- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102170090
感想・レビュー・書評
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スケールが大きいというのか破天荒というのか。カッスラーの作品は年を追うごとに大味で酷悪なスタイルに変化しつつある。なにか読者の関心を読み違えているのか、はたまた、メインの読者であるアメリカ大衆の嗜好がそうさせるのか。いずれにしてもアメリカの月面基地とその奪取を目論む旧ソ連との戦いがキューバのクーデーターに派生し、その両方とも主人公ダーク・ピットの八面六臂の活躍で防いでしまうという肩の凝らない筋立ては健在である。
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この本は別のシリーズよりは
少々展開の面白さにはかけるように思えました。
だけれども物語の壮大さ、
そしてバックに控える敵の強大さは
随一でしょう。
それにピットも今回は
絶体絶命のピンチに
陥ってしまいますし。
何せ相手はソ連のスパイです。
行動を間違えば「死あるのみ」
ロマンスもさほどないけれども
これからの展開は楽しみです。 -
順調にピットシリーズを消化しつつあります。この話は「大統領誘拐」の話の続きなのね。それはまだ読んでないから、前大統領引退の詳細は判らないね。ま、話には影響ないけど。<BR />
しかし何がびっくりって、アレですよ。宇宙ですよ。これで黒豹並にピットまで宇宙に行っちゃったらどうしようかと思っちゃったり。ともあれ、まだまだピットの「上院議員の息子」って肩書きが幅を利かせてる設定なのが新鮮。後にはピット本人の方が英雄になっちゃうから。
<BR />[2004/12/19読了]