かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 1021
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102159071

作品紹介・あらすじ

「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。新たに加えられた奇跡の最終章。帰ってきた伝説のかもめが自由への扉を開き、あなたを変える!

感想・レビュー・書評

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  • ただ食べるだけの生を止め、好きなことを極める生き方を選んだカモメのジョナサン。
    早く飛ぶための研究を行い、カモメとしての伝統的な生活を重んじる両親と社会からは疎まれる毎日です。
    しかし、やはり彼は自分を信じて高みへ昇ります。
    彼が見つける生きる意味とは。
    人間が書いたカモメの物語ですので、当然我々の人生に置き換えることができます。
    読者各々の違った見方によって違った教訓を得られる一冊。

  • ぶっ飛んだ話だったが面白かった。群れとか集団のことについて考えさせられる作品だった

  • 一気に読んでしまった。
    おもしろい寓話は何度も読み返したくなる。
    飛ぶことを追い求めるジョナサンから
    教わることは多いようで
    実は1つだけなのかもしれない。
    けれどその1つがとても大事なんだと思う。

  • ただ高く飛ぶってことにだけに命をかける

  • リチャード・バック(1936年~)は、米国の飛行家、作家。もともとは飛行機に関するルポルタージュ作品を書いていたが、寓話的小説『かもめのジョナサン』で一躍脚光を浴びた。
    本書『かもめのジョナサン』は1970年に発表(全3部)され、当初はほとんど注目されなかったが、当時の米国でのヒッピー文化に後押しされ、口コミで評判が高まり、1972年後半からニューヨーク・タイムズ紙によるベストセラー第1位を38週連続で獲得した。
    日本語版は1974年に五木寛之訳で出版され大ヒットとなったが、2014年に原作に第4部が書き加えられたのに合わせて、同年に「完成版」が出版されている。
    本書は、やや落ち着かない読後感を与える小説である。
    第1部では、他のカモメたちが食べるためだけに飛ぶのに対して、ジョナサンは、「飛ぶこと」そのものに価値があるとの信念を持ち、他のカモメたちから離れて一羽で、食べることも忘れて、低速飛行や低空飛行、更に高速飛行の練習を重ね、飛ぶ技術を極めようとする。しかし、そうした行動はかもめの集団からは理解されず、遂には追放されてしまうが、そのジョナサンの前に2羽の光り輝くカモメが現れ、ジョナサンを高次なる世界へと導いて行く。そして、第2部以降では、「目覚めたカモメたち」の世界で高度な技術を習得したジョナサンは、もとのカモメの世界に戻り、「飛ぶこと」の重要性を説くが、他のカモメたちからは悪魔と恐れられるようになり、自由を求めて姿を消してしまう。更に、(2014年に付け加えられた)第4部では、ジョナサン無き後、ジョナサンは神格化され、徐々に、ジョナサンの説いた「飛ぶこと」の追求は忘れ去られていってしまう。。。
    前半に描かれた、集団に流されることなく、自らの理想を求めて高みを目指していくジョナサンの姿からは、自由を愛し、夢を追い求める勇気をもらえることは間違いない。ただ、後半(特に第4部)はメッセージがわかりにくく、なんとなくしっくりこなくなってくるのだ。一説には、キリスト教の異端的潮流ニューソートの思想が反映されているとも言われているが、訳者の五木寛之が解説で語っている違和感もそのあたりから出てくるものなのかもしれない。
    若き日の“理想を追い求める”ジョナサンの姿からは、教えられることも多い一冊であろう。

  • これはカモメの話ではないですね
    僕の話です。

    食べるために仕事して帰って寝てまた仕事に行って
    いつの間にか食べるだけのために働いてる
    仕事とはそんなことじゃないんじゃないと
    飛ぶことに引っ掛けて伝えようとしてるように思います。

    学ぶことを恐れない
    学ぶことでまた新しい仕事をさせられるんじゃないか
    そうじゃない
    仕事は楽しいんだから次のステージに行くのは幸せなんですよね。

