李明博自伝 (新潮文庫 イ 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102169513

感想・レビュー・書評

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  • 李明博の辿って来た人生に驚きの連続。生まれながらの商売人だという事がよくわかる。個人的にもう少しキャリアパスの記述も欲しかったかな。

  • 近年の爆発的な経済成長を主導する、
    第17代大韓民国大統領・李明博の自伝です。
    貧しい生い立ちから民間就職、社長へスピード出世、政界進出、大統領へ・・・
    「CEO大統領」とも称される李明博がどのような問題意識を抱き、
    トップ企業の会長を離れて政界に進んだのか、
    また今のような「企業のような国家経営」になぜ取り組んでいるのか、
    に興味を持ったので読んでみました。

    日本語版出版年は2008年ですが、最後に「1995年1月 李明博」と記されているので、
    政界進出前の自伝ということになります。
    そのためか、「なぜ自分は政界に進出するのか?」
    を掘り下げて考えるために書きあげたような印象を受けます。
    幼いころから現代建設の会長に至るまでが非常に具体的に書かれており、
    自分について徹底的に考えながら生きてきた様子が伺える。

    問題意識が国家単位に広がったことについて、1人あたりGDPが80ドルの当時の韓国社会、その中でも貧困のを極みといえる現場で幼少期を過ごしたという背景はもちろん大きく影響しているでしょう。そんな韓国社会を救うには経済成長しかないという信念を一貫した前提として持ち続け、泥臭く仕事に励み続ける(4時間以上寝たことがないそうです)。

    今の時代、特に日本なんかでは煙たがられるような仕事バカのイメージを持たれそうですが、逆に、彼のように国家を変革してしまうリーダーはこのくらいのことをやってきているんだ、というものが具体的に示されているという点で、非常に参考になりました。僕みたいに単純な性格の方は、モチベーションが上がると思います笑

    国家ビジョンに即した成長分野への資源の投資が機能し、研究開発分野の急成長、サムスンの台頭・・・など華々しい成長を遂げる裏腹で、哨戒船問題に見てとれるイデオロギーの問題、格差問題など、多くの問題も抱える新興国。この数々の難題をクリアしながらいかに韓国を飛躍させるのか、李明博の手腕を今後も観察したい。

  • 先日読んだ「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」と見事な対をなしている。 女性と男性、先進国と途上国、サービス業と建設業。 どちらもずば抜けて頭がよく、人生を謳歌しているという共通点がある。 こちらは日本で言うところの「私の履歴書」な内容なのだが、猛烈人生である。 なぜ日本人は経営者から政治家を志す人が少ないのだろう。 20代のうちに本著を読めてよかった。 ただ、いつも通り翻訳本であるが故に伝わっていないであろう部分が多いように感じる。 原語で読めないことが残念。

  • 猛烈人生を歩いてきた李明博氏。

    若い日本人でモチベーションを上げたい人は必読。

  • しれっとした語り口で自慢話が続く。自伝だし、こういうものだと納得して読めば、韓国の激動の時代を生きてきたことに素直に感心できる、かも。

  • なかなか凄い人生。いいことしか書いてないけど。

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