魂をなくした男(下) (新潮文庫 フ 13-65 チャーリー・マフィンシリーズ)
- 新潮社 (2014年11月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102165652
作品紹介・あらすじ
MI6部長は焦っていた。チャーリー暗殺を計画したが失敗。再び抹殺を企てるも、同組織内では早くも責任のなすりあいが始まっていた。一方でMI5はチャーリーを狙撃した犯人を突き止めるため調査を開始。そんな中、MI6がチャーリーに銃口を向けるのが目撃され、両情報機関の非難合戦はピークに。諜報員同士の騙しあいに次ぐ騙しあい、暗闘、嫉妬……。エスピオナージュの白眉。
感想・レビュー・書評
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9年振りに読んだチャーリー・マフィンシリーズの後半。モヤモヤ感たっぷりと云うか、全然チャーリー・マフィンじゃねえじゃん。先日自分の古い読書ノートを見てたら、このシリーズの1作目を50年近く前に読んだ時のものを見つけたが、その時の感動が懐かしい。確かにそれで今も読んでるんだもんね。この16作目が1作目だったら、止めてたわ・・・
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魂をなくした男(下) (新潮文庫) 『2014/11 シリーズ第15弾』
大好評シリーズ、遂に完結。
内容 :
チャーリー暗殺を計画したが失敗したMI6では、早くも責任のなすりあいが始まっていた。
一方でMI5はチャーリーを狙撃した犯人を突き止めるため調査を開始。
そんな中、MI6がチャーリーに銃口を向けるのが目撃され…。
MI6部長は焦っていた。チャーリー暗殺を計画したが失敗。再び抹殺を企てるも、同組織内では早くも責任のなすりあいが始まっていた。
一方でMI5はチャーリーを狙撃した犯人を突き止めるため調査を開始。
そんな中、MI6がチャーリーに銃口を向けるのが目撃され、両情報機関の非難合戦はピークに。
諜報員同士の騙しあいに次ぐ騙しあい、暗闘、嫉妬……。
エスピオナージュの白眉。
著者 : ブライアン フリーマントル
2016/04/12 借りる。 5/3 読まずにいったん返却。
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チャリーが戻ってきた理由が今ひとつはっきりしない。
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チャーリー・マフィン新シリーズ全6巻完結。あらすじだけ読むと面白そうだけど、実際は95%が会議での足の引っ張り合い、言質の取り合い、責任の押し付け合いだから結構キツかったです。
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本作は第1部と第2部の内容の“解決篇”ということになる。が、両者の内容を詳しく知らなくても愉しむことが出来る。何故なら、惹起した事態を検討する場面が多く、その中で第1部や第2部での出来事が回顧されているからである。
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結局,原作が途中で読み進まなくなったまま,翻訳を読んでしまった。内容に対する印象はあまり変わらないのだが,日本語だと意外にスイスイ読めてしまうのが不思議。
ロミオとジュリエットさながらの,チャーリー・マフィンとナターリアが,一体どんな結末を迎えるかに注目していた,3部作の最終話なのだが,何より不満だったのは,チャーリーがほとんど動かないこと。内容の大半を,MI5とMI6の部長同士の覇権争いに割いていて,そちらもあまり動きがなく,全編単調であることを否めない。肝心の結末もちょっと微妙な感じ。前作で違和感を感じていた部分は,やっぱり裏があったということで納得したが,違和感を感じさせてしまうこと自体,B.フリーマントル氏の作品にしては,構成が甘いように感じた。
本作がチャーリー・マフィン・シリーズの集大成かと思っていたのだが,なんとなく後に引きずるラストだったので,まだ次回作があるのかもしれない。
因みに,今年8月に新作が出版される予定になっているようだが,こちらはチャーリー・マフィン・シリーズではない模様。イスラム過激派絡みのお話らしい。