度はあかんやろう!なツッコミどころ満載のダーシー。
    それに、母さんはじめ、ややこしい妹とか、キャラの濃い登場人物たち。

    ダーシーからのエリザベスへの恋の告白が、あっという間に大ゲンカになってしまうところなんて、もう、電車の中でおかしくて吹き出しそうだったよ~。
    なんでそうなるかな~、ってな気分。

    その後のふたりの恋の行方も、あらゆるところでいらん邪魔が入り、最後の最後までゆったりさせてもらえなくて、それもまた楽しみのひとつだったな。
    要所要所に手紙が登場するところも、手紙好きとしてはうれしかったです。
    (ダーシーの手紙、長っ!)

    それにしても他のイギリス作品を読んでいても思うのですが、
    「ええっそんなストレートにこきおろしますか!?」な表現がさらりとたくさん出てくるのに、めんくらいます。
    これは、もともとの英語表現でもやっぱりそういうニュアンスなのか、それとも、日本語訳になるときに率直な表現でぐさーっといっているのか。
    非常に興味深いところであります。
    今、自分が高校生だったら、大学で英文学の皮肉表現について(?)研究してみたいって、きっと思うだろうな。

    次は英語版で、読んでみたいと思います。
    (ペーパーバックも、もう何年も寝かせ中・・・)

    しかし、中野好夫さん訳の特徴なんでしょうか、語尾が「~ねえ」というのがよく出てくるのが印象的でした。

    なんだか、つられるんですよねえ。
    しばらく頭の中から消せませんでしたものねえ。

    考え事をしていても頭の中はいつもそんな語尾になってしまって、困りました。

  • やっぱり傑作。
    入り込むのに時間がかかったけど、入っちゃったら感情の機微とかが、手に取るようにわかって、今も昔も変わらないんだなぁと。
    当時の文化をもう少し知ってたらよかったかな。

  • 頭が良くなる1冊

    脳みそが痒くて気持ちの良い爽快感あふれる書。
    頭が空っぽな母親と姉妹
    主人公のエリザベスとダーシーの会話は面白すぎて
    胸がすっきりする
    とても1700年後半に書かれたとは思えない
    それがオースティンのすごいところなのでしょう

  • 古典恋愛小説。
    作者の人間観察の妙がよく出てた。
    夏目漱石が賛美したように、物事を多面的に捉えていて、それでいてここの主観を大切にし、ポリフォニックな描きかたは見事。
    人は必ず主観の中でしか生きられず、だからすれ違い、分かり合うことが難しい。
    でもだからこそ少しでも心が通じた時に、うれしくなる。
    エリザベス萌え。

  • この本のどこかに、まるで春の光が差し込むような美文がある。高校生の頃、美文というのを体で感じた最初の経験だった。それ以来何度かページをめくり直して探すんだけど、なんでか見つからない。

  • 素晴らしかった!
    タイトルは、「高慢と偏見」の方がしっくりくるかな。
    前半は、個人的外国文学あるあるの「人の名前が覚えられなくて誰が誰だか分からない状態」。背景知識もさっぱりで読むのが辛かったけど、ウィッカムの真実が明らかになるくらいからおもしろくなり、リディアの大事件が起きて以降は夢中になって一気に読み進めてしまった。

    今この状態でもう一度最初から読み直したいと思った。
    エリザベスとダーシーが、昔を振り返って苦笑しながら「もう過去を振り返るのはやめようw」と話していたように、私もエリザベスと物語の最初から振り返って、「あの時のダーシーほんと感じ悪かったよねwあんなのでよく好かれると思ってたねww」とくすくす笑い合いたい。そんな気持ちになった。エリザベスはほんと聡明な良い子。
    ラストは多少ご都合主義感はあったけど、物語なんだからこれで良い。これが良い。さっぱり清々しい気持ちになれた。本当に素晴らしかった。

    恋愛、結婚、家族、親戚、友情、教育について、教訓になるエピソードがいくつもあった。こういう教訓めいたお話、大好き。

    私も早く結婚したい。エリザベスとダーシーのような夫婦になりたいぞ!

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