- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102149119
感想・レビュー・書評
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すまん、まったく覚えていない。
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深く恋しあう18歳のヘレンとクリス。ヘレンの部屋での初めてのセックス、そこからすべては始まったーーディア ノーバディ、とヘレンは、息づく小さな生命に語りかけていく。逡巡と決意と切なさと喜びを。一方クリスは悩む。彼女にとって、もはやぼくはノーバディなのか。九か月間の二人の別々の旅、そして再会…。英国・カーネギー賞受賞。産経児童出版文化賞受賞。
原題:Dear nobody
(1991年) -
子どもが生まれるまでにはその父にも母にも様々な感情が生まれるのだろうけれど、望まれて生まれてきてほしいと願わずにはいられない。
2人の間に子供が生まれるというのは奇跡的で、素晴らしいこと。それをどうか悲劇的なものにならないようにしてほしい。 -
数日前に読了。新潮文庫だったのがちょっと意外。
うーん。原書は二十年は前に出た作品なので、時代を共有できていないからかもしれないけれど、ヘレンもクリスも結局「大人」たちのなかにからめとられてしまった印象が残って、それが不満。結び近くで、クリスが自分の「幼さ」を認めたからかしら。でもそれは、たぶんクリス自身の問題というより、「産む」立ち場から「男の子」を閉め出してしまう状況が招いたことなのじゃないかと思う。それがクリスの考えの足りなさだけのせいのように描かれている感じが、「考えなしの若者」へ教訓をたれているように思えたのかな。あと、手紙形式をとりつつ、実質ほとんど日記に近い記述になっているところが、「ノーバディ」に対しての押しつけがましさに感じられてちょっとイラッとした。
河合隼雄さんの解説は、正直あまり好きじゃない…。 -
命について軽く書かれ過ぎと批判されているようですが、ヘレンを通して一緒に命について考えることができると思います。
軽いだのは捉え方次第だと思ったよ -
なんというか、流石といった感じ。読みながら考え込んでしまいました。少女の妊娠については、ドラマで見るよりもこちらをまず読んでほしいなと思います。いたずらに重いわけでも劇的なわけでもなく、淡々と、しかしずっしりくる良作。
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2008年2月8日(金)、読了。
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確かなほど存在を感じる〈ノーバディ〉に、その日、ヘレンは手紙を書き始めた…。18才の少年と少女の間に芽生えた〈新しい生命〉を巡る二人の心の軌跡、戸惑いと愛を瑞々しく綴る、英国カーネギー賞受賞作
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確かなほど存在を感じる〈ノーバディ〉に、その日、ヘレンは手紙を
書き始めた…。18才の少年と少女の間に芽生えた〈新しい生命〉を巡る
二人の心の軌跡、戸惑いと愛を瑞々しく綴る、英国カーネギー賞受賞作 -
男の人と女の人では、やっぱり、視点が違うんだな。と思いましたよ。
彼女の腹に子が出来たとき、しかも、その様子を近くで見れなかったとき。男の人は子どもに思いが到らないもんなのかな。
近くで見てたダンナくんだって、やっぱり実感持つのはコツが要ったみたいだしな。ましてや結婚してない、しかも高校生。実感はわかないか。