幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

制作 : Stephen King  浅倉 久志 
  • 新潮社
3.34
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本棚登録 : 764
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193365

作品紹介・あらすじ

ベッドの枕に置かれた封筒。中には祝福の手紙(「きみはついてるな!」)と25セント硬貨。チップとも呼べない少額すぎるそのコインが、ホテルのメイドにもたらした幸運とは…市井の普通の人間に訪れた特別な瞬間を、名人芸の手業で描いた標題作ほか、天才キングが十年をかけて、瞬間瞬間の全精力を傾注して彫琢した傑作揃い、意外な結末ばかりの全七篇。全篇キング自身の解説つき。

感想・レビュー・書評

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  • 短篇集。「ゴーサム・カフェで昼食を」は必読。「何もかもが究極的」も良かった。他はそれなりに面白い。通勤の暇つぶしになった。星3つでも構わない。この本の片割れである「第四解剖室 」についてアマゾンで参考になる情報を見つけた:

    「出版社からのコメント:
    本書と『幸運の25セント硬貨』は、合わせて2冊でキングの最新短篇集"EVERYTHING'S EVENTUAL"の翻訳です。ただし…版権の関係で、すでに単行本としてアーティスト・ハウスより刊行されている『ライディング・ザ・ブレット』は収録されておりません。とはいえ、誤解されると困るのですが、「それ以外はすべて」収録されています(『ライディング・ザ・ブレット』についてのキングのコメントも含めて)。つまり、原書14篇中の13篇が、2分冊で刊行されている、という形式です。 (省略)」 

  • スティーブン・キングのいいところはなんだかんだ人の血が通ってる感じのするところなのですよね。あの固有名詞のマシンガンにしたって、私はアメリカ人じゃないですから、こういうのを使っている(利用している、好んでいる)人がどういう人なのだろう、と想像を及ばすことに関してはまったくド素人なのですが、それにしたって、こういうのを使ってる人ってこういうかんじじゃないかな、ああいうかんじじゃないかな、と外郭からその人をどういう人なのか推察するのって楽しい。下手に内側から、彼は繊細で、知的で、ユーモアもあって、自信にあふれた好青年で、とかなんとか、最初から答えを書かれてしまうよりも楽しさがある。

  • スティーブンキングの作品は、当たり外れが多い。あくまでも個人の感想は、後者・・・なんかすっきりしない。
    スティーブンキング作品好きな方は、読んでみてはいかがですか?

  • スティーブン・キングの話は本当に怖い。
    怪物の描写をしているわけではないのに、読んでいる自分の首がどんどん絞められて行く気分になった。

  • 学生時代、初めて読んだスティーブン・キング作品。

  • まさかのドナルド・トランプ。
    「なにもかもが究極的」が一番面白かった。あと表題作以外は本当に怖い。
    ゴッサムカフェは主人公が短絡的過ぎるので彼女側の裏を考えてしまう。
    彼女の発言は本当に意味があったのでは?と考えると妄想が広がりんぐ

  • それぞれ味わいの違った短編集。「なにもかもが究極的」は、やはり「ダーク・タワー」に繋がる部分があるのですね。「道路ウィルスは北に向かう」も期待どおりの展開。叔母さんのところではドキドキした。主人公がキング本人を思わせるところも味わい深い。
    解説の風間賢二さんが書かれていたとおり「一四○八号室」は日本と西洋の怪談のポイントの違いを感じました。
    表題作は、ハッピーエンドを思わせて気分よく本を閉じることができました。いずれも読み出したら止まらない面白さでした。一篇ずつにキング自身による解説というか、楽しみどころを語ってくれています。

  • キング節の詰まった短編集。
    どこか仄暗く、シニカル。

    ゴッサムカフェで狂った給仕から襲われる離婚調停中の夫婦。辛くも窮地を脱する二人だが、そこから二人の愛が再び芽生える…などというハリウッド的ハッピーエンドなどなく、口汚く罵りあって幕を閉じる「ゴッサムカフェで朝食を」。

    しけた25セント硬貨を受け取った、生活苦にあえぐ掃除婦がささやかに夢想する幸運と、現実に起きた微かな幸せを描く標題作品「幸運の25セント硬貨」。

    小品だがキング好きには納得の短編集です。

  • もう昔ほど夢中でキングが読めなくなった…と感じた1冊。面白かったのは「道路ウィルスは北へむかう」「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」「一四〇八号室」かな。特に「道路ウィルス~」は昔好きだった感じを思い出した。

  • 久々に読んだスティーブンキング。
    面白かった。
    心理描写が細かく鮮明。
    うまいです。
    手元だけ明るく、周りは暗い、そんな世界観 です。
    主人公の心理描写だけで、これだけくっきりとした話はすごいです。

