グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死 (新潮文庫)

制作 : Stephen King  白石 朗 
  • 新潮社
3.63
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本棚登録 : 1036
レビュー : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193150

感想・レビュー・書評

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  • 映画を見たあとに小説を読むのもどうかと思うのですが。。。。
    まして、その映画が小説に忠実に作ってあるもので、次の展開が見えてしまうのです。
    にもかかわらず一気に読ませてしまう、このキングの力量はやっぱりスゴイですね。
    とにかく伏線の張り方が美味いですよね。最初に脈絡が無い感じで色々と出てくるのですが、それが最期まで見事に繋がっていく。
    何でこんなに薄い本で全6巻なのか前々から気になっていたのですが、月一冊ペースで連載のように発行された本なのですね。日本では余り珍しくも無い(月刊誌での掲載)と思うのですが、アメリカでは珍しい発行形式だそうで、翻訳に当たってもこの形式を守るようにという指示でこうなったそうです。
    ともあれ、久しぶりにキングの良い作品を読みました。

  • 敢えて分冊にして発行されたという本作。当初、日本でも分冊にして発行されたそうな。自分も分冊で読む事にしました。
    舞台は死刑囚が収監される棟。語り手は、その看守主任。不穏分子が囚人ではなく、看守側にいる模様。
    著者は、その前書きで、穏やかな夕食後などに家族で音読して欲しいような事を言ってますが、いやぁこんなに怖そうな内容、子供が泣いちゃう。

  • この本の出版の形態がなぜ分冊なのかの解説から始まる。
    なんせ、ディケンズの時代まで遡る。小説の続きが読みたいがために死人か出た時代のころ。
    それを蘇らせたそうです。
    他にも、物語の始まりらしく様々な伏線を混ぜながらあっという間に1巻が読み終わる。
    次向かってすごくワクワクしながら。

  • 映画を観たので原作も…6分冊かよ!面白いことしまんな。

  • (2000.08.09読了)(1997.01.30購入)
    ふたりの少女の死
    (「BOOK」データベースより)amazon
    時は1932年、舞台はアメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房。この刑務所で死刑囚が電気椅子にたどりつくまでに歩く通路は、床が緑のリノリウムであることから、通称「グリーン・マイル」と呼ばれている。ここで起こった驚くべき出来事とは?そして電気椅子の真の恐ろしさとは?毎月1冊ずつ全6巻の分冊で刊行され、全米を熱狂させた超ベストセラー待望の第1巻。

  • キングのストーリーテリングの上手さと面白さを認識させられた本。

  • 引き込まれる、が、みじか過ぎる!

  • ポールが看守長を務めるグリーンマイルに、コフィーが入ってくる。

  • 小学校低学年のときに、うっかり映画を観てしまいました。そしてご多聞に漏れずトラウマになりました(笑)

    ドラクロアの死の映像は当時の私にはあまりにもショッキングでした。
    でもその衝撃がずっと残っていて、本屋さんで見かけるたび気になる本だったことも確かです。
    そんなわけで六年生も終わりかけた一月、お年玉をはたいて全巻を大人買いしたのでした。

    それまでずっと青い鳥文庫〜!なんて言っていたお子ちゃまには、活字がとても小さく感じられ、そもそもいきなり尿管結石とか言われてもハテナが飛び交うばかり。
    そしてトラウマだったあのシーンは文字になると余計に鮮明で、すごく怖かったのを覚えています。

    しかし、色々な意味で、初めて泣いた本でした。

    コーフィーがなぜ死ななければならないのか。
    彼自身はなぜそれをあれほど穏やかに受け止めているのか。
    映画が観たいだなんて。
    逃げたいと言えばいいのに。

    小学生のときはそう思いました。
    大人になったらどう思うのでしょう。
    何かが変わってくるのでしょうか。

    時間をみつけてもう一度読んでみたいと思っている本です。

  • 全6巻。映画化もした「グリーン・マイル」の原作ですね。
    読み終わった後は複雑な気持ちになるのですが、胸に残るお話でした。
    死刑囚との笑ってしまうようなやりとりを見ていると、その死刑囚が死刑判決を受けるような酷いことをしたなんて忘れてしまいそうになります。好意まで抱きそうになるし、実際死刑の場面では泣いてしまいました。(誰のことかは読めば分かると思います)
    これは作られたお話なのに、読んでいるととてもそうとは思えないのです。登場人物の1人1人が良い面悪い面・以外な面を見せ、それが彼らが本当に生きていた人間のようにしか思えなくさせるのです。普段本を読んでいると、どこかこれが作り物であると感じさせる部分(別に悪いことでは無い。普通のことだ)があるので、それを全く感じず、「これは現実の話ではない」と逆に自分に言い聞かせながら読むのは、初めての体験でした。
    個人的に印象に残っているのは、最終巻6巻の本当に一番最後、全てを語り終えた後の妻ジャニスの死の場面です。私は映画を先に見たのですが、確か映画にはこの場面は入っていなかったのではないかと思います。(驚いた記憶があるので。間違っていたら許してください)最後にこのシーンがあるかどうかで、この作品に対する暗さ?のようなイメージの度合いが増すのではないかと思います。それでも私はあったほうがいいと思いましたが。
    ミスター・ジングルズは作品中の癒しでした。酷いこともありましたが、読んでいる方は皆あのネズミが大好きだったと思います。

    全6巻ですが、1冊1冊が薄く文章も読みやすいので読むのも苦にはならないと思います。気に入ったら映画も借りて見て欲しいです。また、同じ作家さんで「ショーシャンクの空に」という刑務所物の映画があります。グリーン・マイルが暗い、と思った方はこちらの方が好みかもしれません。(原作のタイトルは「刑務所のリタ・ヘイワース」というそうです。こちらはまだ未読です)

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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