人類が知っていることすべての短い歴史(上) (新潮文庫)

制作 : Bill Bryson  楡井 浩一 
  • 新潮社
3.96
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本棚登録 : 645
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102186213

作品紹介・あらすじ

こんな本が小学生時代にあれば……。宿題やテストのためだけに丸暗記した、あの用語や数字が、たっぷりのユーモアとともにいきいきと蘇る。ビッグバンの秘密から、あらゆる物質を形作る原子の成り立ち、地球の誕生、生命の発生、そして人類の登場まで――。科学を退屈から救い出した隠れた名著が待望の文庫化。138億年を1000ページで学ぶ、前代未聞の“宇宙史”、ここに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 天文学も物理学も化学も地学も…とにかく色んなものがぎゅっと詰まった本。題の大きさ通りです。
    フェルマーの最終定理からScience&history(新潮文庫)に惹かれたのですが、著者は違うもののやっぱり面白いです。(黄色のスピンも素敵です!)訳者もいいな〜と思う所もあり。(冗談をうまーく日本語的に訳している気がする)
    私は何を専攻してるとか、むしろ文理とかもそんなの関係なく何でも面白い所は取り込みたいのでそれぞれおいしい所をかじるにはすごくいいと思います。難しいことは書いてないのでおすすめ。

  • 科学の本なのにまったく眠くならない。
    宇宙の構造や地球の構造、現代物理学の成り立ちなど今まで不思議に思っていたことをユーモアを持って科学者達に焦点を合わせながら説明してくれた本。
    この事象に関しては現在ここまでしかわかっていないということもはっきりしているのも興味深い。
    今まで読んだこういった本の中では一番おもしろかった。
    著者が読者の知りたいこと、どうでもいいこと、何が難しいのかを熟慮して構成を考えてくれたことがとてもよくわかる。

  • 科学に興味がない人も是非読んで欲しい。著者が科学畑ではない人なので、知識がない人向けの分かりやすい説明になっている。そして、最初から最後まで好奇心を刺激される発見が満載だ。

  • 宝くじで一等当選する確率と、地球が滅亡する確率はどちらが高いだろう。
    両方ともに遭遇せずに死ぬ確率の方がよっぽど高いことは間違いない。
    氷河期、地軸反転、火山爆発、彗星衝突。過去46億年の中で、人類が滅亡するほどの自然現象に何度も見舞われてきたのが地球だが、偶然にもここ1万年ほどは安定しているようだ。
    本書は地球滅亡陰謀論でもディザスター・ムービーの原著でもないが、どれも人が明らかにしてきた地球の歴史を語る上で無視できない事象だ。

    宇宙創生、宇宙の大きさ、星の寿命、地球の大きさ、地球の年齢、恐竜の発見、元素の発見、大陸移動、彗星衝突、地軸反転、超巨大火山爆発。
    語られるのは科学的詳細というよりはそれらの発見と人の物語であり、知ってる人から見れば新しい話でもないし、知らない人が読むには、話題の多さからか丁寧さに欠ける。
    しかし、本書の全てを知っているような人も稀だろう。
    "人類知識"の外観を眺めることで、次に読むべき一冊を見つけられるようになるかもしれない。

  • 疾走感あふれる痛快科学史の本。上巻は主に天文学、物理学、量子力学、素粒子物理学、化学、地学などについて。すごく面白い。有鉛ガソリンの話とか、宇宙の話とか、イエローストーンの話とか。

    現実は本当にわからないことだらけであり、私たちはいったいなぜ存在しているのか、という気持ちになる。本当になぜ? でも、それはわからないので、どうやって存在してきたか、どのような始まりと変遷があったのか、ということを探る作業を科学が担うのだが、それでも驚くほどわからないことが多すぎる。すべてが存在しはじめた、ただそれが不思議。小さいころ、いろいろ起源をたぐってゆく遊びをしたが、宇宙のその前にはいったい何があるのか、もう私がこんなに大きくなってしまっていてもわかっていないなんて。生物の始まりや、人間の起源ですらわからないとは。原子の中に素粒子があり、さらにそれを構成するクオークの中にさらに何かがある…。大きい方も小さい方も、無限と思える領域が控えていて、その中にたゆとう、かりの存在、流れの中の原子の一塊が私たちなのだぁと思った。諸行無常というか。万物、流転しててたしかなものはそうそうないんだな、といった感。

    下巻へ。

  • 上巻読了

    著者が科学系の人ではないし、基本的に浅く広くなので、グングンくるような感動はないけど、たまにはこれくらい緩いのも良いすね

    驚きは、相対性理論や量子力学が生まれたころから、地球にプレートがあるとか、恐竜が滅んだ理由とかがわかるようになるまでに数十年かかってること

    これは科学が足元よりも形而上的なものに根差してる感じがあって、中二病的で、つまり、ロマンてことだ

    科学にはあんまり興味ないけど、科学にまつわるエピソードや、トリビアやらが好きなら良い本だ

  • チビチビと読んできたが、いやあ、面白かった! さあ、下巻に取り掛かろう!

  • 本書は、宇宙の成り立ち、太陽系の形成、地球の歴史、原子等の研究史について、理論物理学、地質学、化学等の自然科学から述べるもの。すごく面白い。今では誰もが知っていることも過去には誰にもわからなかったという当たり前のことも、こうして科学の発展の過程を知ると感慨深く思えてくる。下巻に続く。

  • 人類発生からの世界史的な話だろうかと思っていたら、宇宙の創生から始まるなんともスケールの大きな話であった。
    様々な科学について、解き明かされていく様子が、テンポ良く記述されているので、なんとなく自分が知識人になったような気になるが、それは気のせいである。

    ヒッグス粒子など、執筆当時はまだ未発見であるが今はもう存在が確認されているものなど、タイムリーな話も記載されているのもよい。

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著者プロフィール

[Bill Bryson]旅行記で有名になる。近年は革新的な本『人類が知っていることすべての短い歴史』(新潮社)によって一般読者に科学史を紹介。最新の本『The Life and Times of the Thunderbolt Kid』では、1950年代のアメリカで育った自叙伝を執筆している。

「2018年 『ニュートンとコーヒータイム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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