オリエント急行の殺人 (新潮文庫 ク 3-4)

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本棚登録 : 382
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102135051

感想・レビュー・書評

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  • アガサ・クリスティの名探偵ポワロ物では「アクロイド」と双璧をなす傑作。また、ミステリ史にも燦然と輝くクリスティの代表作である。
    高校生の頃に「アクロイド」に引き続き読み、クリスティにハマって試験勉強が疎かになった思い出がある。(笑)
    今ではお約束かもしれないが、その重厚で華麗なプロットが秀逸で誰もクリスティに太刀打ちできないと思う。
    本作はいくつかの出版社で出ていて、たまに好きな2場面を立ち読みすることがあるが(最初の方の士官との会話と、最終場面ポワロのセリフ)、やはり、この新潮文庫版の日本語訳が一番好きである。映画の一場面の表紙もなかなか良い。

  • 大学時代から、何度も何度も読み返しているポワロもの。話の筋も犯人も分かってるのに、ある日突然「読みたい発作」が急に襲ってくるシリーズなので、結局ずっと本棚に並んでます。今回も、なぜか急に読みたくなったので久々に本棚から抜き出して一気に読了。

    推理小説の書評で一番やっちゃいけないのが、推理の筋が分かるようなネタを書くことと、犯人の名前を出すこと。なので、ここでは粗筋だけ。
    中東からヨーロッパへと横断するオリエント急行の車内で、ある年老いた億万長者が刺殺された。状況から考えて、犯人は必ずほかの乗客の誰かであるはずだが、どの人物にもアリバイがある。偶然乗り合わせたエルキュール・ポワロは、被害者と殺人者とを繋ぐわずかな手がかりを掴み、そこから大胆な推理を展開していく。

    ポワロものの中でも有名であり、どうやら日本でもこの小説をベースにしたドラマが放映されたりしたらしいので、トリックや犯人像も含めて知っている人は多いかもしれませんが、それでもやっぱり読んで損はないと思います。
    特に、物語の最後にポワロが発した一言、ここに著者の粋が詰まっていると言ってもいい。残念ながらまだ原文(英語)を読んだことがないんですが、このように翻訳した訳者の技量も素晴らしいと思います。

  • 再々々読。
    わかっているけれど面白い。
    出来れば何にもわからなかったあの日の戻ってピュアな気持ちで読み直したい。

  • トルコから急ぎロンドンに戻ることとなったポワロ
    雪で止まったオリエント急行内で起きた殺人事件。
    事情聴取を試みるほど謎は深まるばかり…

    ポワロ自身が評した「寄木細工のような」という表現、
    事件の仕組まれ方を見事言い表していました。


    ポワロが起きたことを時系列にまとめたり、疑問を列挙したりする部分にも注目。
    あと紙がぱりっとしてたのが、なぜか印象に残っています。なぜだろ。

    メモ:
    ポワロが見抜き不思議な言動で切り拓いて行く
    警察と違って「なにもかも理知に依る仕事です」(208)
    嘘(295) イギリス人(304)

  • 推理小説という枠組みからは飛び得ないが、古典と呼ぶにふさわしい作品だった。展開はとてもシンプルだがそれ故無駄がなくとても読みやすかった。また犯人や物語の締め方もかなり面白くてかなり好きな小説になった。


  • 探偵ポアロが登場するアガサの代表作の1つ。ヨーロッパを入るオリエント急行内で起こった12の傷跡を刻まれた老富豪ラチェットの殺人事件。乗客には各々アリバイがある中で、浮かび上がってきたアームストロング家の無残な幼児誘拐殺人事件。真相は、乗客全員が当該家の関係者であり、全員が1回ずつ刺すというもの。復讐の正当性を踏まえて、外部からの侵入者による犯行とする結論。なかなか面白いが、古典であることもあり、若干読みにくい。
    クリスティは、精神の集中を乱すものが嫌いで、群衆、騒音、ラジオ、映画、蓄音機、酒、たばこが大嫌い。好きなものは、太陽、海、花、旅行、料理、水泳、テニス、ピアノ、コンサート、読書とのこと。

  • 昭和35年に発行され、自分の手元にあるのは平成3年発行の46版。
    この本を見つけてから30年近くかかり、やっと読むことができた。
    ポアロ、魅力的な名探偵。
    そして、派手さはないが丁寧な推理小説だった。
    そして、あのドラマ版はなんてよくこの空気を再現しているのだろうと、改めて感じ入る。

  • ポワロシリーズ

    もう、未読の人も犯人を知ってる古典ミステリだけど、
    当時の衝撃っていかほどのものだったのかなぁ
    現代においてはトリックというものがほぼ成り立たないものね。
    しかもクリスティはそこのみならず文学・風俗描写も楽しめるのだから。

    最後のポワロの結論に至るまで、クリスティの凄さが堪能出来ます

  • 初めてのクリスティ作品。
    読みやすくて、サクサクと楽しめる作品でした。
    内容も血なまぐささがなかったので、好みでした。

  • 野村萬斎のドラマ見て原作が気になったので。

    ドラマを見てたからかABCよりサクサク読めました。
    じゃなかったら途中で諦めてたかも?

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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