リルケ詩集 (新潮文庫)

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感想 : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102175026

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  • 20世紀初頭に活躍した詩人・リルケの小品集です。よく名前を耳にする詩人なので、教養のあるインテリとして一度は読んでおくべきだ、という実に邪な動機で手に取った本です。

    とても読むのに時間がかかる、まさに「詩集」という感じの本です。しかし、まるでわけの分からない言葉が飛び交う前衛的な詩ではなく、素直に読んで素直に感じ入ることのできるストレートな作品という印象があります。

    少し頭のおかしいわたしの心情にフィットしたものは「予感」(P.57)でした。

    "下のいろいろな事物がまだ身じろぎもしないのに
    私は吹き寄せる風を予感し それを生きなければならない"


    単純に綺麗だと思ったフレーズ、まずは下記を挙げておきたい。

    "あなたの円い枝からは香りが流れ
    あなたは私が見張っているかどうかを訊ねはしない
    恐れもなく 樹液の中に溶け込んで
    あなたの深い生命が静かに私のそばを上ってゆきます"(P.21)


    ぞくぞくするような鮮やかさのある「ナルシス」(P.152)も気に入っています。

    "こうしてそれは彼女の夢の中で 甘い恐怖にまで
    高まったのだろうか? 既に私にも彼女の恐怖がほとんど感じられるのだ
    なぜなら 我を忘れて見つめるとき
    私には思われるのだから その私の姿が致命的だということが"


    訳文は特に気取った感じもなく、とても滑らかな日本語に仕上がっていました。欲を言えばもう少し注を増やして頂けると、より理解が進むと思われます。ギリシャ神話を題材にした詩が多く、あまりそういうものに興味がない方には、詩の背景がわかりにくいかもしれません。

  • プログレ系ミュージシャンによる優れた歌詞を読んでいるような気分。 構築美。

  • 哲学と詩は双子。

  • 詩も有名どころから少しずつ。
    神を手で掬うようなくだりがあるが、流体のようなイメージではなく、汎神論ということらしい。

  • 長女の出産で、義理の母のところでお世話になっていたころ。繰り返し読みました。訳者の言葉遣いが美しくて好きでした。

  • 原文で読みたくなる。きっともっと美しいのだろう。

  • 私は神を 太古の塔をめぐり
    もう千年もめぐっているが
    まだ知らない 私が鷹なのか 嵐なのか
    それとも大いなる歌なのかを


    天才かよ

  • 2017.12.10 読了

  • 本当に意味不明という言葉しか出てこない詩集でした。いつかわかる日が来るのか、、、

  • 萌えフレーズがいくつかあった。

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