ドリームキャッチャー〈4〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193303

作品紹介・あらすじ

アメリカ先住民に伝わるお守り"ドリームキャッチャー"。人類を襲った侵略の悪夢は、その魔よけさえもすり抜けてしまったのか。エイリアンにとり憑かれたジョーンジーを追うヘンリーは、瀕死の床にいる旧友ダディッツに救いを求める。はたして彼は人類を守る"ドリームキャッチャー"となるのか?慟哭が待ち受けるクライマックス。究極のホラー大作も、ついに大団円を迎える。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    地球外生命に乗っ取られた男と、彼を取り巻く4人の友人、また、彼らを追う狂気の軍人。
    そういった面々を緻密に、執拗に描くことによって、物語に深みが増す。
    ゆえに、必然的に大長編になるのだが、それもまたキングらしいと言える。
    ただ、4人(5人か)の友情や勇気が奇跡を起こす、そんな展開はちょっと弱いような気がする。

  • 2019/10/25

  • 面白かった。映画の映像はすごかったけど、「ア〜イ、ダディッツ!」は思てたんと違った。

  • 2017/10/23読了

  • ベーコンサンドイッチ!マヨネーズたっぷり!
    …大笑いしてしまった。

    ドリームキャッチャーは評価が低いってイメージあったのは、映画の方だったみたい。
    あれを映画化すればそりゃそうだ、いいか悪いかどっちかだろうなぁ。よく映画にしたな。

    ヘンリーが全部説明してくれるの「そこまで逐一説明しなくても…」と思ったけど読んでもイマイチピンと来なかったりした。
    ドリームキャッチャーから連想して、幻覚とか精神世界とか夢とかそういう話だけかと思っていたけど、それだけじゃなかった。
    精神は一つ、これって色々なお話の中で出てくる話だとね。面白い。

  • ベイケン超うめえ。 ダディッツこそドリームキャッチャー。

    映画の結末とはやっぱり違うのね。

  • 三勢力の追いかけっこがメインの最終巻。

    中盤~終盤の登場人物が
    次々に退場していく流れは
    それなりに大興奮。

    ボーダーコリー好きは読まない方がいいかも。

    2巻~4巻は精神世界内の攻防の
    場面が含まれていて、
    映像化してくれないとわかんねーよと
    ツッコミを入れようとした瞬間、
    最初に読んだときにこの作品の
    映画版も見てきた事実だけを
    思い出した。

    映画の内容は覚えてない。
    後半の展開が原作と比べても
    イマイチだったような…

  • 最後の最後までドキドキしました。
    中だるみ、なし。

    高速道路を走る3台の車。

    先頭を走るのは、体を宇宙人に乗っ取られたジョーンジー。
    地球を侵略するために、宇宙苔に寄生された犬を、とある場所へ運ぶために。
    手っ取り早く宇宙苔を拡散したいわけなのです。

    2台目にいるのがヘンリー。
    ジョーンジーを助けたい一心で助っ人とともに。
    宇宙苔に被災したとして収容所にいたヘンリーを救出し、車を運転し、宇宙人を射殺するつもりの元軍人オーウェン。
    そしてジョーンジーの逃走路を線として見ることのできるダディッツ。
    彼は持ち前の精神感応力で、離れたところにいるジョーンジーを励まし支え続ける。
    しかし彼は瀕死の重病人なのだ。

    3台目は軍人グループ。
    オーウェンに面子を潰されたと思い、オトシマエをつけるためにオーウェンを追う元上司カーツ。
    宇宙苔に寄生されたことにより精神感応力が高まり、ジョーンジー達を追跡するためのレーダー役になったパールマッター。
    宇宙苔に寄生されかけたが無事だったフレディ。

    一番いいのは、宇宙人が行動を起こす前にヘンリーが追いつくことなのだが、圧倒的に宇宙人が有利。
    行動にためらいがない。
    身体的に無理でも、ガンガンできる。
    何しろ自分の体じゃないのだから。

    宇宙人に追い付く前にオーウェンがやられてしまったら、ヘンリーたちも打つ手なし。
    全員が、前へ前へと進むしかない。
    誰のミッションが成功するのか。

    ジョーンジー、ヘンリー、ダディッツの友情。
    ダディッツの、全きの無償の愛情。

    ハラハラドキドキしながら最後まで読んで、結末にスッキリしたかと言われると、うーん。
    ミステリじゃないから、良しとするの?

  • とりあえずハッピーエンドでよかったです。
    途中、特に2巻あたりが怖かったー>_<。

  • 俯瞰してみるとなんてことない筋なんだけれども、ついつい引きこまれた。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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