- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102161326
感想・レビュー・書評
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星新一的なお話集。
でも、星新一よりハチャメチャな作者の一面がなんとなく垣間見えるような気がする。
そしてイギリスっぽさ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名の付け方が悪い。タイトルから内容を思い出せる作品が少ないのはどういうことだ? 訳も悪い。女王陛下からの祝電○遺書と遺志があるところに○外交手腕のない外交官○
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よく出来ていることは確かなんだけれど、なんか、”小粋なパーティジョーク”みたいだな、という感じもします。
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ちょっとクスっとなったり、おぉ、そう来たかと楽しませてくれる短編集でした。
一つ一つの話がそう長くないのでサクサク読めるし、あんまり難しいことを考えずに軽く読めると思います。 -
あっさりとした読み味の短編集でした。オチも難解なわけではなく、なるほどなあと思わせてくれます。物足りなさもありますが、淡々とした文章に合っていました。
著者は英国生まれの作家さんだそうで、日本人とは違った感性を見られます。そこを受け入れられるかどうかが評価の分かれ目になるでしょうが、日本の作家さんが書いた作品では味わえないであろう読後感があります。
ジェフリー・アーチャーさんは長編も書かれているとのことなので、そちらも読んでみたいです。 -
職場の人から「すごくおもしろかったよ!」と貸してもらった1冊です。
自分からは滅多に翻訳ものを手にしないので、こういう機会はありがたいです。実際、読んでみたらすごくおもしろかったです。
著者はイギリスの一代貴族で、議員を務めたこともあるベストセラー作家とのこと。
機知に飛んだ、思わずふふふと笑ってしまうようなオチが楽しいショートショートでした。
海外の物語だけあって、あとがきで解説が書かれていてもいまいちよくわからない、というものもあるんですが、前半が特に面白かったです。
一番好きなのは、「ブラインド・デート」。
このオチにはやられました。絶妙に私の心のツボを刺激しますね。
その国の文化とか世界観とか全然わからないながらも海外の空気を作中から感じて、新鮮な気持ちになりました。初めて読む著者でいろいろ調べてみたらこの人の経歴もおもしろくて、俄然他の作品にも興味が湧きました。
ショートショートは普段あまり読まないんですが、久々に読むショートショートもいいものですね。
本が好きで、って話をするようになったら本を貸してくれる人が増えて、最近それがすごくうれしい。こんな楽しみ方もできるなんて、読書は奥が深い。 -
明快でウィットに富んだ短編集。「アイルランド人ならではの幸運」や「カーストを捨てて」など、日本以外での生活や考え方に詳しくない人間にはその面白みがあまり理解できないのではないかと思う作品も有り。「女王陛下からの祝電」など、小細工なしの直球勝負はニヤリとさせられる感じ。
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最近の長編はイマイチかなーと思っていましたが、短編の名手ぶりは健在でした。
欲を言えば、日本人にはわかりづらいオチが多かった気がしますが(自分も全部は理解していない)。
でもストーリー・テリング自体が巧みで、読み進める事自体が楽しいというのは稀有なことです。
「メンバーズ・オンリー」のような、長編のような、しかし短編だからこそ面白い話が秀逸。 -
行間から滲み出てくるブリティッシュな匂い。たまに嗅ぎたくなるとき、彼の小説を手に取ります。この最新作も相変わらずの出来。こういう小粋な話をスマートに進めることの出来るアーチャーの筆力、未だ衰えていません。
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どんな大長編でも読者をノせるキングオブ・ストーリーテラー、J・アーチャーの手による15の短編。ちょっといい話あり、ミステリー仕立てあり、それぞれに味わいのある「シウマイ弁当」風の一冊です。
その中で「やっぱり美味しいキ○○軒」のシウマイにあたるのは、「女王陛下からの祝電」でしょうか。二度三度と噛むほどに滋味が溢れてくるひと品、結婚祝や金婚式祝に添えたいようなひと品です。
(ただし、実話に基づいたというこの話が、シャレにならないカップルもいるかもしれないところが要注意ですが…ネ)
著者プロフィール
ジェフリー・アーチャーの作品





