- 新潮社 (2014年10月29日発売)
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感想 : 42件
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784102186220
作品紹介・あらすじ
ちょうどいい大きさの太陽、地球を甘やかしてくれる月、原子社会のセックスアニマル炭素、防護用コンクリートほどに頼もしい大気、そして無尽蔵のマグマ。地球万歳! ここは生物のパラダイスだ! イギリス屈指のユーモア・コラムニストが徹底的に調べて書いた、最高のサイエンス・エンターテイメント。イギリス王立協会科学図書賞、読めば文系のあなたも「科学通」に。
みんなの感想まとめ
科学の歴史をユーモアを交えて描くこの作品は、読者に新たな知識をもたらし、科学への興味を引き出します。著者は専門家ではないからこそ、難解な内容をわかりやすく、また面白く伝えることができ、読者を飽きさせる...
感想・レビュー・書評
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読めば科学のことが好きになって、自分が少し賢くなった気分になる。上巻下巻とも飽きずに夢中になって読めた。
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まず、この長い道のりを調べ尽くし、書き終えた著者に賞賛をおくりたい。
専門家でないコラムニストだからこそ、このユーモア全開で宇宙や生命のことを、面白おかしく、学者たちの言葉を代弁することなくができたのだろう。
旅をするように、好奇心に任せ、科学の歴史を紐解いて、読者に、人類に、願いを込めて問いかける形で終えた文章がいつまでも心に響き続ける。
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上巻が天体や地殻に関するマクロ的視点だったのに対し、下巻は生命に焦点を当てたミクロ的視点(時間軸はマクロ)。
46億年のうち人類が繁栄した時間を示せば一瞬であるという記述が印象に残る。とともに人類は自分が体験どころか見もしない出来事を推察し検証し解明しDNAのようにそれを誰かが引継ぎ研究する、そうした人々の営みと叡智の偉大さを感じさせてくれる知的好奇心に溢れた本である。 -
めちゃ面白い。
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どうして地球はできたのか、等、私たちが知らない宇宙の神秘を、おもしろさを感じてほしい
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
非常に楽しい読書でした。勉強になったが、早くも上巻のことを思い出すのが難しくなってきている・・・
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ビル・ブライソン「人類が知っていること すべての短い歴史(下)」読了。今の自分はどのような経緯を辿って形成されたのだろうという根源的な問いに著者の旺盛な好奇心と軽妙なストーリテリングでそれをまとめ上げた本書に心から魅了された。特に、氷河期と間氷期を繰り返す厳しい地球環境に生命が生き残ってきた歴史から僕らが今奇跡的にいる事を知り自分の中の常識が大きく覆った。
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個人的に物理よりも生物の方が好きなので下巻の方が楽しく読めた。
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一般読者向けの科学史の本。
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『人類』について考えるには、一体どれだけの知識が必要となるだろう。
その半分を占める宇宙と地球については上巻で語られたので、下巻では生命の誕生から。
はじまりの極限世界、空と海と大地の歴史、原始タンパク質誕生の奇跡。
ミトコンドリアとの共生、シアノバクテリア、ストロマトライト。
細菌の貢献、進化と絶滅、DNA。
氷河時代、二足歩行、原始人類。
歴史、化学、数学、地理、生物、宇宙、統計、さらには分類学までも!
ただ自分自身を知りたいという誰もが一度は考える欲求の解決には、人類がこれまで学んできたおおよそ全ての知識が必要とされる。
その全てが文庫上下巻2冊で網羅できるはずもないが、専門的になりすぎた各領域から一旦距離をおき、全景を眺める振り返りは、今後何度も必要となるだろう。
物理的に決して知りえないはずの『過去の出来事』は、残滓の調査と推測の研鑽だけでここまで明らかになった。
これから先、研究が線形に進むわけもなく、大きなどんでん返しや飛躍的な展開は何度もあるだろう。
結果だけでなく、過程すらも楽しめる旅路の先は、まだまだ遠い。 -
人気エッセイストによる、疾走感あふれる痛快科学史本の下巻。すごく面白いが上巻の方が好き。下巻は地球環境の話から始まって生物の進化、人類の起源、そして絶滅の話に至る。どの話も興味深かった。DNAの話、ウィルスの話、ミトコンドリアの話、ミッシングリンクの話など。ただ、面白いが、人の名前が出てきすぎてわからなくなる。
「ハレー(どこにでもあらわれる男)」という文、好き。 -
下巻読了
後味の悪い最後で、白人が興味本位で大量絶滅させた動植物のことを思うと、クジラの話とかお前らがぬかすなよ、って思う怒りで終わる
けど、ダーウィンとメンデルとワトソン・クリックとを並べるのとか、氷河期のこととか、ほんと、つい最近まで何も知らなかったんだなぁ、人類は、的な発見は楽しい
細胞の発見もそんなに最近なら、レオナルドやミケランジェロは、細胞を知らずに人体を描いてたのだなーとか思った
けどやっぱり全体に読み物的に薄味
濃さが物足りませんでした -
上巻に続き、科学全般を軽やかに語る手腕はお見事。
翻訳者が非常に上手いのだろう、と思ったら、案の定解説(HONZの成毛氏)でも指摘されていた。
唯一気になるのが、図表が無いというところ。
ただ、図表がなくても本文の読むのに支障がないところが本書のすごさでもあるのだが。
ところで、結びに出てくる
『一六八〇年代初頭、ロンドンの喫茶店で天文学者エドモンド・ハレーとその友人の建築家クリストファー・レンと物理学者ロバート・フックが冗談半分にある賭けを行った。』の『賭け』は何だったのだろう。 -
皮膚の細胞はすべて死んでいる。成人であれば死んだ皮膚を2キロ持ち歩いていることになり、そこから皮膚のかけらが毎日数十億片ずつ剥がれ落ちていく(P257)驚愕の事実(笑
追記:『生命40億年全史』の引用がある(P160)2014年2月11日にレビューがあるので載せておく、以下参照
著者 : リチャード・フォーティ草思社 (2003年3月発売)
生命40億年の記録をたどる、化石からの手がかりで時代を遡るのだが、遠い過去ほどその全貌は薄ぼんやりしてくるのだった。憶測で断定しないところに好感がもてる。結局、地球生命の全容は紆余曲折を経て現在にいたるようだ。そうすると人類の未来も危なげで不確かなものだということが分かる。 -
科学に興味がない人も是非読んで欲しい。著者が科学畑ではない人なので、知識がない人向けの分かりやすい説明になっている。そして、最初から最後まで好奇心を刺激される発見が満載だ。
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上巻の続き。後半になってようやく生物、人類史。人間の歴史って短いし、化石になるのって凄く大変なんだーと思い知らされる。今となっては恐竜の存在は当たり前になってるけど、ちょっと昔はそんな存在すら知らなかったのかと改めて思うと、恐竜を始めて発見(理解)した人はすごい!
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上巻を読み始めてから1年近くかかってやっと読了。科学技術史を全方位から描く力作である。
下巻は理科二類。生命の誕生から生物の歩んできた道を人類の誕生までを描くとともに、現代の地球史ができるまでの科学技術の発展を描く。
生命の成り立ち、構造やら進化の法則等等幅広く扱っており、面白い。
興味深い話は結びの章まで事欠かない。現生人類が如何に、いろんな種を絶滅に追いやってきたか、さらに現在でも凄い勢いで絶滅種を増やしていることを述べている。それでも、まだ人類が知らない種が山のようにあるのである。
なんとも騒がしい星である。
著者プロフィール
ビル・ブライソンの作品
