罠にかけられた男 (新潮文庫 フ 13-9 チャーリー・マフィンシリーズ)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102165096

作品紹介・あらすじ

再び姿を現わしたチャーリーは、莫大な価値の切手コレクションを狙う計画を嗅ぎつけた。

感想・レビュー・書評

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  • フ−13−9 

    罠にかけられた男 (新潮文庫) フリーマントル 『1986/2 シリーズ第4弾』

    シリーズ一覧
     
    "英米情報部の追求を逃れて潜伏生活を続けるチャーリーは、親友ルウパートから再び応援を求められた。莫大な価値を持つロマノフ王朝切手コレクションの保険を引き受けたという。厳重な監視下の展示会場で、チャーリーは切手を狙う大がかりな計画があることを嗅ぎつけた。
    『1986/2 シリーズ第4弾』"
     

  • フリーマントルが小説巧者ぶりを発揮する1980年発表のチャーリー・マフィンシリーズ第4弾。希少なロシア皇帝の切手を餌に、狂的収集家のマフィアの首領を嵌める計画がFBIによって練られる。故意に盗ませて逮捕する目論みだったが、英国の保険会社への事前通達は無し。恩師の息子でもある会社代表の依頼を受けたチャーリーは米国へと飛び、展示会場の警備状況を調査する。不穏な空気を察したチャーリーは、両国諜報部から追われる身でありながらも、FBIの計略に対して防衛策を開始する。旧知のロシア情報部員も巻き込みつつ、ギャングや元軍人、さらにCIAらが入り乱れ、事態は最悪の結末へと向かっていく。
    中盤まではクライム・ノベル調だが、チャーリーが本腰を入れて策を施すあたりから物語は一気に動き出し、最終的には謀略渦巻くスパイ小説に仕上げるあたりは流石だ。しかも、主要人物のほとんどが無残にも果てていく。例えシリーズものであろうと容赦しないフリーマントルの冷酷な筆致が冴え渡る。

  • CHARLIE MUFFIN - 11th December, 1979
    http://youtu.be/m05fnuFBlHM
    題名 原題 『Charlie Muffin』
       アメリカ版 『A Deadly Game』
    主演 David Hemmings(チャーリー・マフィン役)
    Charlie Muffin (TV Film) - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/Charlie_Muffin

  • 前回と同じくウィロビーに呼ばれたチャーリー。今度はロマノフ王朝切手コレクションの保険を引き受けた。
    チャーリー、切手をねらう計画(ByFBI)があることを嗅ぎつける。前回はイーディスの死でぼろぼろになっていたため、それどころではなかったのだが、今回はウィロビーの妻クラリッサとちゃっかり(?)。いちいちモテるんだよね。そりゃ、この手腕見てれば納得なんだけどー。
    「消されかけた男」で出てきたカレーニン将軍@KGB議長がまた出てくる。スターリン時代もフルシチョフ時代も無傷で生き延びた彼は、同じように生き延びてるチャーリーと共通点があったりする。生き延び方も阿諛追従によってではなく、全身全霊をあげての仕事への献身のせいなところも似ている。・・チャーリーは道を踏み外し中だけどね。
    カレーニン将軍、戦車戦の専門家らしい。興味があるのもそれだけらしく、余暇も戦車模型で遊んでいる。社交性も性への興味も何もないのだ。
    そんなカレーニンのただ一人の友人がベレンコフ。ベレンコフ、チャーリーに救われた。死んでしまったと思っていたのに生きていたのか。親友のためもあり、カゲながらチャーリーを護るカレーニン。
    最後にチャーリーのもとへ届けられる年代モノのアレース・コルトンと小さな四角いカード「生きていたとわかって嬉しい」。が良い。

  • チャーリー・マフィンシリーズ第四弾

  • チャーリー・マフィンシリーズ。やっぱり招いてるのかも。

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