13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)

制作 : Richard Doetsch  佐藤 耕士 
  • 新潮社
3.42
  • (7)
  • (26)
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  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 167
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102178324

作品紹介・あらすじ

無惨に殺された妻ジュリアを救うことが出来るかもしれない。懐中時計を持っていれば、ニックは2時間前へと跳躍する。1時間が経てばその2時間前に。だが13時間目からは時空は通常に戻り、運命は固定される。過去は、そして現在は変えることが出来るのか?時計を授けた初老の男とは?必死に解決への手がかりを探るニックに、刻々とその瞬間が迫る。ジェットコースター・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 意外とありきたりの結末、普通過ぎ。
    重要な懐中時計、大事なのはわかるけど増やすんじゃなくて減らしても良かったかな。それで意外性のある結末になるのなら。
    あとがきで映画化のことが書いてあったが、もしそうなるのならアレンジしてもらいたい。

  • 時間をさかのぼり何とかジュリアを救おうとするニックであったが、その行動はすべて裏目に出て新たな犠牲者を出すだけであった。もう遡る時間がなくなるときニックは最終的に解決しなければいけないことに気が付く。そして、そのために取った行動の結果はニック自身に大きく跳ね返ってくることになる。

    途中から薄々そうなんではないかと思っていたが、やはりねという感じ。最後はタイムパラドックスを逆手に取った皮肉か。
    細かいことではあるが、チタンは最軽量の金属の一つなので、いくら厚さ3cmの箱を作っても11kgにはならないと思うが。

  • 最初は設定を理解するのに苦労したが、どんどん面白くなっていった。

  •  下巻。真犯人はわかったが、奸智に長けた敵もなかなか捕まらない。そうこうしているうちにタイムリミットが近づく。
     無関係と思われた飛行機事故や強盗事件までもが、ひとつの陰謀から端を発していたことがわかり、ニックはその元を絶とうと策をめぐらす。
     各章ごとに1時間のタイムリミットがあり、ラストまでジェットコースターのような展開だった。趣向を凝らしたストーリー展開の半面、肝心のSF的ガジェットや、核心の人物の動機は子どもだましのようでもあり、あまり深く追及しないで、あっさり読んだ方がいい。

  • タイムトラベル物で設定に魅かれ読んでみた。面白かった。アクション性が強く(ダヴィンチ・コードに似ていると多少感じた)論理的な話は出てこなかったけど、どんどん読めて一気に読んだ。せりふで印象的だったのが「いまを生きている人が何人いると思う? ほんの少しだろ?明日のために今日を犠牲にしている人が何人いる?」

  • 以前では信じられないペースダウンでの読書故、
    ようやく下巻まで読了。上巻で理不尽な死から
    妻を救う為に孤独で、過酷な時間旅行(1時間前限定で
    遡る)をしながらも、その行動と結果がまるで
    弄ばれるかのようにチグハグな事になりながらも
    妻を救う....この1点のみに行動原理を持った主人公の
    ニックは、この時間旅行の終盤で、ようやく、彼が
    成すべき事を掴み、その目的の為に行動を取る事になる。

    幾度とニックの前に立ちはだかる邪悪な警官、その
    仲間。そしてニックの言葉に耳を傾ける協力者など...
    様々な人達の運命を巻き込んで、ストーリーは
    クライマックスへと縺れていく。

    いく。のですが、流石に割と前の段階で後半の
    展開の筋は読めてしまう為、それを越えるような
    サプライズを期待してしまい、多少のトーンダウンは
    否めない...かも。分かりくシンプルな
    冒険エンターテイメント作品だからそれでいいのかもですが、
    途中に幾度となく出てくるアイテムが、露骨すぎたかしら。

    ただ、本来解決されることのない所謂「バタフライ効果」
    のような、些細な行動や決定が、先の未来の結果を
    大きく変える事になる....という面白さは充分堪能できて、
    ニックのあまりにも真っすぐでひたむきな気持ちは
    清々しい。

    蛇足ですが読書中のBGMは
    原田真二のタイム・トラベルでしたw。

  • 面白かった。

    サイモン・カーニックの「ノンストップ」とケン・グリムウッドの「リプレイ」を足して二で割ったような感じだった。ジェットコースター的展開が楽しめる。

    この手のスピーディな展開の物語では、主人公は優等生的な人物であることが多い気がする。今回も主人公はかなりのナイスガイで、安心して物語の展開のみに集中できます。

    なんか続編もありそうな気が…

  • 妻が殺害された男が、不思議な懐中時計を渡され、
    「2時間戻って1時間過ごす」のタイムスリップを繰り返しながら
    犯人を追っていく。アイデアだけでなく、そのストーリに引き込まれてしまう。
    最後の結末に向けて収束していく展開がよかった!

  • 物語の発想はすごい。ストーリーはちょっとドラマ仕立て

  • 同じ時間軸で戻っているのなら、戻った先にも自分がいるんじゃないのかなあ。しかも同じ場所ならその時間の自分とバッティングだってありえそうだし。確かに短絡的に考えて死なないはずの人が死んだりとかあったけど、結局は主人公に都合よく展開してる感じ。そういうことを深く考えなければ楽しめるんだけどね。

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