- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102182710
作品紹介・あらすじ
もしも1996年にフェイスブックがあったなら…。そしてそこに「15年後の自分」が書かれていたら…。不思議なサイトが映し出す最悪な結婚生活を知って、未来を書き換えようとするエマと、高校一の美少女との甘い将来を壊されたくないジョシュ。すれ違いの果てに、現実世界の二人が見つけた恋。90年代のヒット曲と共に綴られるフェイスブック版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
感想・レビュー・書評
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1996年にFacebookがあって、そこに未来の自分のことが書かれていたら……。現在の行いによって15年後の未来も変わる……。私は自分の未来は覗きたくないかも。
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SF青春小説。時は1995年,高校生のジョシュとエマは自分たちの15年後が描かれたFacebook(当時はまだない)のページを見つけてしまう。「今」,彼らが何かことを起こすたびに,Facebookに映る自分たちの未来は大きく変わっていく! 2人とも未来の幸せを気にかけながら高校生活を送ることになるが…。
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書店で薦められていたので、前情報なしに裏表紙のあらすじだけで購入した。
読み始めてすぐにそのライトな感覚に違和感を覚えたのだが、所謂YA作品だと知って納得。
「未来の自分」のfacebookを見ることで、自分の将来が分かってしまう、というストーリーに、アメリカにおけるfacebookの存在感を実感した。
facebookの要求する項目を素直に全部埋めていくと、本当に色んな情報がだだ漏れになってしまうんだな。
道具立ては変わっているものの、話としては王道。
むしろ話よりも、作中に出てくる1996年頃のインターネット事情に懐かしさを覚えた。
映像化に向いてそうな作品に思えるので、2時間ドラマとかで見てみたい。 -
なかなか着想は面白い。英文版と半々ぐらいで読んだ。英語は平易でスラングも多くないので読みやすかった。全体的な印象は米国版の少女漫画という感じだった。
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1996年かあ。パソコン持ってたけど、ネットもしてたけど、通信費が怖くて3分だったか5分だったかで接続を切るようにしていた時代だよなあ。それが今や常時接続だよ。速度だって当時と今じゃ全然違うわけだし。そんな時代に自分のフェイスブック見れちゃったら、どうするだろうね。
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90年代に、15年後のフェイスブックがみれたなら…って話。
エマが自分かわいがりすぎだったけど、都合の悪い未来を変えたい気持ちは分かるかも。 -
アメリカの青春映画を見ているような感覚で読んだ。
主人公のエマが新しく買ったパソコンでインターネットに接続したら、なぜか15年後のフェイスブックが出てきてしまい、自分や隣に住む幼馴染のジョシュの未来がのぞけてしまう。
はじめはいろいろ妄想をふくらませて喜んでいたけれど、しだいに今の自分の行動が未来にどう影響するか、ということが気になりだして、それに縛られていく。
先が読める展開だけど、それでも意外と楽しんで読めた。
今ではおなじみの携帯電話やフェイスブックも、少し(?)前までは存在しなかったんだなあと思うと、こういった技術の発達、普及の速さに改めて驚く。 -
もし未来が見れたら…?
もし未来が変えられたら…?
と考えることの
出来るストーリーでした。
経験したことで未来は
変わるってことだからこそ
楽しみに出来るのだと思いました。
この本を読む前は
未来が見れるのっていいなーと
思っていましたが
未来が見れない方が
ワクワク感があると
気づくことができました。