北極海レアメタルを死守せよ〈下〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102170465

感想・レビュー・書評

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  • この作品のブクログ登録は2014年12月27日だが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年5月26日)書きます。

    著者は、クライブ・カッスラーとダーク・カッスラー。
    クライブが父で、ダークが子です。
    つまり、親子で共著ということです。

    クライブ・カッスラーは、ウィキペディアを見ると、次のように書かれています。

    クライブ・エリック・カッスラー(Clive Eric Cussler, 1931年7月15日 - 2020年2月24日)は、アメリカの作家。

    この本は、上下巻だが、上巻の紹介文を、適当なところから、コピペすると、

    カナダの議員が小型帆船で帆走中に謎の死を遂げた。地球温暖化が危機的な状況のなか、それを止めることも夢ではない人工光合成装置の開発目前に、その研究室が何者かに爆破された。海洋上の事故をめぐり、アメリカとカナダの緊張が一気に高まったー。NUMA長官ダーク・ピットは、最悪のシナリオを回避すべく、あるレアメタルに注目するのだが…。大好評のシリーズ第20弾。

    同じく、下巻を適当なところから、コピペすると、

    早速レアメタルの調査を開始したピットは、ヒントになりそうな過去の航海を探し出す。時は19世紀半ば。大西洋から北周りで太平洋に抜ける、幻とまでいわれた“北西航路”を発見するため、二隻の帆船がイギリスを出港したという。史料によれば、その船は銀色に光る謎の鉱物を積んでいたらしいが、航海は失敗に終わり消息も不明。ピットは船が沈んだとされる北極海へと向かったが…。

  • このシリーズは、とにかく難しいことを考えずに、ダークとアルの活躍にスカッと出来ればいいんですよね。

    私が最初にこのシリーズを読んだのは、「QD弾頭を回収せよ」で33年前。その時から痛快さは変わってません。昨年、2012年に22作目がアメリカでは出てますので、まだこのコンビのムチャクチャな活躍は楽しめるようです ^_^

  • フランクリンの難破船を発見し、暗殺者との戦いもくりぬけたが、結局ルティウムは発見できず、負傷し消沈したピットに最後に発見の連絡。
    いつもの様に不死身のピット、ジョルディーノたちは死なずに助かるお決まりの顛末は読んでいるものには安心感あり、面白かったが、他の人の言うようにマンネリ化も知れませんね。でもこのマンネリ感はある面、安心感ありで冒険小説には必要だと思う。

  • ダークもアルもまだまだ現場ですね。良かった。ルテニウム。人口光合成出来たら素晴らしい。大気圏外太陽光発電、核融合発電。何とかして温暖化ガスを止めうる経済パラダイムを発見したいものです。

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  • 実世界の筆者が親子引き継ぎを行い、物語の中の主人公も親子代替わりを図りながらも、あまりに子のバックボーンがなく(なんせいきなり隠し子として登場するのだから)、結局は親の方が主役を張り続けていて継続しているシリーズ。筆者の話は、どんな話でも同じ展開で過去の海難事件などが現在の事件につながるということは全く同じ。ただし、今回はあまりに強引で、精製が困難だとするレアメタルが難破船にある必要があったのかが全く意味不明。また、ご都合主義なのも過去のシリーズと全く同じなのだが、今回ばかりは、あまりに強引で、全く関係のない熱水鉱床からお宝が見つかるというのは、少々、やりすぎで、それで環境問題から何から何まで解決というのは、どうかと思う。話は、もう水戸黄門とか寅さんと同じなので、過去の読者は安心して読めるし、エンターテイメントとしては面白いのだが。解決した環境問題が次の作品でどう扱われるか、まあ、無視して話は進むんだろうなと思う。

  • 地球温暖化を防ぐ方法は?画期的な二酸化炭素の処理法をめぐって、儲けたい人が絡んで……。こんな風に上手く行くといいんだけど

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著者プロフィール

Clive Cussler
クライブ・カッスラー

テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去。

「2021年 『テスラの超兵器を粉砕せよ(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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