オリエント急行殺人事件 (新潮文庫 ク-3-4)

  • 新潮社 (1960年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (341ページ) / ISBN・EAN: 9784102135051

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

重厚で華麗なプロットが展開される本作は、雪に閉ざされたオリエント急行で起こる陰惨な殺人事件を描いています。名探偵ポワロが乗客の中から犯人を探し出す様子は、驚愕のドラマとともに進行し、最後には予想外の結...

感想・レビュー・書評

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  • アガサ・クリスティの名探偵ポワロ物では「アクロイド」と双璧をなす傑作。また、ミステリ史にも燦然と輝くクリスティの代表作である。
    高校生の頃に「アクロイド」に引き続き読み、クリスティにハマって試験勉強が疎かになった思い出がある。(笑)
    今ではお約束かもしれないが、その重厚で華麗なプロットが秀逸で誰もクリスティに太刀打ちできないと思う。
    本作はいくつかの出版社で出ていて、たまに好きな2場面を立ち読みすることがあるが(最初の方の士官との会話と、最終場面ポワロのセリフ)、やはり、この新潮文庫版の日本語訳が一番好きである。映画の一場面の表紙もなかなか良い。

  • 雪のためユーゴスラヴィアの山中で立ち往生したオリエント急行の車内で起こった陰惨な殺人事件。乗客の誰かが犯人なのか? ゴージャスな列車が舞台となり、驚愕のドラマが繰り広げられ、ポアロの脳細胞は真相に迫り、ラストは主役(誰のことか分かったら吃驚しますよ)が堂々たる姿を! 映画化にふさわしい名作ですね。

  •  アガサクリスティの中でも上位に位置される程、完成度の高い作品。オリエント急行という列車の中で、殺人事件ご発生し、ポアロが謎にいどむ。
     作品を通し、大胆不敵なトリックに魅了される。クリスティ以後でこのトリックを活用した作品は殆ど知らないし、「アンフェア」と言われればそうかも知れないが、今作では丁寧にヒントを提出しているし、当時の作品の中にはネタバレとしか言えない邦題がついたものまで販売されている。
     当時、既にクリスティ作品ふ何冊か読んでおり、それでもまだこの様な作品があるのかと衝撃を受けたことを覚えている。
     また、ポアロの人となりがとてもわかる作品。ポアロは自信家だが、決して人への慈しみや愛情が希薄な訳では無く、今回のような解決に至る場合もあると知り、とても感動した記憶げある。クリスティは不幸になるべき人材は不幸になる様に描写しており、今回の被害者も不幸になるべき人物だ。現代では、謎は解決されるもの、どんな時でも正しいものは正しいという考えが土台にある為、残念ながら今作の様な結末に至る事は少ないし、もしかすると批判があるかも知れない。
     ただし、僕はこの真相こそポアロシリーズの真髄であり、かれの探偵としての正義だと認識している。

  • 大学時代から、何度も何度も読み返しているポワロもの。話の筋も犯人も分かってるのに、ある日突然「読みたい発作」が急に襲ってくるシリーズなので、結局ずっと本棚に並んでます。今回も、なぜか急に読みたくなったので久々に本棚から抜き出して一気に読了。

    推理小説の書評で一番やっちゃいけないのが、推理の筋が分かるようなネタを書くことと、犯人の名前を出すこと。なので、ここでは粗筋だけ。
    中東からヨーロッパへと横断するオリエント急行の車内で、ある年老いた億万長者が刺殺された。状況から考えて、犯人は必ずほかの乗客の誰かであるはずだが、どの人物にもアリバイがある。偶然乗り合わせたエルキュール・ポワロは、被害者と殺人者とを繋ぐわずかな手がかりを掴み、そこから大胆な推理を展開していく。

    ポワロものの中でも有名であり、どうやら日本でもこの小説をベースにしたドラマが放映されたりしたらしいので、トリックや犯人像も含めて知っている人は多いかもしれませんが、それでもやっぱり読んで損はないと思います。
    特に、物語の最後にポワロが発した一言、ここに著者の粋が詰まっていると言ってもいい。残念ながらまだ原文(英語)を読んだことがないんですが、このように翻訳した訳者の技量も素晴らしいと思います。

  • 初めてのアガサクリスティ。児童書にもなってるくらいの有名作だけど、読んだ事なかった。
    名探偵のポアロ氏は小太りのハゲのオジサン。彼が仕事帰りにアレッポから乗り込んだオリエント急行内。雪に閉じ込められた車内で起きた殺陣事件。
    被害者の人物像、他の乗客のキャラクターから
    徐々に解き明かしていく。
    まず読み始めからワクワク、地図でバグダッドからアレッポ、イスタンブール、旅行気分でした。
    そして犯人は、
    私の推理は外れました。見事に。
    初版が1939年の新潮なので、そこかしこ時代感じました。
    表紙がまた味があって、レトロで持ってるだけで嬉しい。
    引き続き、他のアガサクリスティ作品読んでみます。

