ワイオミングの惨劇 (新潮文庫)

制作 : Trevanian  雨沢 泰 
  • 新潮社
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本棚登録 : 64
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102139219

感想・レビュー・書評

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  • 悪い奴が村にやって来てわうわうしちゃう、って話は良くあるっちゃあ良くあるんだけど、このやりたい放題の悪党に感情移入するか、それとも村人に感情移入するかってのが運命の分かれ道。なんかあんまり悪すぎるやつでもひいちゃうしね、難しいところよね。死霊のはらわたみたいになっても困るしね。
    というわけで、今回は一般向けの小説だからそこまで悲惨な事にはならなくて一安心。
    それ、死亡フラグ立ってる!とか、それやったらアカンやつやで、とかいうイベントをコツコツとこなしながら、確実にエンディングに向かっていくのはある種の既定路線というか、予定調和というか。でも盛り上げ方を間違えなきゃいつものやつを頼んでも普通に美味しいってことかな。

  • 4-10-213921-4 538p 2004・12・30 2刷

  • 惨劇というわりに読後感が爽やかなんはなんでやろ?

  • 2011.11.21 一日で読了。

    「バスク、真夏の死」以来のトレヴァニアン作品。
    登場人物の会話や思考に引き込まれていく冒頭から、現在進行形で進む危機が息つくまもなく続き、ラストでそのすべてが遠い過去に終わってしまった物語であったことに気づく。
    読後に寂しさを感じるのは、最初に引き込まれた魅力的な世界が、こちらから二度と踏み込むことのできなかった世界であることを、改めて思い知らされるからかもしれない。
    次回は長編「SIBUMI」に挑戦したい。

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  •  ワイオミングが準州から正式の州になった頃、炭鉱と町の間の小さな街を舞台にした、西部劇っぽい話。
     この作者、めったに作品書かない、そんでもってものすごい覆面作家なんだそうで。しかも、1作1作で作風を全くかえてくるらしい。テクニシャンってことですか?
     中盤までが、なかなかのれなくて(もともと、西部劇みたいなの好きじゃないので)しんどかったが、中盤以降がすごかった。特に、事件が終わったあとがね。ふっと、テンション落とされて、うむ、って思ったらまたじわじわと。最後の1行まで、本当にすごかった。
     しかし、この邦題はどうなんだろうねぇww

  •  『ワイオミングの惨劇』は『MONSTER』のラスト近くの展開のようです。冷酷な作家の目と暖かい人間観察。ユーモアと皮肉。

  • 未読

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