緋色の研究 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102134054

感想・レビュー・書評

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  • ホームズとワトスンの出会い。
    すべてはここから始まったんだね。
    二人が出会ってまもなく、事件が展開していき、ホームズの超人的な推理力が発揮される。
    その自信に満ちた天才ぶりは、彼ならどんな難事件も解決してくれるだろうという期待を抱かせる。
    二部構成となっており、第一部は相棒のワトスン目線で語られ、第二部は壮大な復讐劇の真実が明かされる。なんて哀しい物語なのだろう…
    もうホームズの推理が凄すぎて、つい相棒のワトスンは普通の人のように思ってしまうが、彼も医者であり十分賢い人なんだよね。
    名探偵シャーロック・ホームズの誕生。と同時に名コンビの誕生でもある。
    これから、どんな事件が彼らを待ち受けているのか。どんな風に事件を解き明かしてくれるのか。楽しみだ。

    • ひろさん
      いっきゅうさんも読まれたことがあるんですね!!
      忘れたなら再読して楽しめますね!(*´∀`)b
      いっきゅうさんも読まれたことがあるんですね!!
      忘れたなら再読して楽しめますね!(*´∀`)b
      2024/07/11
    • 1Q84O1さん
      ひろさん

      このシリーズの表紙が気に入って何冊か買って並べていましたが、今となってはどれを買ったのか読んだのか全く記憶にございません…(;^...
      ひろさん

      このシリーズの表紙が気に入って何冊か買って並べていましたが、今となってはどれを買ったのか読んだのか全く記憶にございません…(;^ω^)
      2024/07/11
    • ひろさん
      いっきゅうさん♪
      この表紙いいですよね~(*´▽`*)b
      いっきゅうさん、今は手元にない感じなのでしょうか?
      新潮文庫の飾らないシンプルな感...
      いっきゅうさん♪
      この表紙いいですよね~(*´▽`*)b
      いっきゅうさん、今は手元にない感じなのでしょうか?
      新潮文庫の飾らないシンプルな感じが結構好きです♪
      2024/07/12
  • 小学生の頃、私に読書の魅力を教えてくれたホームズ。
    今回、数10年振りに3度目の全集読み返しを始めてみた。まずは第1作目の「緋色の研究」
    古い作品なのに読み易く軽快なストーリー展開で非常に楽しかった。ソルトレイクの話は全く覚えてなかったが、逆に復讐への動悸がゴールドラッシュのアメリカで繰り広げられて夢中で読んでしまった。

    • 土瓶さん
      いきなりですが「バスカヴィル家の犬」が好きです。
      いきなりですが「バスカヴィル家の犬」が好きです。
      2022/06/27
    • kakaneさん
      土瓶さん、コメントありがとうございました。
      たしかバスカヴィル家の犬がホームズシリーズの最高傑作という評価だったと思います。個人的にはライバ...
      土瓶さん、コメントありがとうございました。
      たしかバスカヴィル家の犬がホームズシリーズの最高傑作という評価だったと思います。個人的にはライバルのモリアーティとの恐怖の谷が好きです。
      近いうちにバスカヴィル家の犬は読み直そうと思っています。ありがとうございました
      2022/06/27
  • This is one of the best book, I’ve ever read in my life!読了後にそう叫びたくなる!この本がシャーロック・ホームズの推理本だということを忘れさせる内容だった。犯人が背負う暗い過去、そして壮絶な復讐劇。まるで「モンテクリスト伯」を読んでいるようだった。表紙絵の色が緋色。この色合いが内容と合致して何とも言えない重厚感。復讐を成し遂げるまでの犯人の人柄や生活、憎悪、追跡。この場面を緻密に描写し、犯人に対する復讐を遂げてほしいと思う自分がいた。

  • 短編集は読んだ事があるのですが、長編は初めて読みました。
    四作品あるようで今更ですが順番に読んでいこうと思います。

    物語はホームズとワトスン君が出会い同居生活を始める。
    ここから始まったんだなと感慨深い気持ちになりました。
    既にホームズのキャラは確立していて魅力満載です。
    第二部から突然話が変わったのかと困惑してしまいましたが、もちろんしっかり繋がっています。
    ホームズが出てこないしちょっと長く感じましたが…
    結局半分くらいしか登場してないような気がしますがそれでも魅力的なホームズ。面白かったです。

