バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1990年1月1日発売)
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感想 : 208
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本 ・本 (268ページ) / ISBN・EAN: 9784102134078

感想・レビュー・書評

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  • ゆのまるさんのレビューから読みたくて。ドラマ観てても面白く読めた。ホームズ長編は冒険譚のイメージだったが、今回は次々と謎が深まりミステリーとして飽きない。重要任務を担ったワトソンの活躍とホームズとのバディっぷりよかった。

  • めっちゃハラハラドキドキした~!
    魔犬に襲われるー!って、臨場感たっぷりだった。
    今回はワトスンがホームズの代わりに大活躍?!
    …と思わせておいて、それもホームズの作戦で、それを知っても素直に納得するワトスンは、やっぱり人格が素晴らしい。
    ホームズの頭のキレは相変わらず最高。
    ホームズが事件を振り返り、ワトソンに説明してくれるので、読者の自分も全てが繋がりスッキリした。

    • 土瓶さん
      おお!! ひろちゃーん。
      ハラハラドキドキするよねこれ。
      ホームズものにしては珍しく長編だったし。
      あの魔犬がホント怖かった思い出。
      おお!! ひろちゃーん。
      ハラハラドキドキするよねこれ。
      ホームズものにしては珍しく長編だったし。
      あの魔犬がホント怖かった思い出。
      2024/10/18
    • ひろさん
      どんちゃーん♪
      こんなにハラハラドキドキしたの久しぶりだったよー!
      魔犬は犬じゃなくて何かのトリックか何かかな?なんて想像しながら読んでたの...
      どんちゃーん♪
      こんなにハラハラドキドキしたの久しぶりだったよー!
      魔犬は犬じゃなくて何かのトリックか何かかな?なんて想像しながら読んでたのだけど、本当に魔犬だったんだー!って驚きと恐怖でした((( ;゚Д゚)))
      どんちゃんはこれを子どもの頃に読んでたなんてすごいなぁ。
      2024/10/19
  • いつものように一部、二部と分かれておらず、シリーズ最長の長編だと言われている今作品。
    特殊地帯かつ田舎ならではのトリック。
    発想はすごいがなんともファンタジー色の強い作品でした。
    ミスリードもあり、動機も至ってシンプル、かつ情景がしっかり描かれているの場面を想像しやすく、読みやすかったです。
    ワトソンを上手に使うホームズでした。

  • ホームズもので有名な長編をチョイス。それにしても、新潮文庫の統一された表紙はいいですね〜。色合いもオシャレだし、浮き彫りされたモチーフも凝っています。
    もう一つ余談で、昔のコナン映画で『バスカヴィル家の犬』を元太くんが「バス噛じる犬」と聞き間違えるシーンがありましたよね?それ以来、タイトルが印象に残っていた作品です(どんな覚え方)。

    ホームズものの長編を読むのは『緋色の研究』『四つの署名』に続いて三冊目になりますが、二部構成だった前作と異なり、こちらの方が読みやすい印象を受けました。
    特に今作はワトスン君の大活躍が描かれるわけですが、お人好しで勇気溢れる人柄にはニッコリしてしまいました。それを温かく見守るホームズも良い。
    ただ、”口から火を吐く犬とは思えないほど大きな獣”が実際の猛犬なのも、犯人がおそらく底なし沼に沈んでしまったという結末もちょっと拍子抜け感が……。でも、キャラクター小説としての魅力もあり、ホームズ作品がこれだけ映像化されているのもまた納得ではありますね。

    まだモリアーティ教授が出てくる作品が読めていないので、そちらも手にとってみたいなと思います〜。

    • 111108さん
      ゆのまるさん♪

      新潮文庫のホームズシリーズ、浮き彫りモチーフかっこいいですよね!いつもは白地だけど、本書は魔犬をイメージして紺色なんでしょ...
      ゆのまるさん♪

      新潮文庫のホームズシリーズ、浮き彫りモチーフかっこいいですよね!いつもは白地だけど、本書は魔犬をイメージして紺色なんでしょうか、新鮮ですね。元太くんの聞き間違いは覚えてなかったけど、いかにもありそう笑
      ホームズもの、実は短編の方が私は気楽に読めて好きなのですが、ワトソン君の活躍ぶりを確かめるためにこちらも近いうちに読みたいです♪
      2025/04/27
    • ゆのまるさん
      111108さん♪

      統一感のある表紙は、つい集めたくなりますよね〜(⁠^⁠^⁠)
      この青色がかっこよくて、いつもはブックカバーをするのです...
      111108さん♪

      統一感のある表紙は、つい集めたくなりますよね〜(⁠^⁠^⁠)
      この青色がかっこよくて、いつもはブックカバーをするのですが、今回はそのままで装丁も楽しませてもらいました。

