ドリームキャッチャー〈3〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193297

感想・レビュー・書評

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  • ジョーンジーとMrグレイ←ヘンリー、オーウェン、ダディッツ←カーツ。

    ベイケンうめえ。唐突のトイレ。

  • 幼馴染みの4人が過去にどんなことをしてしまったのかうっすらとわかりかけてきたが、なぜダディッツがその力を持っていたのかは不明。
    多分最後まで読んでも、理由なんてないような気がする。

    ただ、現在パーツで彼らがみんな幸せではない理由は、納得。
    タイトルの意味も、納得。

    事件が起こっているのは今なのに、それを解決する手立ては気づかないうちに過去に習得できていたというのが、時間SFのようで面白い。
    いや、そうでもないか。
    誘拐されちゃった。どうしようどうしよう。
    あ、そういえば子どものころ縄抜けができるようになったんだった。
    っていう感じ?

    身体が乗っ取られてしまったジョーンジー。
    身体だけではなく、記憶までもが自由にのぞかれてしまうのだけど、この記憶のイメージが、巨大倉庫に収納されている段ボール箱!
    なんてアナログ!ブラボー、キング!
    だから、私の記憶もしょっちゅう行方不明になるんだね。
    整理整頓をしっかりして、きちんとラベルを張らないと、あとでわからなくなるぞということね。

    そして生まれて(?)初めて食事という行為をしたエイリアンの反応が、もう最高!
    きょろきょろあたりを見回して監視されていないことを確認したのちに、皿も指もきれいになめて、おかわりを要求。
    こどもか!
    珈琲にふた袋のグラニュー糖を流し込んだあと、3袋目は直接口へ。
    こどもか!
    そのうえ人口メイプルシロップをコーヒーに追加投入。
    こどもなのか!

    緊迫した逃走劇のさなか、結構残酷シーンも多いのに、ほのぼのしちゃったよ。

    あとは、ヒットラーの尻尾のようなカーツ(軍の責任者)にどんな天誅が下るのか。
    それを楽しみに最終巻へ。

  • レビューは4巻

  • 4月26日読了。ジョーンジーと、彼と共生(?)する『ミスター・グレイ』のやり取りと、この事象すべての殲滅を図る軍からの逃走を図るヘンリーの行動を中心に、徐々に「彼らの過去に何があったのか?」に迫っていく第3巻。だが、まだ事件の全貌は明らかにならず、この事件の落とし所は見えない状態・・・。テレパス能力の発現の仕方やそれを得た人々の戸惑いなど、空想を具体的に・説得力を持って描くキングの筆力は相変わらず。

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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