悪の華 (新潮文庫)

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レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102174036

感想・レビュー・書評

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  • ボードレールの代表的作品「悪の華」。第1版から第3版までの詩と内容が反道徳的であるとして削除させられた詩が全て収録されています。堀口大學の格式高い翻訳で今となっては読みにくいと感じる所もありますが、とても美しい日本語で書かれています。この本には、退廃的な美が凝縮されており、ゴシック的なものが好きな方はぜひ読んでほしい詩集です。

    • 中井イリアさん
      >nyancomaruさん
      ありがとうございます。雰囲気って重要です。日本人はかっこや形から始める事が多いですからね。本当は詩の裏にあるキリ...
      >nyancomaruさん
      ありがとうございます。雰囲気って重要です。日本人はかっこや形から始める事が多いですからね。本当は詩の裏にあるキリスト教的な考え方や当時のフランスの思想などをふまえた上で読むのが良いんでしょうけど。。。
      2013/03/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      岩波文庫に「月下の一群」が入るんですよ!しかも「大正14年刊の初版に基づく文庫版」ですって!
      岩波文庫に「月下の一群」が入るんですよ!しかも「大正14年刊の初版に基づく文庫版」ですって!
      2013/04/19
    • 中井イリアさん
      >nyancomaruさん
      堀口大學の「月下の一群」の復刊とはとても豪華ですね。日本の現代詩に与えた影響は計り知れないでしょうし、こういった...
      >nyancomaruさん
      堀口大學の「月下の一群」の復刊とはとても豪華ですね。日本の現代詩に与えた影響は計り知れないでしょうし、こういった残念ながら絶版になってしまっている名作がどんどん復刊すると良いですね。
      2013/04/19
  • 図書館
    挫折

  • このおっさんは何でこんなに悲観的なんだと読んでいる人まで暗い気分になるボードレールの詩集
    凄く暗いです。
    ボードレールっていうのはオレは白なんだけど黒なんだよ!
    オレは神様好きだけどサタンも好きなんだよ!っていう悪く言えば二重人格的方なのですが芸術性はピカイチです
    まぁフランス文学っつーのは大体お前等何をされたんだっていうくらいペシミストな作家ばかりですが、ボードレールは中でもダークな詩を書きますね
    死とか骸骨とか冥界とかがお気に入りみたいです。
    暗いときに読むと更に暗くなるので要注意

    小説を書くのが好きな貴方!ダークな作品を書く際のインスピにしましょう!


    ここだけの話、ボードレールってティキと同じ種類の人間なのかしら


  • 押見修造「悪の華」に導かれ手に取り、この中の「悪の華」という章のみ読了。個人的に、詩句が身にしみてこなくなってしまった昨今、その世界を把握し、滋味を得ることはむずかしく、主人公のようにわからないなりに喰らいつく気概もなく。ただ、「刑吏ども、嘴で小突きまはして、屍体から、睾丸を抜いてしまった」「中ぞらに、吹き散ずるは、わが脳漿よ、血よ、肉よ!」

  • ボードレール 「 悪の華 」

    人間の時間(生から死まで)と感性(色、香り、汚さ)を感じる詩集。詩人にとっての 生と死の意義も 伝えている気がする

    詩人にとって
    *生の意義=読み手を 不徳に導くとしても、見えない現実を 伝える
    *死の意義=地獄や天国でない 未知の底から 新しい力を見つける

    憂鬱と理想
    高翔「花の声、声なきものの言葉を解するものは幸なり」
    梟「梟のふり見て賢人は 悟がひらけて思い知る、あがきと動きは禁物」
    ある版画の幻想「虚空を切って突き進み 無法な馬蹄に蹴散らして 世界の果てまで踏みにじる」

    苦悩の錬金術「同じ物も一人には墓場を意味し 別の人には 生命と光輝を意味する」
    時計「時計は 凶悪で、恐ろしい、思いやりのない神〜もう何もかも遅すぎる」


    一日の終わり「恥知らずで騒々しい人生は〜陰気な照明の下を走ったり、踊ったり、もがいたりしている」

    旅「おお 死よ〜地獄も天国もかまわずに、未知の底にある 新しさを 見せてくれ」

  • 翻訳家のレベルが高過ぎて気後れするは日本語すらわからないわで大変時間が掛かってしまった。
    でもなんか好き。

    そして女性に献じた詩の多さにもびっくりする。
    エドガー・アラン・ポーがすごい好きだというのも。
    時代というか、この程度で発禁になる時代もあったんだなぁと感慨深い。

  • 悪の花は自然主義?と聞いた記憶があるが、読んだ限りでは実存主義的傾向にあるように思えた。反キリスト的な描写はニーチェに、陰鬱な比喩はファウストに似ているような気がした。いや、時期的に見ればむしろ、彼らがボードレールに倣っているのだろうか。19世紀といえば、まさに西欧哲学の大躍進の時である。そういった時代背景を理解していれば、なぜこのような作品が作られたのか頷けるだろう。

  • 何度でも読み返さないとな。

  • 裏返して茶番
    裏返して現実
    また裏返してやっぱり茶番
    カードあそびで占うあしたは
    今日より老いた自分であった
    人生は喜劇
    僕は世間に背を向けて
    華をつむつむ道化なり
    みんなに華をささげたいんだ
    「悪の華」をね、ふふふ

  • 2016.2.10
    途中まで読了。詩人という人間からみた世界が伺える。きっと、天国と地獄を共に生きるのだろう。世界から美を、幸福を、深く得ようと思うなら、同時に苦しみを、地獄を受け入れる覚悟がなければならない。逆に地獄に耐えられないなら、天国を諦める覚悟がなければならない、そんなことを考えさせられた。詩はあまり得意じゃないのでうまく読めなかったが、この退廃的な世界観、それでいて美的な世界観はそれなりに楽しめたと思う。死が虚無なら、あらゆる有が生であり、生きること、人間であること、世界に居ること、そこにすべてがある、真偽、善悪、美醜、幸も不幸も、そんな気がしました。

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