- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193273
作品紹介・あらすじ
"クソは変わらず日付が変わる"をモットーに、メイン州の町デリーで育った、ジョーンジー、ヘンリー、ビーヴァー、ピートの4人組。成人した今、それぞれの人生に問題を抱えながらも、毎年晩秋になると山間での鹿撃ちを楽しんでいた。だが、奇妙な遭難者の出現をきっかけに、いやおうもなく人類生殺の鍵を握る羽目に-。モダンホラーの巨匠が全精力を注いだ畢生の大作、開幕。
感想・レビュー・書評
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ドリームキャッチャー /
#スティーブン・キング
キング自身も「このシーンが書きたくてこの作品を作った」と言っているように、やっぱりバスルームの便器のシーンが一番面白くて、印象が強く、四人(もちろんダディッツも!)とも大好きだけど、あえてそう描かれたのか退場する二人こそ最高に魅力的。
キング自身事故に遭って身体が痛む中、まさかの半年間の手書きで書き上げたこの作品、本当に最高でした。
持ち歩いて布教したいくらい大好きな作品になりました。 -
幼馴染4人で集まって狩猟を楽しむはずが、かなりエグい寄生エイリアンと戦うことに。政府は森を完全封鎖し孤立状態。一人ひとりに寄生していく恐怖。しかし4人にはもう1人の友だち、特殊能力を持つ幼馴染がいた。途中までは情け容赦ない恐怖優先。途中から友情や心がテーマの中心に入り込んでくる。非常にスティーブンキング的な設定であり展開。友情には共感したけれど凶暴なエイリアンに対してこの解決策で納得できるかは疑問が残る。そのせいか2巻以降に進む気になれず。
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ジョーンジー、ヘンリー、ピート、ビーヴァーの仲良し4人組、それにダウン症のダディッツを加えた5人の群像劇。回想シーンでたどられるその懐かしさあふれる青春譜が、とても美しくまぶしく魅力的だ。それだけの物語にしてもいいくらいだ。スタンド・バイ・ミーの世界というか、こういうのもキングはうまい。しかしこれらは骨組みを補強するサイドストーリーであって、本線は異星人の侵略とそれにともなう感染症との闘いというホラーSFだ。体内から異生物が出てくるところとか、感染した体に赤いカビが生えてくるところとか、さすがに恐い。立ち向かうは徒手空拳といっていい5人なのだが、4冊組の1冊目にして早々と2人は脱落し、これで最後までもつのかと危ぶまれながらも、残りの2人+1人の驚異的がんばりで大団円を迎える。まあだからホラーSFなんだけど、でもやっぱり年を経てもなおみずみずしい5人の青春物語でもあるんだよな。それが最大の魅力だと思う。
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2019/08/21
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面白かった
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2017/10/14読了
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当時、映画化されるということで、初めて読んだキングの小説でした。
自分には読み進めるのがやけに辛くて、結局2巻が終わったところあたりでやめてしまいました。
印象に残っているのは、ロッジ、缶詰のスープ、精神を病んでいる人を相手にしている医者は精神を病んでしまう……、そんな断片ばかり。
映画化されたものも観ましたが、あれだけの量のある小説があんなにコンパクトになって、何だか盛り上がることなく終わってしまった感じで、二重にショックでした(映画に関して覚えていることは、モーガン・フリーマンが出てたことくらいです)。
それ以来というものキングの作品は映像で観るだけとなっています( ´▽`)
またいつか小説の方もチャレンジしてみたいです。
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やつがトイレにはいるまで。
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高校時代に読んでた本を再読。
地球外生命体あり、伝染性の寄生生物ありの、
いわゆるB級映画っぽい話。
全4巻のうち1巻は、
主要登場人物である4人(+1人)の幼馴染の
現在と回想のほか、事件の導入がメイン。
1巻の最後の2行が物凄く衝撃的。
重大なネタバレだけど
早く続きが読みたい!ってなる。