Xの悲劇 (新潮文庫)

著者 : クイーン
制作 : 大久保 康雄 
  • 新潮社 (1958年11月3日発売)
3.71
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  • 本棚登録 :192
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102137017

Xの悲劇 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なぜかとんでもなく時間がかかり、やっとのことで読了。
    やはりクイーンの論理的な描写が肌に合っているらしく、おそらくひっかかるであろうと危惧していた、時代を反映した死語(借りたのは昭和33年初版の増刷版だった)もなんなく切り抜けた。
    トリック自体はYの方が好き。でも犯人の動機や被害者の過去についてはXが良かったかもしれない。冷静な犯人VS論理思考の探偵の構図はやはり魅力的だ。最後の一言でタイトルの「X」の意味も分かったし、満足。
    ただ一つ悔しいのは、ドルリー・レーンシリーズ最後にして最大の謎を解説で翻訳者にばらされてしまったこと。大久保さん…!

  • 国名シリーズと並ぶ、クィーンの代表作とも言えるドルリー・レーン4部作の1冊目です。

    高校生の時以来の再読でしたが、正直第1の殺人の凶器と、犯人は覚えていたのですが、その他はあまり覚えていなく、改めて楽しんで読むことができました。

    ただ、高校生の時は特に思いませんでしたが、変装については、少し「う~ん」という感じを受けました。
    作中でレーンもサム警部に変装し、関係者から情報を得るのですが、帽子・サングラス・マスクといった顔を隠すという意味合いの変装なら許容できるのですが、堂々と顔を見せても正体がバレない変装がまかり通ると、何でも有りになってしまいそうで、若干ひっかかってしまいました。

  • 再読。サスペンスタッチで連続殺人が微細に綴られていく前半部は今の目から見るとかなりスローテンポだが、後半の鮮やか過ぎる謎解きをより印象づけるために敢えてそうしているのかもと思うと、その計算高さには計り知れないものがある。刊行時はバーナビー・ロス名義。そのイギリス風筆致も相まって、当時は誰もエラリー・クイーンの変名だと気づかなかったという。日本語訳ではそのイギリス的文章の妙味が判りづらくて少々残念ではある。
    そういえば序盤のやり取りの中に〈ジャック・デンプシー〉っていうボクシングのチャンピオンが出て来るけど(80頁)、これってデンプシー・ロールのデンプシーかな??

  • 事件自体のケレン味は少ないものの、真相はド派手なので、解決篇はかなりエキサイティング。
    ドルリー・レーンのロジカルな推理と芝居じみた(俳優だから当然だが)立ち居振る舞いに酔いしれた。

  • クイーンの作品は初めて読みました。難しそうかとおもっていましたがストーリーにひきこまれました。最後の犯人にはまったくわかりませんでした。

  • 2013年9月30日(月)、読了。

  • クイーン初読み。

  • 冒頭の「情報はすべて与えてあります」という言葉に,頭脳戦を真っ向勝負でやりましょうという本格ミステリ作家の意気込みを感じた.
    ここ数十年の作品には無いなあ.

    事件にまつわる沢山の情報と,
    主人公ドルリー・レーンの冷静で論理的な推理.
    読者の頭がこんがらがってきたところを,レーンの台詞が解きほぐしてくれる.
    このくり返しに心地よさを感じるほどだった.

    しかし,ドルリー・レーンがときおり見せる表情や
    事件の解決を拒むような行動に興味を引かれてしまう.
    そして,すべてのハテナを解消するラストシーン.お見事.

    解説にあったエラリー・クイーンの生い立ち(?)を知ってびっくり.
    ミステリの歴史という深遠に,もう踏み込んでいそうだ.

  • ミステリの古典!
    名探偵コナン...じゃなくて老探偵ドルリー・レーンが大活躍!はやくYの悲劇が読みたい!

  • (1983.08.01読了)(1979.11.18購入)
    *解説目録より*
    満員電車の中で、渡し船の中で、汽車の中で、次々起こる殺人事件。ニューヨーク四百万市民の中へまぎれ込んだ犯人は? かつてシェイクスピア劇の名優と謳われながら、今は聾となって舞台を退いたドルリー・レーンがサム警部を助けて初の名探偵ぶりを発揮する本格探偵小説で、純粋な謎解きの論理的興味に息もつかせぬ傑作。

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