  • 深夜に映画がやってて途中まで見たら面白かったので原作を読んでみた。

    アガサ・クリスティは2作目。
    私は推理小説を好んで読んだりはしないが、クリスティは本当に面白い。
    結末については途中からなんとなく想像がついてたのでアッと驚くという感じではなかったものの、推理や観察眼が鋭くて、会話の中に伏線が盛り込まれてるのが面白い。全然気づけなかった笑
    そして正しい結論を出すものの、最終的な判断にじんわりくる。人情味があるところも魅力だろう。正しい結論が必ずしも正義とは限らないのかもしれない。

    サクサク読めて本当に面白かった。他の本も読んでみたい。

  • 再々々読。
    わかっているけれど面白い。
    出来れば何にもわからなかったあの日の戻ってピュアな気持ちで読み直したい。

  • トルコから急ぎロンドンに戻ることとなったポワロ
    雪で止まったオリエント急行内で起きた殺人事件。
    事情聴取を試みるほど謎は深まるばかり…

    ポワロ自身が評した「寄木細工のような」という表現、
    事件の仕組まれ方を見事言い表していました。


    ポワロが起きたことを時系列にまとめたり、疑問を列挙したりする部分にも注目。
    あと紙がぱりっとしてたのが、なぜか印象に残っています。なぜだろ。

    メモ:
    ポワロが見抜き不思議な言動で切り拓いて行く
    警察と違って「なにもかも理知に依る仕事です」(208)
    嘘(295) イギリス人(304)

  • とても面白かった。いくつか読んだ作品の中でも最高の部類。あまりにも有名な作品ではあるが、前知識が全く無い状態で読めて良かった。列車が舞台という事で車内の様子なども興味深く、ポワロとブック氏の会話も面白くて、微笑ましく読んでました。唯一の難点が、文字が小さくて読みづらい。慣れるまで目が疲れて仕方無かった。

    ハッバート夫人、無駄にお騒がせな夫人としか思ってなかったけれど、真相を知った今どんな気持ちで娘の話をしてたのかと思うとやるせない。せめて本懐を遂げられた事が唯一の救い。

  • 面白かった。全く想像できない展開だった。ミステリー小説だけど、人間味があってとても良い。ポアロ探偵が大好きになった。

  • 所謂クラシックミステリー本の1つ。このジャケットが良いです。序盤は乗客を覚えるのが大変です。

  • 初めて読んだポワロシリーズ。
    前情報なくまっさらな気持ちで読む機会に恵まれて良かった!
    電車旅の雰囲気も楽しく、伏線も展開も文句無しに面白かったけど、まだまだ他の作品に期待したくての星4。

    ○ポワロと博士とブック氏が推理会話するところ、可愛い。
    ○終わりのキレの良い締め方がとても粋。
    ○真実を知るとお騒がせ夫人があんなに娘の話してたのが、見え方が変わって本当にやるせない。事件さえ無ければ皆さん屋敷で団欒してる未来もあったろうに…

  • 推理小説という枠組みからは飛び得ないが、古典と呼ぶにふさわしい作品だった。展開はとてもシンプルだがそれ故無駄がなくとても読みやすかった。また犯人や物語の締め方もかなり面白くてかなり好きな小説になった。


  • 探偵ポアロが登場するアガサの代表作の1つ。ヨーロッパを入るオリエント急行内で起こった12の傷跡を刻まれた老富豪ラチェットの殺人事件。乗客には各々アリバイがある中で、浮かび上がってきたアームストロング家の無残な幼児誘拐殺人事件。真相は、乗客全員が当該家の関係者であり、全員が1回ずつ刺すというもの。復讐の正当性を踏まえて、外部からの侵入者による犯行とする結論。なかなか面白いが、古典であることもあり、若干読みにくい。
    クリスティは、精神の集中を乱すものが嫌いで、群衆、騒音、ラジオ、映画、蓄音機、酒、たばこが大嫌い。好きなものは、太陽、海、花、旅行、料理、水泳、テニス、ピアノ、コンサート、読書とのこと。

  • 昭和35年に発行され、自分の手元にあるのは平成3年発行の46版。
    この本を見つけてから30年近くかかり、やっと読むことができた。
    ポアロ、魅力的な名探偵。
    そして、派手さはないが丁寧な推理小説だった。
    そして、あのドラマ版はなんてよくこの空気を再現しているのだろうと、改めて感じ入る。

  • ポワロシリーズ

    もう、未読の人も犯人を知ってる古典ミステリだけど、
    当時の衝撃っていかほどのものだったのかなぁ
    現代においてはトリックというものがほぼ成り立たないものね。
    しかもクリスティはそこのみならず文学・風俗描写も楽しめるのだから。

    最後のポワロの結論に至るまで、クリスティの凄さが堪能出来ます

  • 初めてのクリスティ作品。
    読みやすくて、サクサクと楽しめる作品でした。
    内容も血なまぐささがなかったので、好みでした。

  • 野村萬斎のドラマ見て原作が気になったので。

    ドラマを見てたからかABCよりサクサク読めました。
    じゃなかったら途中で諦めてたかも?

  • 名探偵エルキュール・ポアロの推理にのめりこんでしまう。

  • 前々から知っていて、読みたいと思っていた本。ドラマをきっかけに、読む。あらすじは知っているはずなのに、犯人も知っているはずなのに、どんどん読めてしまう。最後のポワロの言葉が、おしゃれすぎて、カッコよすぎて、感動的だった。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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