- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102166123
作品紹介・あらすじ
幼い息子を踏切事故で亡くしたメンリーは、娘ハナに恵まれた今も罪悪感に苛まれ続けている。童話作家である彼女は、療養と執筆を兼ねて、夫の生まれたケープ・コッドの由緒ある家で夏休みを過ごすことにした。夫の留守中、彼女は列車の轟音や、亡くなったはずの息子の声を聞く。これは現実なのか、悪夢なのか。しだいに自制心を失っていくメンリー…。息もつまる迫真のサスペンス。
感想・レビュー・書評
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今を去ること四半世紀前、おもしろくて怖くて夢中だった
メアリ・H・クラークの最初の3作品
『だれかが見ている』
『子供たちはどこにいる』
『揺りかごが落ちる』
はサスペンス・ミステリの傑作だとの印象が深い
けれどもつぎつぎに発表される作品を読んでいくうちに
やはり、筆力、こうせ力のマンネリ感がでてきてしまい
7作目くらいでやめてしまっていた
児玉清さんもおなじ感想とみえて
『寝ても覚めても本の虫』にそのように書いていらっしゃる
そのなかで
児玉さんもおもしろくなくなってやめていたのだけど
11作目の『リメンバー・ハウスの闇のなかで』が
アメリカのヒット・チャート・トップになったので
ひさしぶりに読んだらやけぼっくりに火がついたようになったらしい
わたしは読まなくなってもメアリ・H・クラークの本
105円で揃えるのは忘れないでいて
『リメンバー・ハウスの闇のなかで』
『君ハ僕ノモノ』
『さよならを言う前に』
積読本にしていたのを
この暮れからお正月にかけて読みまくった
児玉さんのおっしゃる通り作品は復活・健在
スリル満点、続きが読みたくて寝る間も惜しいという
老いの身には過酷な状況になったのであった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
訳が古臭くて、途中投げだそうかと思ったが他にに読むのが無くて仕方なく読んだ。しかーし!後半、ぐいぐい引きこまれた。
ベビーシッターのエイミーと刑事の奥さんデボラがGJだったのに引き換え、ヘンディ、ジョン、アダム、この三バカ男たちのドアホかげんには、かなりイラついたw -
死んだ子供が出てくる海辺の一軒家。母親は責任を感じており情緒不安定。そこに発生する殺人事件。こんな展開になるとは思わなかった。ちょっと悲しくて、ちょっと考えてしまう物語の展開である。最後まで読まないとわからない。とにかく、人間関係をよく頭にいれて読まないといけないが、外国人の名前はなかなか覚えにくくて苦労する。