15のわけあり小説 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 590
感想 : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161326

作品紹介・あらすじ

宝石商から18カラットのダイヤの指輪をまんまとせしめる「きみに首ったけ」。大胆な保険金詐欺を企む「ハイ・ヒール」。信号待ちをしている間に恋に落ちる「カーストを捨てて」など15の短編を収録。思わず「やられた!」と叫びたくなる、驚きのエンディング。くすっと笑い、鮮やかに騙され、ホロリと涙する-。そう、面白いのには"わけ"がある。巨匠がこだわりぬいた極上の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 職場の人から「すごくおもしろかったよ!」と貸してもらった1冊です。

    自分からは滅多に翻訳ものを手にしないので、こういう機会はありがたいです。実際、読んでみたらすごくおもしろかったです。
    著者はイギリスの一代貴族で、議員を務めたこともあるベストセラー作家とのこと。

    機知に飛んだ、思わずふふふと笑ってしまうようなオチが楽しいショートショートでした。
    海外の物語だけあって、あとがきで解説が書かれていてもいまいちよくわからない、というものもあるんですが、前半が特に面白かったです。

    一番好きなのは、「ブラインド・デート」。
    このオチにはやられました。絶妙に私の心のツボを刺激しますね。

    その国の文化とか世界観とか全然わからないながらも海外の空気を作中から感じて、新鮮な気持ちになりました。初めて読む著者でいろいろ調べてみたらこの人の経歴もおもしろくて、俄然他の作品にも興味が湧きました。

    ショートショートは普段あまり読まないんですが、久々に読むショートショートもいいものですね。

    本が好きで、って話をするようになったら本を貸してくれる人が増えて、最近それがすごくうれしい。こんな楽しみ方もできるなんて、読書は奥が深い。

  • どんな大長編でも読者をノせるキングオブ・ストーリーテラー、J・アーチャーの手による15の短編。ちょっといい話あり、ミステリー仕立てあり、それぞれに味わいのある「シウマイ弁当」風の一冊です。

    その中で「やっぱり美味しいキ○○軒」のシウマイにあたるのは、「女王陛下からの祝電」でしょうか。二度三度と噛むほどに滋味が溢れてくるひと品、結婚祝や金婚式祝に添えたいようなひと品です。
    (ただし、実話に基づいたというこの話が、シャレにならないカップルもいるかもしれないところが要注意ですが…ネ)

  • 翻訳が明解

  • 嘘ばっかり(Tell Tale)、から遡る事、7年前の短編作品集(奥付によれば平成23年の発行、2010年の作のようです )。希代のストーリーテラー(Tale teller と言いましょうか) アーチャーの面白さ全開。様々な短編物語を読みながら、アーチャーの処女作、百万ドルを取り返せ(1977年頃に読みました)を思い出しております。原題は、And Thereby Hangs a Tale  良く知られた事件に基づくものが10話、想像が生み出したものが5話との事。シェイクスピアの じゃじゃ馬ならし(福田恒存訳)が、冒頭に掲げられているところに、落語の枕(物語の始まり始まりという雰囲気)を感じますです。こちらも★四つであります。

  • 1. きみに首ったけ*
    2. 女王陛下からの祝電*
    3. ハイ・ヒール*
    4. ブラインド・デート
    5. 遺書と意志があるところに*
    6. 裏切り*
    7. 「私は生き延びる」*
    8. 並外れた鑑識眼
    9. メンバーズ・オンリー*
    10. 外交手腕のない外交官*
    11. アイルランド人ならではの幸運*
    12. 人は見かけによらず
    13. 迂闊な取引
    14. 満室?
    15. カーストを捨てる*

    全部面白かった!女王陛下からの祝電が実話に基づいた短編だったとは!?奥さんが100歳になったのを隠していたのは、最初の栄光を旦那さんにあげたかったからであろうか。それにしても、そこまで愛し合っている夫婦が年齢を実は知らなかったというのは不思議。これもその時代のイギリス、特にイングランドで女性が年上の結婚様式が良しとされていなかったとかの風潮もあるのだろうか...

  • 意外なストーリーを集めていて、それなりに面白いけど、素直に楽しめない。その中では、ブラインド・デートがほっこりしててよい。

  • すごく疲れた日に寝る前に一話ずつと決めて読んでいた。
    そんな本です。

  • 20年以上にわたる私のジェフリー・アーチャー氏作のコレクション。


    宝石商から18カラットのダイヤの指輪をまんまとせしめる「きみに首ったけ」。大胆な保険金詐欺を企む「ハイ・ヒール」。信号待ちをしている間に恋に落ちる「カーストを捨てて」など15の短編を収録。
    思わず、「やられた!」と叫びたくなる、驚きのエンディング。くすっと笑い、鮮やかに騙され、ホロリと涙する---。そう、面白いのには''わけ''がある。
    巨匠がこだわりぬいた極上の短編集。


    15編のうち10編は実際にあった出来事に基づいて、残りの5編は著者の創作ということらしいです。
    著者のジェフリー・アーチャー氏の作品は大好きですが、どちらかといえば短編よりも長編の方があらゆるところに伏線が張り巡らされ、読みごたえがあって面白いと感じてます。
    この本の中では「外交手腕のない外交官」に笑いを誘われました。
    (でも…やっぱり長編が読みたいのです)

  • 題名の付け方が悪い。タイトルから内容を思い出せる作品が少ないのはどういうことだ? 訳も悪い。女王陛下からの祝電○遺書と遺志があるところに○外交手腕のない外交官○

  • なんとなく星新一を彷彿とさせる。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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