ローズ・マダー〈上〉 (新潮文庫)

制作 : Stephen King  白石 朗 
  • 新潮社 (1999年5月発売)
3.24
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  • 14レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193211

作品紹介

このままでは、殺される-ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。優秀な刑事の夫ノーマンも、家ではサディストの暴君。結婚後の14年間暴行を受け続けたローズは心身ともにもう限界だった。逃げだそう。あの人の手の届かないところへ-。だが、家出をした妻をノーマンが許すはずがない。残忍な狂気と妄執をバネに夫の執拗な追跡が始まった。

ローズ・マダー〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ロージーが、絵の世界に入り込んでからの話が分かり難い。

  • 警察官の夫から逃げる妻の話。

  • まさかの下巻をこのときは
    知らなかった・・・・。

  • 警官怖い。

  • 冒頭の夫のDVによる流産シーンの描写で心が折れた。話が進むにつれて主人公の逃避とDV男の追跡の話がいかにもなキングの世界へと突入しては行くのだけれど。

  • 購入するときには、まさかこのように幻想的な作品とは思いませんでした。単純に狂ったDV夫から追い掛け回され逃げ回る妻の話と思っていたので。
    モダン・ホラーの大御所の作品なので相当コワイ系だろうとは予想していましたけど、まさかと言うかやっぱりと言うかな展開です。
    そしてイケナイ言葉が満載です。いわゆる放送禁止用語というのでしょうか。
    けれどもそれを使わせることによって、登場人物の性格がよりくっきりします。
    以下少々ネタばれですが…
    妻が家を出るきっかけとなったシーンが秀逸だと思いました。
    どんなに殴られ蹴られ酷い目にあわされていても、
    家出のきっかけなんて、何でもないときにふと目にした一滴の血で事足りるんだなと。
    暴力の嵐の中では過ぎ去るのをただ待つことしか出来ないだろうし、それしか考えられないと思うのです。
    けれども凪のなかではたった一滴の普通でないモノがあれば目に付くだろうし、それで目覚めるってこともあるのでしょう。
    後の展開は…いつものキングでございました。まぁ面白かった。
    ところでスティーブン・キングって、分からないけど絶対にクモが嫌いだろーな

  • 夫のDVから逃げるだけの話だと思ったんだけどやっぱりあるのね、異世界が。

  • 2011/07/03

  • rode madder

  • 警察官でサディストの夫に、結婚当初からずっと暴力を受け続けてきた主人公の女性ローズ。あることがきっかけとなって彼女は逃げ出しますが、夫はそれを追いかけます。

    主人公のローズは、逃げた先でそれなりの安定した生活を手に入れますが、夫の魔の手はどんどん近づいてきます。さて二人の対決の結末やいかに? というストーリー。

    これだけ書くと普通のサイコホラーのようですが、決してそうではありません。ローズが逃亡先で見つけて衝動買いした絵画があって、その絵画がローズとその夫ノーマンを絵の中へ導きいれるんですね。

    ですから、二人の「対決」は単なる殴り合いとかではなく、非常にファンタスティックな色彩を帯びてきます。それは現実の世界の戦いではなく、生贄のような形で差し出された女性と、それを追いかける雄牛の顔をした悪魔との戦いとして描かれています。

    まあ正直に言ってこの「絵」の中の世界が一体なんなのか僕にはさっぱり分からなかったので、生贄とか悪魔といった今の表現が文脈上正確なものだという自信はないんですけどね。

    ただこれも総合的な感想を述べますと、前に感想を書いた『ニードフル・シングス』と同様に「長すぎ」です。文庫本で上下2冊にするほどの話だろうか? という気がしないでもない。

    この物語の4分の3は、妻のローズに夫のノーマンがどんどん迫ってくる描写に費やされています。その「どんどん迫ってくる」のがスリルを生み出し、最後の対決を盛り上げる効果があるのは分かるのですが、それにしても饒舌でだるいのです。

    特にノーマンの心理描写は読んでいて辛かった。サディストでストーカーの夫の狂気を綿密に描こうとしているのは分かるけど、なんかあらゆる表現が下品で鼻につきます。長いし。

    面白いのは、やはり何と言っても二人の対決のシーンと、ノーマンの最期、そしてローズのその後なのですが、しかしその「一番面白い部分」を読んだ後でそれまでのストーリー展開を思い出してみると、思いのほか両者が上手く橋渡しされていないことに気付きます。だから僕などは、ローズとノーマンが導き入れられるあの「絵」が結局なんだったのかよく分からないままだったのです。

    もう少し、要所を絞って中篇くらいのサイズに出来なかったのかなという疑問が湧くところです。

    ただ最後まで読み切ると、この小説は単なるサイコサスペンスやホラーやファンタジーではないことが分かります。これは主人公のローズをモデルとして、女の人生というものを表現した物語でもあるのです。

    ですから、これはキング風「連続テレビ小説」なのかも知れないな、と考えると、少し納得もいきます。女性の人生の様々な側面を時にはホラー、時にはロマンス、さらにサスペンスにファンタジーなどの手法で表現したのがこのローズ・マダーなのです。

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