ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈中〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193563

感想・レビュー・書評

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  • もはや家族とさえ呼べる強い絆で結ばれた、4人と1匹の旅の仲間たち。やっとの思いで再会を果たした彼らは、一夜、杯を酌み交わす。何かを予感するかのように――。〈暗黒の塔〉破壊の中心基地を、異能者たちの協力のもと襲撃する試みは成功するのか。明かされる薔薇の未来とは。そして、訪れた予感の正体とは……。

  • ここまで読むのは正直苦行だったが終盤になり、ローランドと共に見てきた旅に何らかの思いが宿っているのを確認できる
    突拍子もない話だと思いながら読んでいたものの、物語の中の様々な出来事が去来する
    最終まで読んで良かったと思う

    キング自身もこの作品を突拍子がないものとして書き続けていたのだと思う
    自分の心の奥から現れる断片的な想念を描いていった結果がこの物語になったのだと思っている
    本人もどう転ぶかは分からないし、最終的に形になるかわからない
    だが壮大な作品になるという心の中の呼び声と直感に従い、書き続けたのではないかと思う

    面白いのかといえば首を傾げざるをえない
    SF、ホラー、ロマンス、西部劇と、好きなものや書きたい事を放り込んだ乱暴な作品だ
    なので世界観が非常にいびつで違和感があるし、伏線に収拾がついていないようなところもある

    ここまで読んだところでダーク・タワーを読む前に見た、キングヲタにおすすめするというAmazonのレビューが理解できた
    読んでいて腑に落ちない点が多々でてきたが、物語を終盤まで読むことでキングという作家を俯瞰できたような気がする
    キングを形作る要素の集まりがダーク・タワーなのだと思うようになった

    物語が最後になるに連れキングの文章がおかしくなるのが分かる
    とりとめもないと表現すればいいのか、突拍子もないと表現すればいいのか
    だけど流して読むことで連想される風景が頭の中に思い浮かぶ
    しかもそれが物語の重要な箇所を繋ぐための鎖になっている

    物語終盤の創作に入り高揚感が増し、それが狂気になっているように思う
    狂気に従い筆を走らせているのではないかとさえ思える
    次巻でようやく最後だ

  • あまりに急速に物語が展開し、押し流されるように物語のクライマックスへ。
    いろんな事が一瞬にして起こり、あらゆることがあっという間に失われていった。

    物語の根幹をぶち壊すような急展開はあまりに衝撃的。




    次はいよいよ『ダークタワー』の終幕。読むのが惜しい気持ちもありつつ、読み始めた。

  • 長かったダーク・タワー・シリーズを読了。
    文庫本で 16 冊。
    カ・テットの旅の過程を十分に楽しませてもらった。
    サンキャー、サイ・キング。
    あなたはすごい人だ。
    ローランドとエディ、スザンナ、ジェイクそしてオイに、
    長き昼と快適な夜を。

  • 読了:2009/10/31 図書館

  • 感想は下巻で。

  • 未読

  • いよいよ、ラスト1。
    (中)では、著者でもあるキングの1999年6月19日の交通事故のシーンがでてくる。
    テレビドラマのキングダム・ホスピタルでは、映像で交通事故のシーンがある。

    ストーリーに著者が出てくるというのがナンともいえない。

    さて、ラストはどうなるか?

    キングのライフワークがもうすぐ終わる!

    ト、2008.10.08

  • 「ダークタワー」シリーズの第7部(最終部)通算15冊目。

    固い絆で結ばれた4人と1匹。 暗黒の塔へ向かう旅の終焉は近づいている。ここにきて物語は大きく動く。ネタばれになるので書けないが、最終巻に向かって話は盛り上がる。

    この物語の結末は果たしてハッピーエンドなのかバッドエンドなのか? いや、その様なカテゴリーで分けるべきではないだろう。 スティーブンキングをしてライフワークと言わしめたこの壮大なファンタジーの終焉は納得が行くものなのか、それとも不完全燃焼で終わるのか。 楽しみである。

  •  いよいよ終末に向かって最後1冊となった。ここに来てキングに突き放された感じ。もう1冊読む元気が出ない(読むけど)。

     そうか、あのテッド・ブローティガンか、っていう感動はあったけどね。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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