シャーロック・ホームズの事件簿 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 115
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102134047

感想・レビュー・書評

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  • 這う男、サセックスの吸血鬼が特に好き!ホームズの語りもあり、独特な雰囲気が好き。どれも伏線回収は圧巻です。

  • 正式なシャーロック・ホームズシリーズとしては本書が最後になるだろうと思うのだが、それを意識せずとも晩年のホームズの活躍が多く散りばめられてシリーズの締め括りを暗示した内容であった。
    しかもあまり云いたくはないのだが、明らかにドイルはネタ切れの感があり、前に発表された短編群とアイデアが似たようなものが多い。
    代表的な例を挙げれば「三人ガリデブ」がそうだろう。これはほとんどまんま「赤毛連盟」である。
    しかし、カーを髣髴させる機械的なトリックが印象深い「ソア橋」が入っているのも本書であるから、苦心していたとはいえ、ヴァラエティに富んだ短編集であることは間違いない。特に最後に「覆面の下宿人」のような話を持ってくる辺り、心憎い演出ではないか。

  • Macでマザリンと打ち込むと「マザリンの宝石」が変換候補に出るくらいシャーロック・ホームズシリーズは欧米人にとっては身近な物語なんだな〜。犯人から宝石を取り上げるシーンは、喜劇のようだった。「ライオンのたてがみ」は、一線から退いたホームズの、隠退先での事件である。そろそろホームズを引退させてあげて……という著者の思いが感じられるのだが、如何だろう?

  • シャーロックホームズはやっぱおもろいけど、もっとワトソンのこと大事にしてあげて欲しいなぁ

  • 危険を分かち合うのは初めてじゃないぜ。これが最後だなんてことにはならないように祈るがね。
    ソア橋 ホームズと依頼人の最初の掛け合いがおしゃれ

  • シャーロックホームズ初めて読んだのだが読みやすくて面白かった。
    吸血鬼の話がお気に入り。

  • ワトソンではなくホームズ視点のお話もあっておもしろかった!

  • 小さな伏線をいくつも散りばめて推理の段階で一気にそれを回収していくカタルシス、この手の作品にめっぽう弱いんだよなあ
    いやあ面白い

  • 今更ながらにホームズを読破してみようと思い立って「緋色の研究」から読み始めたのだが、ついに読み終えてしまった。
    舞台はもう1900年代。電話が登場しているし、ロンドンの雰囲気は「緋色の研究」の頃から比べてだいぶ変わった。ホームズも隠退してしまうし。でも彼の頭脳は衰えを見せず、まるで年をとったという感じがしない。同居をやめてあまり会わなくなったとはいえ、ワトスンとの友情も変わらず強固でなんだか嬉しい。「三人ガリデブ」の一幕は胸が熱くなる。
    でも、あんなに仕事が大好きだったホームズが何故隠退を夢見ていたのかよくわからない。ドイルがホームズから引退したがっていたことが反映されているのか?笑

    この巻で印象に残ったのは「高名な依頼人」。ホームズVS手強い女性の話は面白い。いつもと違って翻弄されるホームズが見れるから。ちょっとアイリーンを思い出した。
    悪い意味で印象に残ったのは「這う男」。これはもうファンタジーでは。

    ホームズとお別れするのは寂しい。ドイルにホームズを書き続けてくれと懇願したシャーロキアンの気持ち、今ならわかる。

  • 冒頭の高名な依頼人、
    正義のためなら手段を選ばず、というのはホームズシリーズを読んでると結構でてきて、やたらと不法侵入してたりする。まあ、私はホームズのそーゆーとこ結構好きだが。
    でも「マントの下にさも大事そうにもっていた小さな包みがあんなものだとはどうして気がつこう?」にはほんとか~っと少々の疑いあり。それが何かさえ分かってしまうのがホームズでは??分かってて放っておいたのでは?というのは穿ちすぎか?

    這う男、以外は殆ど初読みの感。
    ドラマでもみたことないような・・・。

    ライオンのたてがみはホームズが語り手役。
    若干、ワトソン語りよりは淡々としているか?でもちゃんとおもしろかった。

    なんだがいろんな読み応えがある短編がつまっていて楽しい一冊。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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