  • なるほど!
    最近読んだ異邦の騎士を思い起こす遠大な復讐劇と、ホームズ&ワトスンの関係性。
    様々な作品がここから始まった、まさに記念碑です。
    私がシャーロッキアンに成るかは判らないけど、とりあえず大人になってからのシャーロックホームズは楽しめました。
    最近巷でちょくちょく目にするモリアーティ教授まで読み進めてみようと思います。

  • やはり、シリーズ第1作ということで、ホームズとワトスンの出会いを知ることが出来たのが、単純に嬉しかったです。

    そして、さっそくホームズがワトスンを必要としているエピソードがいくつか入っているのも見所で、ワトスンに探偵術を褒められた時だけは、素直に照れるホームズ(笑)に、今回の案件に誘ってくれたワトスンに対して、真面目な感謝の言葉を述べるホームズと、いいコンビぶりが、既に垣間見えます。

    また、発表当時、この作品への反響がほとんど無かったとの事ですが、仮にホームズの前知識が無いとしても、観察に基づいた理論的な推理ものとして、充分楽しめる内容だと思います。伏線も効果的に入っているし、個人的には、ホームズの分析的推理の説明に、すごく腑に落ちるものがありました。

    それから、二部構成という少し珍しい展開になっているのが、おそらく一番のポイントかと思うのですが、私は良かったと思います。法的にどうこうというのがあるのは分かるけど、それでも加害者への目線が優しいと思わずにはいられなかった。

  • 最近はちょっと昔の推理小説にハマっているようだ。
    以前、アンソニー・ホロヴィッツの絹の家を読んでから、今更ながらシャーロックホームズシリーズに興味を持ち、シリーズの第一作のこれを読了。

    物語の第二部で過去に遡り殺人事件に至る経緯になっていて謎解きよりも、この経緯がしっかり描かれていたのが素晴らしい。

    コナンドイルが書いた時期は19世紀末。そうとう昔だけど何も違和感なく楽しめました。

    さて、このシリーズは沢山あるし、アガサの本も積読してるし、時間が足りない。どうしようかな。

  • 記念すべき名探偵シャーロック・ホームズの初登場作品だが、私は今回初めて読んだ。
    で、感想はと云えば、これが思った以上に凝った構成になっていることに驚いた。黄金期もしくはそれ以前の推理小説は事件の起きた時間軸上を登場人物が右往左往し、やがて真相に辿り着くという趣向がほとんどなのだが、本作は犯人発覚後、いきなり昔の西部開拓時代へ移行し、動機に至るエピソードが語られる。これが短編小説並に素晴らしいのだ。
    このような革新的な構成をもって現れたホームズ。今に息づく真価が見えたか!

  • ホームズとワトスンの最初の一冊というだけで読む価値ありですな。

  • シャーロック・ホームズシリーズのオマージュのようなアニメやドラマはいくつか観たことがありましたが、原作は初めて読みました。
    大学の英米文学の授業で、イギリス文学について学び、メジャーなものは教養として読んでおいた良いかなと思い至り、早速図書館に行ってきました。私が行った図書館には3社ほどがホームズシリーズの翻訳を出版していて迷いましたが、1番メジャーそうな新潮文庫の本にしてみました。

    かなり昔(昭和28年)に翻訳されたものとだけあって、読むのに時間がだいぶ掛かってしまいましたが、トリックや推理のパートは楽しく読むことができました。

    自分の記憶の中では、当たり前のようにホームズとワトスンでしたが、2人の出会いも書かれていて、まだ1冊読んだだけですが、2人について詳しくなれたような気がします。

    第2章では犯人目線で事件に至るまでの過去回想がかなり長めに用意されており、今までのミステリーではあまり見たことないような形式で、新鮮に感じられ、楽しめました。

    私の読解能力が低かっただけかもしれませんが、結局、ホームズたちのところに指輪を取りに来たのはただの友人なのか気になりました。

    ホームズシリーズの第2巻も既に借りてあるので、また読むのに時間が掛かってしまいそうではありますが、読むのが楽しみです。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2023年 『コナン・ドイル① ボヘミアの醜聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アーサー・コナン・ドイルの作品

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