ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

制作 : Stephen King  浅倉 久志 
  • 新潮社
3.90
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本棚登録 : 1844
レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193129

感想・レビュー・書評

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  • 最近「キャリー」「11/22/63」と立て続けにスティーブンキングを読んだので以前から読みたいと思っていた「ショーシャンクの空に」の原作、「刑務所のリタヘイワース」を読むことに。なんと原作は短い、中編?長めの短編程度の長さしかない。まずそれに吃驚。
    映画は概ね原作通りなんだね。小説の方が脱獄までの期間が長い?ポスターもリタヘイワース(流石によく知らない)→マリリンモンロー(七年目の浮気)→ラクウェルウェルチ(恐竜100万年)→リンダロンシュタット(It`s so easy)に変わっている。70年代の代表的ピンナップガールはこの人だったのかな~。
    小説の方がレッドの語り口は淡々としているが暖かい。看守や所長は何人も代わっている。がアンディの日常に変化はなく図書館をどんどん拡充しつつマネーロンダリングに励んでいる。
    それだけに最後の脱獄のインパクトはでかい。いったい何年ロックハンマーで穴を掘っていたのか。
    下水管から這い出たアンディが雨の中、両手を拡げる有名なシーンは勿論小説にはない。
    この辺は映像表現には敵わない。
    アンディの脱獄のあと、レッドが仮出所して石垣を探す。やっと見つけて手紙を読む。
    さぁ、これからメキシコに向かおう、懐かしい友に会いに行こう!で終わる。
    小説のエンディングも中々味わいがあるね。
    「刑務所のリタヘイワース」の事ばっかり書いたけど中編がもう1本、「ゴールデンボーイ」。
    希望の話を描いた後は、今度は転落の人生、落差が凄いな。救いようのないエンディング、対になっている処がえぐい。

  • スティーヴン・キングが1982年に発表した中編小説『恐怖の四季』シリーズの春・夏に該当する作品。「春」として収められるのが『刑務所のリタ・ヘイワース』、「夏」が表題作『ゴールデンボーイ』。
    ちなみに「秋」は『スタンド・バイ・ミー』、「冬」は『マンハッタンの奇譚クラブ』とのこと。

    『刑務所のリタ・ヘイワース』は、『ショーシャンクの空に』と表現した方が分かりやすいでしょうか。日本でもジワジワとヒットした人気映画の原作ですね。自分が一番好きな映画は何を隠そう『ショーシャンクの空に』な訳で、原作も読みたいと思っていたのでした。
    それにしても、映画は原作を壊すことなく作られているんだなと感心。映画を見たときの感動や心境が、ほぼそのまま浮かんできて、気持ちが高ぶりました。「希望」というものが、人にとってどれだけ重要であるのかを改めて感じます。

    三十路も半ばを迎え、仕事もプライベートも、初めて経験する大きな挫折を味わい、今はそれを何とか乗り越えようとしている日々。仕事面の波は一定の上げ下げなので、これからも付き合っていけるのかもしれませんが、プライベート面は、真正面から向き合うと、はっきり言って一生乗り越えられないんじゃないだろうか、というくらいの落ち込み。気持ちが揺れ動く毎日。沈んだまま週末を終えることもあります。正直、心の闇の中を彷徨っている感じなんですよね。
    そんな中、この話の「希望」というキーワードが闇を打ち破ってくれそうな気がします。「希望」を持たなきゃだめだ、いつまでも過去を振り返っていてはダメだ、と。

    『ゴールデンボーイ』は、テイストが一気に変わり、衝撃的というか、読みながら震撼してしまいました。掲載予定だった雑誌が掲載を尻込んだという逸話があるそうですが、それが理解できる内容。殺人鬼になっていく少年の心の動きがとてもリアルです。

    それにしても、スティーヴン・キングって、大別するとホラー作家さんなんですね。『スタンド・バイ・ミー』や『刑務所のリタ・ヘイワース』のイメージがあるから、全然そんな気がしなかった。

  • この本の中に「刑務所のリタ・ヘイワース」という
    タイトルの短編が有ります。
    それが「ショーシャンクの空に」の原作。
    私は原作を読んでたせいか、映画を見たときに
    「けっ」と思いました(w
    小説のほうが面白いです!!

  • 初キング。面白かった。

  • 紛失。買い直したい。

  • ショーシャンクの空にの原作、刑務所のリタヘイワースと、ゴールデンボーイの2本立て。
    どちらも手に取るように情景が浮かび、記憶に残る素晴らしい作品。

  • ミステリーの金字塔、傑作!

  • 『刑務所のリタ・ヘイワース』
    映画『ショーシャンクの空に』(1994年)の原作。
    作中のエピソードのすべてが物語の結末に向けた伏線となっている。
    アンディの脱獄が発覚する場面が痛快かつ爽快。
    自由のすばらしさとそれを渇望する人間の強さに感動する。

    『ゴールデンボーイ』
    『刑務所のリタ・ヘイワース』とは対照的に、暗鬱で陰惨な物語。
    明るい性格で頭のよい高校生トッドと、かつてアウシュヴィッツ強制収容所で副所長を務めたドゥサンダーとの邪悪な交流を描く。
    徐々に蝕まれ堕ちていくトッドが痛ましく、哀れ。

  • 刑務所のリタ・ヘイワーズとゴールデンボーイの2作品。ふたつともとても読みやすくおもしろかった。

  • 映画の原作ともなった『刑務所のリタ・ヘイワース』が素晴らしい。

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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