      短編ってなかなか満足のいくものに出会うのが難しかったりしますが、ホームズものは短編も面白いですよね!
      次に読む予定の『シャーロック・ホームズの思い出』でいよいよモリアーティ教授が登場するので、楽しみです〜(⁠´⁠ω`*)
      2025/04/27
    • 111108さん
      『シャーロック・ホームズの思い出』は、あの名場面出てくる話があったのでは?モリアーティ教授との対決わくわくしますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
      『シャーロック・ホームズの思い出』は、あの名場面出てくる話があったのでは?モリアーティ教授との対決わくわくしますね(๑˃̵ᴗ˂̵)
      2025/04/28
  • 最後の伏線回収で、なるほどなぁとうなりました。わかるようで、やはり最後までわからず、ホームズの推理力にニヤニヤでした。

  • 魔の犬の伝説やはまったら抜け出せない沼のある荒野など、おどろおどろしい雰囲気の中で、ワトソンが(事件解決への貢献度はともかく)大活躍するのがおもしろい。ワトソンが書いているという設定なのに自分をここまで三枚目に書けるのは、人の良さの表れという気がする。
    ほかの長編は二部構成で、それはそれでおもしろいものの中編×2というふうになってしまうのに対して、この作品は一続きの物語で長く楽しめるおもしろさがあった。

  • The Hound of Baskervills(1902年、英)。
    ホームズ・シリーズ、長編。

    名家バスカヴィル家の当主が急死した。代々伝わる伝説によると、先祖の悪業のために、当主は呪われた魔の犬によって殺される運命にあるという…。ワトソンが伝説の謎に挑む。

    ワトソン主体で物語が進行する、少し変わった趣向の作品。長編の中ではこの作品だけが、イギリス国内で話が完結している。

  • 海外ドラマ『SHARLOCK』にどはまり中です。
    本作を基にした回を見て、原作はどんなだったかと文庫本を手に取りました。

    舞台はイングランドの荒野。
    それも、ところどころに底無し沼が口を開け、夜になると深い霧が立ち込める不気味な一帯。
    その地の名家・バスカヴィル家の当主は魔の犬に祟られているとまことしやかにささやかれています。
    前当主の不可解な死の後、新たな当主としてやってきたヘンリ卿を守るべく、ホームズが捜査に乗り出します。

    …が、物語の半ばまではワトソン中心で進みます。
    ヘンリ卿と共に館で生活しながら、身の周りの異変や近隣住民のことを手紙でホームズに報告するワトソン…でも一向にホームズからの反応はありません。
    ホームズはどこで何をしているんだ!…と、ワトソンと一緒にやきもきしていると、颯爽と現れておいしいところを全部持っていってしまいました。

    後半に行くにつれて高まる緊張感と、その状況を楽しんでいるホームズの挙動から目が離せません。
    そして追いつめられた犯人が辿る運命に、少しの不気味さともやっとした後味を感じつつ読了。
    このくせになる感じがたまりません。

  • 初めて読んだのは確か小学4年生の時だったように思う。
    当時の教室に学級文庫が置かれており、その中の『呪いの魔犬』というのが同書の児童版だった。その記憶は曖昧ながらも当時胸をワクワクさせながら読んだ憶えがある。また魔犬の火を吹くトリックの正体が燐だったのもいまだに覚えていた。

    が、やはり30代を目前に控えた現在では本作を愉しめるほど純粋では最早なく、内容的に陳腐な印象を受けたのは否めない。
    ただ、私が推理小説に再び没頭することのきっかけとなった島田荘司氏のミステリに対する姿勢~冒頭の幻想的な謎を結末で論理的に解明する~の原点であるとの認識を新たにし、この作品の影響を多大に受けていることが判り、興味深かった。

    ただ古典に関してはどうしても没入できない。
    やはり現代とは違う特殊な文体故か。次はこうありたくないものだ。

  • 今から100年以上も前に書かれた『バスカヴィル家の犬』ですが、この作品は今なお多くのファンに愛され続け、ホームズの長編小説において最も高く評価されている作品でもあります。

    まず、そもそも本のタイトルがいいですよね。『バスカヴィル家の犬』という何ともミステリアスでキャッチーなフレーズ。

    そして話の冒頭から謎が謎を呼び、ホームズですら苦戦する厳しい展開。敵はあのホームズを煙に巻くほどの相当な手練れです。

    また、物語の舞台もこれまた秀逸です。いかにも何か起きそうな不気味な空間。自然環境と人為が絡み合った恐ろしい舞台装置は読者を常にハラハラさせます。

    これは読んで間違いなしの名作です。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2023年 『コナン・ドイル① ボヘミアの醜聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アーサー・コナン・ドイルの作品

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