かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)

制作 : Richard Bach  五木 寛之 
  • 新潮社
3.57
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本棚登録 : 639
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102159071

作品紹介・あらすじ

「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。新たに加えられた奇跡の最終章。帰ってきた伝説のかもめが自由への扉を開き、あなたを変える!

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んでしまった。
    おもしろい寓話は何度も読み返したくなる。
    飛ぶことを追い求めるジョナサンから
    教わることは多いようで
    実は1つだけなのかもしれない。
    けれどその1つがとても大事なんだと思う。

  • ぶっ飛んだ話だったが面白かった。群れとか集団のことについて考えさせられる作品だった

  • これはカモメの話ではないですね
    僕の話です。

    食べるために仕事して帰って寝てまた仕事に行って
    いつの間にか食べるだけのために働いてる
    仕事とはそんなことじゃないんじゃないと
    飛ぶことに引っ掛けて伝えようとしてるように思います。

    学ぶことを恐れない
    学ぶことでまた新しい仕事をさせられるんじゃないか
    そうじゃない
    仕事は楽しいんだから次のステージに行くのは幸せなんですよね。

    そして自分から後進へ
    僕にはまだまだ部下に伝えることがあるんじゃないか
    もっといえば子供達に伝えることがあるんじゃないかと思います。

    でもそれが形骸化したらダメなんですよね。
    後進が見えていないものを提示してより高みへ

    最も高く飛ぶカモメが最も遠くを見通せる

  • 【思考のためのパンのかけら1つめって感じ】
    教訓じみていて、すっとはハマらなかった。
    ただ、提示したい命題がたくさんあって
    思考の始まりとしては面白い。

    ・どのステージにおいても、今やれること、やってきたことをやり続けることだけが正なのか
    ・共通イメージされる「ジョナサン」を離れた存在が「神」のように崇められ、歪められることは止められないのか

    興味深くはあったし
    ふと思い出すかもしれない。

  • 読む人によって全く受け取り方が違うんだろうなぁという印象を受ける小説。完成版と言っているが、Part4は蛇足だと思う。無い方が良かった。

  • 難しいけれど、響く時には響きそうな物語なので、いつか再読しよう。

  • 「人間にとって理想的な生き方とはどのようなものであろうか」私が青少年の頃にずっと考えていたことです。

    世間の目を気にしながら、出世を目指し、高級車や一戸建てを買う。それも理想的な生き方の一つかもしれないが、何か違う気がしたのです。

    生きるために働く、食べるためにお金を稼ぐ、自分の時間(命)を犠牲にして。いずれ人は死ぬのに、何のために生きているのか分からなくなった。そんな時期があったので、ジョナサンの気持ちが痛いほど分かった。

    Part2~4は蛇足かなと思います。アンソニーと出会う場面があるから納得はしますが……。

  • タイトルだけは昔から知っているのだが、本の内容も本に対する評価も全く知らず、これまで手に取ったことすらなかった。近年になってパート4として内容が追加されたことも読んで初めて知った。それ以上に翻訳が五木寛之だということが意外すぎて驚き。いったいこの本はどういう本なのか。
    かもめのジョナサンは飛行術を極めるが、そのことによって疎外される。しかしその後を追うかもめも現れ…という話。この作家の『イリュージョン』を先に読んでしまったので、自己啓発的な見方しかできなくなってしまいましたが、そういう本としてはそんなに変わった本ではないです。
    私にとって読み応えがあったのは本文よりも五木寛之のあとがきでしたね。最初のパート3までの翻訳時のあとがきも収録されていますが、これが秀逸。この本はカリスマ性を持っていたんだとは思いますが、そういう本に対して好意的ではないあとがきを出せる五木寛之はやはり只者ではない(今更言うまでもないか)。翻訳者の洞察力が作品を超えていた例かと。パート3までの内容はどこか上から目線だし、この本がもてはやされる世の中ってどうなのよ、とは私自身も思ったところ。
    パート4が追加されたことでこの本が完成したというのは理解できるような気がします。形だけが一人歩きして変質してゆき…というのは日本人にもわかりやすいですし、原点に返ることで地面に足がついた(笑)のではないかと。

  • おススメされて読んだ本
    なんだろう、きっとこれを通して自分の人生に置き換え考えたり、人間としての営みに重ね合わせてみるべきなんだろうけども、難しい。
    ただ自分で限界つくるな、思えばいけるんだっていう、メッセージを感じた。

  • 今の私の心の在り方にぴったりと寄り添ってくれる作品で大変面白く読みました。オシャレな本なので、若い方が読んでもいいけれど、ある程度の人生経験があって、新しい環境で頑張ろうと思っている方にプレゼントするとよいかなと感じました。日経ウーマンで佐々木俊尚さんがお勧めしていたので、読んでみましたよ。

    読後、一番初めに感じたのは、後書きを書いていらっしゃる五木寛之さんとまるで同じで「女子が居ない・・」という事でした。捌いた魚の血合いを丁寧に取り除くが如く綺麗に取り除かれているのね。作者は星の王子様を書いたサンテクジュペリと同じく、飛行機乗りなのでpart1の飛行の描写は感動的です。飛行するかもめのフォトも美しい。男のロマンですね。

    JK版かもめのジョナサンとか面白そうだけど・・。
    ジョナサンが神崎美月でフレッチャーが星宮いちごだと娘ちゃんに説明しよう(やっぱり女子だと色々違っちゃうわ)

    佐々木さんは宗教や信仰の理解という事でお勧めしていましたが、私は思考停止の危険性、拘泥することの愚かさを強く感じました。クローン犬の賛否について、娘ちゃんと話し合った時にも感じたのですが、愛の在り方って拘泥る事ではないと思うんですよね。失くしたもの(亡くしたもの)はもう戻って来ないとケリをつける。事実を受け容れて思考のパラダイム転換をし続けないと駄目。ツマラナイこだわりは自殺やストーカー殺人に繋がっていく危険思考だと思う。全く美しくない。「夜と霧」を読んだ時も感じたのですが、どんなに辛くとも精神の自由は自分次第なんだよなー。平坦な人生などない。自分のこころは自分が支えないとなー。

    流れのない汚れた沼には狂ったサカナが棲んでいる。

    完成版で読めた事を嬉しく思います。五木さんの後書きも2つ読めて得した気分です。

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著者プロフィール

1936年、アメリカのイリノイ州に生まれる。空軍パイロット、郵便飛行士、エアショーや遊覧飛行をしながらの地方巡業を経て作家になる。代表作として、ヒッピーのバイブル的小説となった『かもめのジョナサン』の他、『イリュージョン』、『ОNE』などがある。2012年、自家用飛行機を操縦中に墜落して瀕死の重傷を負ったが、一命を取りとめ、現在はリハビリに励んでいる。

「2013年 『ヒプノタイジング・マリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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