かもめのジョナサン (新潮文庫)

  • 新潮社 (1977年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (142ページ) / ISBN・EAN: 9784102159019

みんなの感想まとめ

自由を求め、飛ぶことに情熱を燃やすカモメの物語は、自己探求や成長の大切さを教えてくれます。主人公のジョナサンは、食事よりも飛行の技術を追い求め、孤独を感じながらも同じ志を持つ仲間や師、弟子を得ていく過...

感想・レビュー・書評

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  • 有名な著書なので読んでみた。
    しかし、内容は思っていたものと違った。

    カモメのジョナサン。
    彼は日々の食事よりも飛行の技術を追い求めるスピード狂。そんな彼は、学ぶ事を恐れないカモメ。
    孤独だと思っていた彼に同じ志の仲間ができ、師ができ、そして弟子ができる。
    スピードを追い求めた結果、時空すら超越したかもしれないジョナサン・リヴィングストン。

    彼は言う。
    「私ただ飛ぶのが好きなんだ。。。多分。。。」

    渋い!
    とにかく渋いカモメ!
    セリフがいちいちカッコいいカモメ!

    「もっとも高く飛ぶカモメが、もっとも遠くを見通せるのだ。」

    この作品についてはこの名言しか、今までは知らなかったが、まさかこんな作品だったとは。

    いい意味で裏切られた。

    スピリチュアルな次元にまで達するカモメたち。

  • 小6、中3、高2と3回分の読書感想文でお世話になりました笑
    うち後ろ2回は学校代表に。そりゃ回数重ねれば内容の理解度も上がるしね…苦笑

    小説の内容と全く関係ないが、当時は本当に読書が苦手で、本が手放せない人になるなんて想像もしていなかった。
    もっと若い頃から読んでおけば…とは、思わないが、本はただ知識を与えてくれるだけではなくて、壁にぶつかった時に寄り添ってくれたり、救いになってくれることもある、ということを当時の自分に伝えたい。

  • H30.2.2 読了。

    ・「最も高く飛ぶカモメは最も遠くまで見通す。」
    ・「つまりカモメにとって飛ぶのは正当なことであり、自由はカモメの本性そのものであり、そしてその自由を邪魔するものは、儀式であれ、迷信であれ、またいかなる形の制約であれ、捨てさるべきである。」

    ・読んだ内容はじわじわと後でわかってくるのだろうか?ただ、孤高のジョナサンは、かっこいい。

  • おもしろかったのですが、なんだかずっともやもやしながら読んでいました。
    そのもやもやの正体が訳者あとがきに書かれていて納得。
    食べることとメスのカモメ、つまり性愛に関することが排除されて、男性の友情や師弟関係のみに焦点が置かれていることに不自然さを感じていたのです。
    カモメという野生の生き物の物語として語られるから余計に、生きて命をつないでいく本能の部分が描かれないことに引っかかってしまいました。
    けれど、そんな本能も振り切って、ただただ飛ぶ歓びを突き詰めていったジョナサンだから、普通のカモメには辿り着けない境地に至ることができた、とも言えるのか。

    ジョナサンがさまざまな飛行技術を試して研究を重ねていくシーンには、ひとつのことを極限まで追求するわくわく感をはらんだストイックさを感じました。
    でもフィジカルって大事だから、ちゃんと食べてちゃんと寝てコンディションを整えるのも必要では…とも、やはり思ってしまう。
    求道者について、頭の中であれこれ堂々巡りを繰り返しつつ読了。

  • そう、重要なのは食べることではなく、飛ぶことだ。風になることだ。
    急降下、宙返り、きりもみ、そして全速力――飛ぶことだけのよろこびを味わうために、光りかがやく空の果てまで飛んでいく一羽のかもめ、ジョナサン・リヴィングストン。
    群れから追放された異端のかもめは、強い意志と静かな勇気をもって、今日もスピードの限界に挑戦する。夢と幻想のあふれる現代の寓話。幻の第4章を加えた完全版として、復刻。
    1970年代、資本主義や物資主義に背を向けたヒッピーや競争社会に疲れた人々にとって、ベストセラーとなった「かもめのジョナサン」。
    食べるエサを探す手段としての飛行技術というよりは、純粋により早くより高く飛ぶことを追求するジョナサン・リビングストンの姿は、広告により購買欲を刺激する資本主義や出世を追い求める競争社会や広告でブランドものを売りつける物質主義に疲れた新たな価値観を探したい若者の心を掴んだ。
    だが、「自由を追い求める手段としての飛行」を追求する姿勢や飛行技術が忘れさられ、神がかりさを強調する神話的なエピソードやジョナサンとその直弟子を神格化するジョナサンの信奉者の堕落を描いた幻の第4章は、イエス・キリストや仏陀の教えを歪めて衰退する宗教のようでほろ苦い。
    とはいえ、生活にまみれてしまった大人にも、社会に出る前の子供にも、ぜひ一度でいいから読んで欲しい現代の寓話。

