殺人にうってつけの日 (新潮文庫 フ 13-57)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (527ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102165577

感想・レビュー・書評

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  • チャーリーじゃない

  • ブラフリ(普通略さないか)のシリーズ物でない作品。裏切られ刑務所に入れられた男が15年の服役、出所後相手に復讐をする。と聞くと普通復讐する側に肩入れしそうですが、物語が進むとこの主人公がとんでもない奴だとわかります。復讐する側とされる側の攻防を描いた作品と思って読み始めましたが実際は、復讐する男といつか復讐に男が現れるのではとおびえる側の顛末、そんな話でした。

  • KGBの仕組んだワナにはまり、寝返ったCIAのスパイジャック・メイソンは連絡係だったKGB部員ドミートリィ・ソーベリに裏切られ、20年の刑に。ソーベリはメイソンと祖国を裏切る代わりにアメリカに亡命し証人保護プログラムに入り、別人として暮らしています。なんとメイソンの妻アンと結婚して。というかそもそもアンとつきあうようになってメイソンを裏切ることを決意したという。メイソンはふたりへの復讐を誓い模範囚として過ごし15年で仮釈放をつかみます。・・・というと、メイソンに感情移入しそうになるのですが、メイソンは以前アンに暴力を振るっていたばかりかひどい浮気を繰り返していた男で、嫌な奴で。メイソンの出所を知ったソーベリとアンが頼るCIAとFBIも保身最優先のたぬきばかり。誰にも感情移入することなく、でも結末はそんなもんだろうな、という感じに、割と納得のいく形で読了。それにしても、出てくる人間が、みな自分の都合で他人を操ろうとする者ばかりでした。

  • 元スパイの復讐譚。
    案外ふつうな人間らしい元スパイ達の葛藤が
    興味深く、
    楽しく読めた。

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