贖罪〈上〉 (新潮文庫)

制作 : Ian McEwan  小山 太一 
  • 新潮社
3.96
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本棚登録 : 575
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102157237

感想・レビュー・書評

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  • 説明的で退屈。

  • あーなんかもうまさに苦手なタイプの純文学って感じで。表現がいちいち大げさで冗長だしストーリーも進まなくてイライラする。まぁ処〇喪失のシーンは大げさな表現過ぎて好きだったけどね。

  • マキューアンらしい繊細かつ緻密な描写が素晴らしい。上巻の中盤までは少し退屈な感じもあるけれど、中盤からは一気に引き込まれていく。
    最後の最後にこの小説のメタフィクショナルな構造が明かされて、贖罪の不可能性について語られていく部分は、見事としか言いようがない。

  • 冗長で退屈だったけど、最後の展開は秀逸

  • 現代の名匠による衝撃の結末は世界中の読者の感動を呼び、小説愛好家たちを唸らせた。究極のラブストーリーとして、現代文学の到達点として―。始まりは1935年、イギリス地方旧家。タリス家の末娘ブライオニーは、最愛の兄のために劇の上演を準備していた。じれったいほど優美に、精緻に描かれる時間の果てに、13歳の少女が目撃した光景とは

  • 資料ID:C0028601
    配架場所:本館2F文庫・新書書架1

    エルサレム賞

  • 205

  • いろいろな「○○小説」という側面のある一冊ですが、風俗小説としての細部にも注目とのこと!

    で、描写が細かすぎて読みづらい、と聞いていたのけど、長嶋有が『いろんな気持ちが本当の気持ち』収録の一篇(タイトル忘れた)で語ったような、サリンジャーのキャビネット、固有名詞と一般名詞にあふれたそれに比べて(…たまたま読んでたので比較しちゃっただけだけど)、ぜんぜん読みやすいし、細かさの種類がまあ違うとはいえ、意味ありげにかかれるぶん、結構一般的な風景描写なのではないでしょうか。
    と、ここまで言っちゃうと下巻で困るか。
    それよりも、p.43-44のような、端的な説明のほうが入ってこないと思った。

    ところどころ、いかにも翻訳といった口調。p.13「ブライオニーは、世界をきちんと整理する欲望に取りつかれた子供のひとりだった。」

    p.99「離婚(ディヴォース)」の発音の考察「柔らかい子音にはいわく言い難い猥褻さ」「消え入る語尾は家族の恥をささやいていた」これはいい! p.195、「擬態語的」なcとuと…の文字の形に関する感じ方も同様。

    猥褻といえば、ローラがチョコレートバーをかじるp.109の3行。伏線でもあり。

    p.250女として、年齢や世代や立場に関係なく、それだけで同じラインで戦ってしまうこと。

  • 2011/09/21

    子供であるが故の真っ直ぐな正義感、高揚、単純さ、
    それが引き起こしてしまった取り返しのつかない過ち。
    一番守ろうとしていたその人を傷つけてしまうという皮肉。

    小説を読むとき特有の高揚感というものを、
    本当に久しぶりに味わうことができた。

    エミリーの冷静な観察眼と憤懣と諦めとが、特にツボに入りました。

  • ああ、これは映画の宣伝で観たアレかと思ったらやっぱりそうでした。語り手がくるくる変わるが、それもうまくいっている。「物語」が読みたいと思って読み始めたので、まさに物語。作家志望の少女が出てくることで、小説の中で小説を書くことにも触れるという構造になっている。小説でかけるものと、かけないもの。また、思春期の少女がいかにして大人になっていくか、「善悪」の基準が変わっていく、さまざまな権力構造の中に自分が否応なしにむすびつけられていくといったことを通して描かれていて、その辺もおもしろい。まあ、軸は少女の姉とおさななじみの恋愛なのかな。以前、アムステルダムを読み始めて途中でどうしたのか覚えていないのでもう一度、アムステルダムにも挑戦したい。

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