  • 恥ずかしながらこの歳にして初読みとなります。

    世界的に有名な本ということで楽しみに手にしてみました。

    予想に反する展開に少し戸惑いを感じてしまいました。

    カモメのジョナサン・リビングストーン。

    彼はカモメとして生まれるも、他のカモメと違い飛ぶ事を追求していく。

    他のカモメよりも速く飛ぶ。

    その結果、群れから追放されるが、そこで師匠ともいえる存在と出会い、更なる高みを目指す。

    新たな飛行技術を手にしたジョナサンはやがて自分と同じく飛ぶことに意味を見出そうとする仲間に出会い、彼らを導いていく。

    カモメの物語。

    しかし、そこには神とか、人生の意味等を考えさせられる。

    不思議な物語でした。

    説明
    そう、重要なのは食べることではなく、飛ぶことだ。風になることだ。急降下、宙返り、きりもみ、そして全速力――飛ぶことだけのよろこびを味わうために、光りかがやく空の果てまで飛んでいく一羽のかもめ、ジョナサン・リヴィングストン。群れから追放された異端のかもめは、強い意志と静かな勇気をもって、今日もスピードの限界に挑戦する。夢と幻想のあふれる現代の寓話。

  • とっても有名な小説だけど初めて読んだ。
    これは読む年代によって感じ方が変わりそうな気がする。もっと若いときに一度読んでおけばよかった。

    かもめのジョナサンは食べることよりも飛ぶことそのものに大きな興味を抱く、言ってしまえば異端なかもめ。
    そしてそのことがきっかけである日群れを離れることになり…

    心のなかに何か欲求や希望があっても、それだけに焦点を当てて生きていくのは簡単なことではない。
    突き詰めることによって他者から異端視されて煙たがられることもある。
    だけど本当はそういう生き方をしたいと願っている者が、煙たがる群れのなかにも存在している。
    そんな群れのなかの者は、自分の本当の欲求に気づいたとき、どういう行動を取るのか。

    面白いのは、訳者の五木寛之さんが、この物語に対してあまり肯定的ではないということ。
    肯定的でないというか、ちょっとした危機感を抱いているというか。 確かにその気持ちも少し解るような気がする。
    でも私は、ジョナサンたちのような異端視されながらも自分の欲求に忠実に生きる者が正しくて、それを妬んだり排斥するような群れに生きる者が間違っているとか、この物語はそういうことを言いたいのではないと思った。
    どっちの生き方も“あり”で、どっちが正しいとかいう問題ではない。無理してるわけじゃなく群れで生きる方が心地よい人だってたくさんいるだろうから。
    自分の意識に気づいて生き方を考えてみる。そのきっかけを与えるような寓話で、それを分かりやすく両者に役割を与えて描いているように私は感じた。
    自分にとって本当に大事なものは何なのか。目的は何なのか。金銭や賞賛を得たいからそれをするのか。それともただそれが好きだからするのか。

    自分のことを異端かも?と考えている人はとくに共感できるのかも。
    私は今は思わないけどそう思ってた若い考えのときがあったので(笑)尚のこと、もっと前に一度読んでおけばよかったかなと思う。
    でも今読んでも、私は私が思う生き方をしていいんだ、という想いは改めて与えてもらった。

    この作品と対になってる(?)小説もあるらしいから、それを読めばまた感じ方に変化が生まれるのかもしれない。

  • 寓話として物語は進められていくが、
    カモメを人間に変えれば自己啓発小説になる。
    どれだけ馬鹿にされようと、自分のやりたいことをやり、
    人を愛しなさいということだと思う。
    自分の限界を決めずなんでもチャレンジできる人間ってかっこいいですよね。
    アメリカらしい作品。
    やっぱり成功者ってドMしかなれないんだなぁ。

  • 映画マトリックスの世界観を感じた。ネオがモーフィアスや、オラクルと共にいた少年に諭されるシーン達を思い出した。自身で限界を決めつけないこと、周りの雰囲気的な常識に、目の前の狭い視野の価値観に因われない、気付き・悟り・解放ができるのだと。さて、自分はその境地に行けるだろうか。
    確かに限界だと思う先に行けることは多々ある。がしかし、自分は、それを越えて肉体的な死を迎えることも想像することもある(過労死的なやつ)。その肉体的な死を迎えたくないと思ってしまうから、やはりブレーキがかかって(現実的な低いのは狭い価値観に囚われて)しまっているしそこから抜け出せない気がする。

  • これほど意志の強い努力家のかもめに初めて出会いました。物語の展開にもジョナサンの飛行速度にも圧倒的なスピード感があり、テンポが良かったです。

  • 五木氏の素晴らしい解説を読むための単なる前振り。読んでいて感じていた気持ち悪さを見事に言い当ててくれ、ものすごい爽快感だった。
    宗教をかじってる人の持つ他者への優越意識、歪んだプライドって本当に嫌です。
    普通の人が実社会で普通に生きるためにする努力、闘争から落伍したけれど、そこで負けを認めて視野を広げ実社会で再挑戦することもしない、理由はそのためにプライド捨てる覚悟なくまた負けかねないこと、また負ければ傷ついてしまう脆弱な心を持ってることを当の本人がよく知ってるからね、でも人一倍甘ったれで、特別な存在でいたい欲求はあるから、生きる意味とかそれっぽいことで理論武装して現状の惨めな自分を騙して心の均衡を得ようとしている。宗教って結局くだらないプライド、本来そんなもん必要ないのだから、実社会で頑張れる精神力さえあれば。

