- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102135082
感想・レビュー・書評
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犯人は意外でした。読んでいる途中は誰もが犯人ではないという感じで、途中から出てきた人も怪しいけど犯人ではない、という感じでした。後から犯人とともに人物のつながりもわかるという点はちょっとずるいなあとも思います。
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数十年ぶりのクリスティ。流石に犯人はわかる。
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クリスティの魅力は登場人物にあると思う。
最後でレノックスのことがとてもすきになった。 -
クリスティの作品です。推理小説ははまると止まらなくなりますね。以前はホームズものにはまり全て読破しました。クリスティの作品も何冊か読んだことがあります。ポアロが出てくる作品が好きで今回紹介するものもポアロが事件を解決していきます。
ブルートレインという列車の中で億万長者の娘が殺されさらに所持していた宝石が盗まれる。その列車には被害者の夫が愛人とともに乗っていて・・・。偶然そこに居合わせたポアロが事件を推理していくという作品。
いつものように登場人物の把握から入りました。でもすぐに話に引き込まれました。加害者は誰なんだろう?と思いながら読んでいくと次々に怪しい人物が出てきます。最後には思ってもいなかった人物が犯人と分かり些細な会話や行動から推理できるポアロに感心してしまいます。
ポアロの犯人追及も魅力ですが出てくる登場人物の人間関係にもとても興味を持つことができます。一人一人の心理描写や生活背景などが丁寧に描かれています。この点がコナン・ドイルとは違う印象を受けますね。
クリスティの作品は数多くあるのでこれからも読んでいきたいな~と思います -
ポアロ
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アガサ・クリスティーの長編の一つ。
すでにドラマ化されています。
昔つかえていた大金持ちの婦人の遺産を受け取ることになったキャサリン。
リヴェイラ行きのブルートレインで相席になった女性・ルースが殺され、容疑者は夫とその愛人。
おなじみのエルキュール・ポアロの助手として大活躍です。
読んでいくうちにドラマ版のドキドキかよみがえってきます。
金に群がる親戚たちや友人たちがうじゃうじゃとキャサリンによってきます。
アメリカ人富豪は、やはりこの時代をうつしているのでしょう。
鏡が割られたり、顔がめちゃくちゃだったり。とてもえげつない遺体と秘密がわんさかなミステリー。 -
ブルートレイン(寝台特急)の人気の秘密を探るため、週刊誌記者の青木は東京駅16時45分発下り“はやぶさ”に乗りこむ。1号車の個室寝台で彼は隣室の“薄茶のコートの女”を取材し、彼女をモデルに写真を撮るが、そのフィルムを何者かに抜きとられてしまう。闇夜を西進する車内でふと眠りからさめた青木は、車内の異状に気づくが後頭部を殴打されて気を失う。翌日、東京の多摩川に、“薄茶のコートの女”の水死体が浮かんだ。彼女はいつ、どうやって多摩川まで運ばれたのか?