シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 432
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102134016

作品紹介・あらすじ

ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う『赤髪組合』、乞食を三日やったらやめられない話『唇の捩れた男』など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。

感想・レビュー・書評

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  • 近代探偵小説の金字塔、シャーロック・ホームズ。いやー、めちゃくちゃ面白いではないかい。若干翻訳がフィットしない部分もあったが、良いアクセント。奇抜、神出鬼没、クールな推理力は読者を心地よく惹きつけるのであろう。ホームズの良き話し相手のワトスン医師、彼の絶妙な無能さがホームズを引き立てる。ホームズを唯一だし抜いた女傑アイリーン・アドラーの登場、彼女のパーソナリティの魅力が伝わった。日本でいうと峰不二子かな。犯人を当てるポイントは、一番得をする者は誰なのか?推理小説ではこの視点を持つと案外当たるのかもね。

  • シャーロック・ホームズの冒険で一番面白かった巻は一番最初の巻である、「ボヘミア醜聞」であるのだ。どんなところが面白かったかと言うと、美女のアイリーアトラーとそこの国の国王である時人物が、ある時結婚した。しかし、国王陛下は、二人に身分の差があると言うことに、気がつき、すぐに離婚をしようとした、しかし、美女のアイリーアトラーは離婚を認めない。それが続き、また、身分が同じである、女と結婚する事になった。その時、「結婚をするんだったら、三日後結婚の証明写真を、今から結婚する予定のある人に送るよ」と言われて、国王陛下はパニックに。そして、一番頼る事が出来る、ホームズに助けを求める。ホームズはある作戦を用いて写真を奪おうとする。しかし、賢いアイリーアトラーは、ホームズが写真を奪おうとしている事を察して、海外に行ってしまった 。その日は、アイリーアトラーが写真を送る日で、もう遅かった。しかしながら、アイリーアトラーは、ホームズの作戦に感激し、送らないと手紙で言ったというどちらにも損はなく、どちらもいい気分で、終わった事だ。私は、どちらかが、悪い気持ちで終わる。又は、どちらも悪い気持ちで終わると思っていたのですが、このようにどちらも良い形で終わらす事が出来る、コナン=ドイルはすごいなぁと思った。

  • ホームズとワトスンのやり取りで始まることの多いオープニングを読むだけで、ワクワクしてくる感じが好きです。今度はどんな事件が舞い込むのか。

    シリーズ初の短篇集は、連続殺人や密室トリックのような派手で分かりやすいものは少ないが、ホームズの知識と経験に基づく観察眼で、徐々に事件の概要が明らかになっていく過程には、やはり普遍的な面白さがあり、幼い頃に私が思っていたよりも、人間ドラマが多いなと思ったのは、嬉しい収穫でした。

    ホームズは変わり者というイメージも、実際読むと、案外思わなかったですね。ユーモアを大事にしつつ、紳士でいながら、「オレンジの種五つ」での依頼人への後悔を見せる一面は、自分に自信を持つと共に、それだけ自分に対する厳しさも持っている、責任感の強い方だなと思いました。

    あとは、やはりワトスンとの友情が良いですね。
    「花嫁失踪事件」での、「われわれに残された問題は、このもの寂しい秋の夜をいかにしてすごすべきかにあるんだ。」は、なかなか言えない台詞だなと思い、切なくなりました。遅ればせながら、私もすっかりホームズファンになったようです。

  • いかな名作と云えど、やはりそれを読む時期というものがあって、本作も例外ではない。
    この『シャーロック・ホームズの冒険』はオールタイム・ベスト選出に必ず上位5作の内に入る逸品ではあるが、五十路を控えた我が身にはやはり幼少の頃のように純粋に愉しめたとは云えない。ホームズが依頼人の特徴を瞬時に捉えて職業を云い当てる件は、今読むと滑稽だし、ワトスンも医者の割には脳が足りないように見える。
    しかし、今の目で見ても収められている短編の内容はヴァラエティに富んでいる。
    幼少の頃読んで以来、手にしなかったホームズ譚を改めて大人になった今、じっくり読み直そう。

  • ミステリー好きとして読んでおきたかった作品。若干の読みにくさはあるけど、凄く面白かった。青いガーネットとまだらの紐が好きでした。

  • 1つの短編につき大体40ページほどなので、さっくり読めました。
    個人的には「ボヘミアの醜聞」アイリーン・アドラーが大好きです。ホームズを見事にやり込めた手腕は流石ですね。
    また、物語の中で「前に〇〇という事件があったよね」と、別の事件に対する言及がされているのが好きでした。短編集ですが、ホームズが手掛けた事件という連続性が感じられました。

  • 日本でお馴染み「名探偵コナン」の作者さんが崇拝する、コナン・ドイルのホームズシリーズです。短編で読みやすく、膨大な知識と経験を駆使して事件を解決していく姿は、まさに江戸川コナン君の師匠と言えるでしょう。

  • ホームズとワトソン世界的コンビの推理小説。
    聖書に次ぐベストセラーと評されているらしい。
    流石に今更感はあったけど、読了。児童書で、何冊か読んでいた記憶はある。
    作品としては、トリックが古いので推理小説としては楽しめない。生き物など使ったり、移動手段に馬車使ったり。
    でも、現代でも、この作品のパロディやリスペクトが溢れている。原点を知っていた方が楽しめます。


  • 短編集ということもあり
    1話1話の内容が軽く、読みやすかった。

    事件や謎に直面し、解決云々の
    ラストを迎えるまでの50ページ前後は
    アニメ 金田一少年の事件簿を見る時の感覚と
    似たようなものを感じた。

    今作では「まだらの紐」が一番好き。

  • 新潮の百冊から。
    子供の頃、ルパン派だったので(江戸川乱歩はもちろん全部読んだ)、実はホームズは読んだことがなかった。
    オマージュと言われるものを読んだりしてたのだが…(恥)
    ワトソンとにやりとりが面白いのですね。

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著者プロフィール

1859年スコットランド、エディンバラ生まれ。小説家。推理小説、歴史小説、SF、戯作など、多岐にわたる作品を残す。中でも「シャーロック・ホームズ」シリーズは、現代のミステリ作品の基礎を築いたとされる。1902年にナイトに叙せられ、「サー」の称号を得る。1930年没。

「2021年 『シャーロック・ホームズの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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