    そして自分から後進へ
    僕にはまだまだ部下に伝えることがあるんじゃないか
    もっといえば子供達に伝えることがあるんじゃないかと思います。

    でもそれが形骸化したらダメなんですよね。
    後進が見えていないものを提示してより高みへ

    最も高く飛ぶカモメが最も遠くを見通せる

    • りまのさん
      私はも少し詩的なイメージで、この本を読んでいました。りまの
      私はも少し詩的なイメージで、この本を読んでいました。りまの
      2021/02/06
  • タイトルだけは昔から知っているのだが、本の内容も本に対する評価も全く知らず、これまで手に取ったことすらなかった。近年になってパート4として内容が追加されたことも読んで初めて知った。それ以上に翻訳が五木寛之だということが意外すぎて驚き。いったいこの本はどういう本なのか。
    かもめのジョナサンは飛行術を極めるが、そのことによって疎外される。しかしその後を追うかもめも現れ…という話。この作家の『イリュージョン』を先に読んでしまったので、自己啓発的な見方しかできなくなってしまいましたが、そういう本としてはそんなに変わった本ではないです。
    私にとって読み応えがあったのは本文よりも五木寛之のあとがきでしたね。最初のパート3までの翻訳時のあとがきも収録されていますが、これが秀逸。この本はカリスマ性を持っていたんだとは思いますが、そういう本に対して好意的ではないあとがきを出せる五木寛之はやはり只者ではない(今更言うまでもないか)。翻訳者の洞察力が作品を超えていた例かと。パート3までの内容はどこか上から目線だし、この本がもてはやされる世の中ってどうなのよ、とは私自身も思ったところ。
    パート4が追加されたことでこの本が完成したというのは理解できるような気がします。形だけが一人歩きして変質してゆき…というのは日本人にもわかりやすいですし、原点に返ることで地面に足がついた(笑)のではないかと。

  • おススメされて読んだ本
    なんだろう、きっとこれを通して自分の人生に置き換え考えたり、人間としての営みに重ね合わせてみるべきなんだろうけども、難しい。
    ただ自分で限界つくるな、思えばいけるんだっていう、メッセージを感じた。

  • 今の私の心の在り方にぴったりと寄り添ってくれる作品で大変面白く読みました。オシャレな本なので、若い方が読んでもいいけれど、ある程度の人生経験があって、新しい環境で頑張ろうと思っている方にプレゼントするとよいかなと感じました。日経ウーマンで佐々木俊尚さんがお勧めしていたので、読んでみましたよ。

    読後、一番初めに感じたのは、後書きを書いていらっしゃる五木寛之さんとまるで同じで「女子が居ない・・」という事でした。捌いた魚の血合いを丁寧に取り除くが如く綺麗に取り除かれているのね。作者は星の王子様を書いたサンテクジュペリと同じく、飛行機乗りなのでpart1の飛行の描写は感動的です。飛行するかもめのフォトも美しい。男のロマンですね。

    JK版かもめのジョナサンとか面白そうだけど・・。
    ジョナサンが神崎美月でフレッチャーが星宮いちごだと娘ちゃんに説明しよう(やっぱり女子だと色々違っちゃうわ)

    佐々木さんは宗教や信仰の理解という事でお勧めしていましたが、私は思考停止の危険性、拘泥することの愚かさを強く感じました。クローン犬の賛否について、娘ちゃんと話し合った時にも感じたのですが、愛の在り方って拘泥る事ではないと思うんですよね。失くしたもの(亡くしたもの)はもう戻って来ないとケリをつける。事実を受け容れて思考のパラダイム転換をし続けないと駄目。ツマラナイこだわりは自殺やストーカー殺人に繋がっていく危険思考だと思う。全く美しくない。「夜と霧」を読んだ時も感じたのですが、どんなに辛くとも精神の自由は自分次第なんだよなー。平坦な人生などない。自分のこころは自分が支えないとなー。

    流れのない汚れた沼には狂ったサカナが棲んでいる。

    完成版で読めた事を嬉しく思います。五木さんの後書きも2つ読めて得した気分です。

  • 意味がよく分からなかった、

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著者プロフィール

1936年、アメリカのイリノイ州に生まれる。空軍パイロット、郵便飛行士、エアショーや遊覧飛行をしながらの地方巡業を経て作家になる。代表作として、ヒッピーのバイブル的小説となった『かもめのジョナサン』の他、『イリュージョン』、『ОNE』などがある。2012年、自家用飛行機を操縦中に墜落して瀕死の重傷を負ったが、一命を取りとめ、現在はリハビリに励んでいる。

「2013年 『ヒプノタイジング・マリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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