  • 手持ちがなくなったので一冊用足さなきゃならなくなったのだが選んでる時間がなくって洋物読まないけどキングくらいは知っててまぁ大丈夫なんじゃないかと買って来たいわくつきの短編集。
    さすがにking of kingsとありきたりの感嘆符を打ちたいところなのだがいまひとつピンと来ないのは慣れてないからなのか文化の違いなのかはわからない。
    わかったことはたいしたストーリーテリングだと言うこと、訳者のセンスがいかに重要かと言うこと、そしてやっぱり原書で読むくらいのことをしなきゃダメなんだなと完敗。
    和製ポーンはキングに踏み潰されました。

  • さすが、キングと言いたいくらい、全ての短編のレベルが高い!
    まさに小説界のキングだと思う。色々、怖い結末の話が多い中、ラストの短編には救いがあった。

  • 「幸福の25セント硬貨」が一番良かった。「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」は、難しかった。「道路ウイルスは、北にむかう」はテレビ映画の方が良かった。まぁ、キングだけあって全作読み応えはあります。

  • 『道路ウィルスは北にむかう』The Road Virus Heads north が一番怖かった

  • とても好みの作風ってわけでもなかったけど、記憶に残る作品が多かった。

    なにもかもが究極的
    L・Tのペットに関する御高説
    道路ウィルスは北にむかう
    ゴーサム・カフェで昼食を

    この四作までの流れが良かったかな

  • 池田真紀子さんが訳してる短編2編が面白かった。特に終わり方がともに印象的。そういえば両方とも主人公が女性だ。この短編集は主役が男性か女性かで、訳者の性別も合わせたものになってる。私が女性だから作品や訳者も印象に残ったのか?

  • 前半の「第四解剖室」を読み終えて4年も経ってから、ようやくブコフで入手、読了( ´ ▽ ` )ノ。
    出来は、なんだかね......

  • 挫折しました。

    途中で内容がついていけなくなりました。

  • 好みが分かれる短編だったけど、ガレッジセールの話がいちばん怖かったなぁ。

  • キングは基本的に苦手なのだ。これは表題作が何かでオススメになっていたので、図書館にリクエストしていて、忘れた頃に届いたのだ。
    確かに表題作はよかった。
    他の作品はわたしの苦手なキング節。ざらっとした不安な気持ちになる作品集。

  • 秋の夜長に短篇集はしっくりくる。昔のアメリカ小説によくあるような下品な例えはまぁご愛嬌。冒頭の「何もかもが究極的」が一番面白かったかなー

  • ホラーの帝王キングの短編集。
    キングの作品を読んだのはスタンドバイミー以来なのかな。しかし、やはり面白い。とにかく気味が悪くて恐ろしい作品も、不思議さや怖さとユニークさや温かさが共存した作品も。
    続けて【第四解剖室】も読みたい。

  • 久しぶりにキングでも読んでみようかと。。。

    でもダメでした。
    若いころは登場したばかりのキングの『ファイヤースターター』や『キャリー』をワクワクしながら読んだのですがね。年取ってすっかり好みが変わってしまったようで、こういうホラーは受け付けなくなったようです。

  • 初めて知った。スティーブンキングってホラー小説も書くってこと。ゴールデンボーイ(映画ショーシャンクの空の原作)やグリーンマイルが有名なのは知ってたのだが。そして、日本と海外のホラーって根本的に違うというか、海外は平気でグロテスクなことを書いて、それがウケる。

  • 保有状況:売却&購入日:40532&購入金額:746

  • このすっきりしない感じを余韻を残した作品と解釈するか、後味悪くて気持悪いと思うかで感想が変わりそう。
    私は合わなかったなぁ。これといって面白く感じた話もなかった。
    一四〇八号室にもうちょっと期待していたんだけど…。

    一四〇八号室は映画の方でも途中で寝てたから、多分合わないんだと思った。

  • 期待したほどでは…
    翻訳がしっくりこなかったかな
    表題の作品は面白い
    また、それぞれの短編が始まる前にキング自身のコメントが読めるのは楽しかった
    やっぱストーリー作りの天才なんだなあ

  • 分冊短編集の二冊目。物悲しくもどこか温かい表題作の「幸運の25セント硬貨」やホラー物の導入部分としては完璧と言っていい案内人を演じた支配人が登場する「一四〇八号室」と面白い作品はあるのだけど本全体としては「第四解剖室」の方が良かったかな。

  • 収録作のひとつ、離婚協議の最中サイコ男に襲われる男女の災難を描いた「ゴーサム・カフェで朝食を」を読んで、別短編集に収められていた、まさに出産を迎えんとする女性がゾンビと対峙するお話「自宅出産」を思い出しました。ゾンビに襲われようがサイコ男に追いかけられようが、人間そればっかりに構ってられない日常があるのだね。ほかにもホラーと感傷の割合がほどよい「L・Tのペットに関する御高説」、“呪われた部屋”というストレートな題材を飽きずに読ませる「1408号室」が好き。

  • 1999年の事故から復活作の短編集。絵を題材にした2作が秀逸。パニック系の作品は、じわじわと恐怖がくる。どこか筒井康隆に似ているところもある。ただ、作によっては訳が今ひとつ。「1408号室」は訳が変わればもっともっと面白いはずだ。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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