  • ただ、ただ、速くありたい。

  • かもめになぜか魅かれる私。
    海をギャーギャー飛んでるうるさい鳥なのに。
    「カフェかもめ亭」も好き。
    そういえば、勤めている会社の名前にも「かもめ」が
    ・・・いや、個人情報になるのでやめておこう。
    自由なかんじがする海や鳥に魅かれるんだろうか。

    かもめのジョナサンが速く飛ぶこと、美しく飛ぶことを追究していく物語。
    バシャバシャと水を跳ねさせ、ギャーギャーとえさをあさっているかもめたちの中、スーと美しく降り立つジョナサンの姿が印象に残っている。
    かもめという枠に囚われない生き方、限界を決めつけない生き方に自由を感じた。

  • 途中からジョナサンがスーパーサイヤ鷗になるwww
    前半は飛行技術に情熱を注ぐ熱い話だが…後半が、ヒッピーが薬で「とぶ」ような内容になり笑えます…
    前半だけを絵本にして、後半はバトル漫画にするのが
    良いでしょう

  • かもめがただ飛んでる描写が延々と続くだけでしょ?読む気しないわ〜と思っていた私の横っ面を、勢い良く張り飛ばしてくれました( ^ω^ )

    や、前半部分は予想通り、かもめのジョナサンが黙々と飛行練習してる姿が記録されてるだけとも言えるのですが…この引き込まれる感じを何と説明すればいいのでしょう。わかりません!←

    親や仲間達の集団から逸脱せざるを得ない彼の価値観とか、一度は彼等に馴染もうと努力して結局はスピードに魅せられた彼の果断とか、そういう一切の動機抜きで、ジョナサンの一心に空を駆ける姿がただただ印象に残っています。空の青にぽつんと唯一点、映える白は、孤独であるからこそ、その美しさが一層際立って胸に刺さります。

    なので、啓蒙じみてくるPart2以降は正直それほど面白いとは感じませんでした。最早、最終的には宗教というか…超俗の境地に至ったジョナサンに、違和感を感じてしまったんですよね〜。違和感というか、唐突感かな。ついさっきまでヤンチャをしていた若者が、瞬きする間に老成してしまったような。まあ、そういう話ではあるんだけど…。
    個人的には、Part1で完結した方がかえってストイックで脱俗的な物語に仕上がったのではないかしら、と思ってしまったのです(´・ω・`)

    いつもは物語全体に対しての評価になるのですが、今作はPartOneだけに対して評価を付けたいと思います。PartOneは五つ星。PartTwo以降は二つ星です。この評価を均すのは、何か嫌だったんだぜ\(^o^)/


    いかに速く飛べるかを追求し、やがて漫然と生きるだけの従来のかもめの在り方に疑問を抱くようになった、ジョナサン・リヴィングストン。一途に飛ぶことを愛した彼の創意工夫と、彼が辿り着いた高みへの軌跡、そして次世代に受け継がれる無限の可能性。

  • ということは、わたしも本を読み続ければ、いつかは向こう側の世界に行ける。

  • 予想とは全く違う話だった。第二部以降神懸かり的な内容になってくるので、どう捉えるべきか戸惑った。
    なぜこの本が爆発的に読まれたのか。神的な指導者を待ち望んでいるのか?


  • 「偉大なるカモメ」を、なにかしらの超越した存在であり、自分とは生まれながらに異なる存在だと切り離して盲目的に尊敬、ひいては崇拝する。不可能を悟り、諦め、硬直した儀式や儀礼に落ち着いてしまう。現代にも通じる風刺だ〜
    とび森のかもめのジョニーの元ネタ!

  • 理想の飛び方、スピードを追求していけばいつか夢は叶う。次々と会得していくスピード感は読むとあっという間。それを伝えられる側になるには好きであることとそのため時間を惜しまずチャレンジしていくこと。何かを目指すときにジョナサンを思い出したい。それにしても母親以外の女性が一切登場しないと指摘する五木寛之の違和感には確かに共感。

  • 人生で一度は読むべき名作
    (大宮図書館スタッフT)

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著者プロフィール

1936年、アメリカのイリノイ州に生まれる。空軍パイロット、郵便飛行士、エアショーや遊覧飛行をしながらの地方巡業を経て作家になる。代表作として、ヒッピーのバイブル的小説となった『かもめのジョナサン』の他、『イリュージョン』、『ОNE』などがある。2012年、自家用飛行機を操縦中に墜落して瀕死の重傷を負ったが、一命を取りとめ、現在はリハビリに励んでいる。

「2013年 『ヒプノタイジング・マリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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