十二本の毒矢 (新潮文庫 あ 5-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161098

感想・レビュー・書評

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  • 中国の彫像★3
     職人とアレグザンダーの交わした信義・誠実さが、何世代も後になって子孫を助けた、とも言えるだろう。誠実な行動は宝。

    昼食★3
     ふと道で会った人が誰だか思い出せない…あせりますね。たいして知りもしない人と気軽にランチという文化は、見習いたいところである。

    クーデター★4
     犬猿の仲だったCEO同士が、クーデターで缶詰になり、そのうち打ち解け、ビッグビジネスを一緒にやる…。Heartwarming story.

    最初の奇蹟★3
     むう。キリスト教かユダヤ教の一般常識を知らないと、理解できないオチのようだ。少年がポンティウスという人物だったから何なんだろう。

    パーフェクト・ジェントルマン★3
     むう。ひとつ前の話もそうだが、オチがわからない。バックギャモンの世界チャンピオンを譲って、悪口も言わない清廉潔白な人…それで?

    ワンナイト・スタンド★4
     男の夢、一晩の情事。お互い後腐れなく楽しいひととき。

    センチュリー★1
     クリケットを知らないため、何一つ情景が想起できなかった。

    破られた習慣★2
     チンピラに絡まれ、汽車内で新聞を読みつつタバコを吸うという習慣が実践できなかった男の話。オチで、タバコと新聞の予備を持っていたようだが、意図が理解できない。

    ヘンリーの挫折★2
     富豪の息子が、お膳立てをしてもらう人生を送り続けてきた結果、自分では乗り物の切符やホテルの手配もできない人物であることを新婚旅行で思い知らされる。

    信念の問題★3
     ハミッシュの柔軟性のなさは特筆に値する…が、大臣のやり方は今の世の中では認められないだろうなあ。

    ハンガリーの教授★4
     なんていう悲しい話なんだ。英文学に一生を捧げるほどにイギリスを愛しているのに、一度も英国に行けず亡くなるとは…。

    ある愛の歴史★5
     おしどり夫婦の別離は悲劇であるが話としては感動を呼ぶ。しかし、いつか自分の身に降りかかる事でもあることが怖い。

  • 12の短編集 突き刺さった毒矢が私の心を腐らせていく!

  • 短編集。ユーモアたっぷり。

著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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