ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

制作 : Stephen King  浅倉 久志 
  • 新潮社
3.90
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本棚登録 : 1844
レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193129

感想・レビュー・書評

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  • 初キング。いつかは読もうと思っていたキングが巡ってきた。
    ゴールデンボーイ、キツイ虐待描写は飛ばし読みしたけれど、2人が転落していく様をじわじわと追い込むように進んで行く構成が救いになるお話。
    終盤、ハイゼル氏が登場するまではほんと、構成だけが正義で救い。
    併録の「刑務所のリタ・ヘイワース」は映画「ショーシャンクの空に」の原作なのを読んでいる途中で検索して知った。刑務所~の方は翻訳なのに文体?が宮部みゆきみを感じたのだけれどゴールデンボーイは全く誰も。レッドが仮釈放になってからラストまでの文章がたまらなく好き。
    もの凄い振り幅を持っている作家さんなんだと溜息。
    次は読もうと思っていたけれど取り寄せ出来なかったミザリーをまずは探そうっと。

  • ショーシャンクの空にの原作、刑務所のリタヘイワースと、ゴールデンボーイの2本立て。
    どちらも手に取るように情景が浮かび、記憶に残る素晴らしい作品。

  • ミステリーの金字塔、傑作!

  • 初スティーヴン・キング。

    まあまあだったかな。「刑務所のリタ・ヘイワース」「ゴールデン・ボーイ」の二本立て。いずれも物語はシンプルだし、特段読者を唸らせるような仕掛けがあるわけでもない。兎に角、描写が細かくて物語のテンポが悪い印象。個人的には楽しみ方がイマイチよくわからなかった作品。彼の作品ってみんなこんな感じなのかなぁ。好き嫌いが分かれそう。

  • 映画『ショーシャンクの空に』の原作『刑務所のリタ・ヘイワース』収録。

    小説は、アンディー脱獄後にレッドが刑務所の中でこれまでの日々を紙に書き綴ったという形で語られる一人称視点の物語(約180Pだから相当な枚数…)途中、話の脱線や時系列が急に入れ替わっていたりするのが少し多いが、そこはレッドが語っているのだからしょうがない(?)
    所々に挟まれる少し自嘲気味なジョークも面白く、話の比喩表現がとにかくユニーク

    特に、脱獄未遂の囚人に対して

    「こんな田舎をグレーの囚人服を着てせかせか歩いているやつは、ウェディング・ケーキの上のゴキブリみたいに目立つ。」

    と言っていたのには思わずクスッときました(笑)



    やっぱり、レッドが希望を胸にシワタネホへと向かうラストの場面が1番好き…!
    アンディーからの手紙と最後の文は何度読み返しても、心が穏やかな気分になります。

  • 恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)。

    長編アフターの余力で書いた中篇4編をまとめた
    "Different Seasons"の翻訳2分冊の片割れ。
    翻訳は珍しくもSF屋の故・朝倉久志氏です。

    「刑務所のリタ・ヘイワース −春は希望の泉− 」と
    「ゴールデンボーイ −転落の夏−」の2作品。
    ちなみに、秋冬編は「スタンド・バイ・ミー −秋の目覚め−」と「マンハッタンの奇譚クラブ −冬の物語−」だそう。

    余力でこの作品群って、どうよ ^^;
    この筆力でホラーってのが、つくづく勿体ないよなあ〜

    前者は「ショーシャンクの空に」の原作。
    そーか、あの映画、なかなかよろしいと思っておったが
    原作が良かったのか。
    かなりストーリーも雰囲気も原作に忠実と感じました。
    「ゴールデンボーイ」も映画化してるのかな?
    なんってったって、怖え〜っっ!!!
    怖いの種類がステロタイプでなく、これでもかと多彩なのがキングのモダンホラーの偉大なところ〜
    さすが帝王〜 ^^;

  • 刑務所のリタ・ヘイワースのゴールデンボーイの2編。刑務所の方は読後感も清々しく温かい感じなのだか、ゴールデンの方は読んでる間も読後も、モヤモヤといやーな感じに付きまとわれる。

  • 映画化された長編小説に、これまた映画「ショーシャンクの空に」の原作を加えた2本立て。

    おそらくレビューも「ショーシャンク」の原作「刑務所のリタ・ヘイワース」に集中しているだろうということで割愛。なかなか痛快な作品だが、「グリーンマイル」といい、こういうネタ好きだよね、キング。

    さて、「ゴールデンボーイ」のほうだが、たまたまバスで見合わせた、元ナチスの将校の弱みに付け込んで、当時の話を聞き出す前半部はやや単調で、ナチスに対する批判という形を引用しつつ、無関心を決め込むアメリカ社会に対する皮肉なのであろう。これはこれで一つの話としては面白い。

    ところが、少年と元将校が、進学にともなって会えなくなってからが本番。というか、キングだからね。

    憎しみ合いながらも依存しあっていた関係がなくなった時に、内から湧いて出る残虐性という話になって、まあ割りとシンプルで直球の話となる。ただし、残虐表現は控えめ。

    全体のストーリーは、2作とも本当に楽しめるもの。この厚さで2作も含まれているのはお得といえる。

    しかし、文章が直訳って言う感じの、嫌味ったらしい言葉遣いが多いのが、かなり気になるんだよな。キングの作品は、訳がよろしくないため、読みにくいものが多いのだけど、これもギリギリのところだ。

  • 刑務所のリタ.ヘイワーズは、あの有名な映画の原作。映画をみたけど、昔にみたので、ほとんどおぼえてなかった。
    ゴールデンボーイは、少年がナチの兵士だった老人の話をきくうちに、次第に取り憑かれ、殺人による快楽?に目覚める話。
    キングは、例えが難しいものが、多く読むのがしんどいイメージがあるが、読みやすかった。

  • 「ショーシャンクの空に」原作が収録されてる。映画と同じ解放感と幸福感に心が覆われた!スクリーンで見られたことが嬉しい作品。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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