ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161043

感想・レビュー・書評

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  • 2人の男の人生を通して時代を描ききった色褪せることのない物語だと思う。

  • 最後のウィリアムの秘密がわかったことによって
    これまでのアベルのホテル王としてのし上がってきた人生が一瞬で虚しいものとなった。
    ある意味、誤った復讐心が何十年も生きる活力になっていたから。死が近くなりその事実を知ったら「俺の人生ってしょうもな!」と絶望するかも。

    ウィリアムの良い行いとして美しい終わり方みたいになっているけど…
    実はアベルへの最高の仕返しだったりするのかも。
    ひねくれた見方ですかね?

  • 恩人のデイヴィスを死に追いやったとウィリアムを逆恨みするアベル(実は、ウィリアムは恩人だったのに!)。そして、アベルがウィリアムの母親を死に追いやった口八丁の詐欺師ヘンリー・オズボーンと組んだことから、ウィリアムにもアベルへの憎しみが生じ、二人の感情的な対立は修復不可能なレベルに。二人の私怨を軸に物語は進む。

    偶然にも二人の子供達が結ばれることになっても、意固地な二人は和解しようとせず、逆にお互いの足を引っ張り合う始末。結局、二人共が生きているうちに和解に至ることはなかった、という何とも後味の悪い結末だった。途中で焦れったくなり、読むのを中断してしまったし、こういう話は苦手だな。

  • 下巻はケインとアベルが終始睨み合う。ちょっといがみ合い長ない?って思ってしまった笑
    しかも一連の争いが金融市場にて繰り広げられるため、理解が難しく尚更長く感じた。

    ポーランドという国は20世紀における様々な出来事に関わりを持っているなと感じた。地理的要因かな?
    ポーランドもう少し注目してみようかな

    とりあえず海外小説はこれにて当分休憩に入らせてもらいます笑

  • それぞれの子供達はロミオとジュリエットの様な状態になるが、駈け落ちを選び、父親はプライドのためにそれを許せない。もう少し気を抜ければ相手を気づ付ける事もなかったのに。

  • アメリカ近代史を背景にしながら進む2人の物語

    面白いんだが、途中で展開が読めてくるのが何とも
    アベルの感情にいまいちついていけない
    アベルをそこまで狩りたてたものへの描写がもう少しあればなぁ

  • 時を同じく生を受け、数奇な運命のもと憎しみ合い競いあう二人の男の人生の隆盛&晩年期編。
    互いの世界でトップに登り詰めた二人はどんな晩年に向かうのかと読んでいてどんどん惹きこまれた。
    二人の男は人生の最後に何を見つけたのか。
    長い話だったけどラストを読んだ時に”ここまで読んでよかった”と思った。

  • 下巻。

  • obtnd

著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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