セル 下 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年11月28日発売)
3.40
  • (19)
  • (48)
  • (90)
  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 516
感想 : 60
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784102193600

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

テーマは人間とテクノロジーの関係を描きながら、緊張感と感動を織り交ぜた物語です。携帯電話による超自然的な災害が引き起こす騒動は、アメリカのスケール感を感じさせ、読者を引き込む要素となっています。キャラ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2025.8.16読了

    携帯電話の被害規模が、チャチな日本の『着信アリ』シリーズなんか目じゃない、アメリカ人の発想スケールのデカさを堪能した。

    カシュワクを目指す旅は、旧約聖書の約束の地カナンが連想され、このへんも英語圏作家だなぁという印象。

    超自然的力ではなく人為的に引き起こされた災害っぽいのに、結局原因と目的はぼかされたまま終わったし、〈ラゲディ・マン〉も何だったんだアイツ。

    携帯人が一つの意識集合体みたいになるところなんか、エヴァの「人類補完計画」に似てた。
    まぁ面白かったからいいけどね。

    アリスとの別れの場面(朝マックにて出勤前に読んで)に号泣し、レイの覚悟に震え、バス爆弾で突っ込むジョーダンを応援し、キャラクターみんなに見せ場があって大満足の読み応え。

    最後は一筋の希望の余韻を残して終わったけど、(共同脚本のキングはどういう理由で原作と違うラストにしたんだろ)〈ラゲディ・マン〉のデザインなんかアメコミで読んでみたいな。

  • いやー面白い、それでいいじゃん

  • キングの中でもあまり語られないし映画版の評判もよろしくないので、キング制覇の茨の道の一作として読み始めたけどいやいやかなり面白かったですよ。この騒動の首謀書などは語られないので消化不良はあるのだけど、物語がちゃんと進んでいくし(笑)彼独特の形容詞も冴えてるし、読んでよかったです。

  • 中だるみが長い。
    これと言った山場が少なく、ハラハラドキドキがなかった。上はあったかな。
    なんとなく想像通りの展開だったので残念。
    映画は撮り直して欲しい!

  • 冒頭からフルスロットルでテンポよくスピーディーに進んでいたのに対し、中盤からほぼ襲ってこなくなる携帯狂人というアンバランスさにどうにも足を掬われた後編だった。赤いフーディーを被って口の裂けた、携帯狂人のボス「ラゲディ・マン」はそれなりのインパクトはあったものの、絶望感というにはイマイチ薄く、誘導のために携帯狂人が襲ってくることがなくなったというのが緊迫感の意味では一番のマイナスだったかもしれない。

    しかしながら、一行の中心メンバーの一人であった少女アリスが暴走族にブロックを頭に投げられて死ぬなどの展開は予想外かつ衝撃的で、展開がややヌルかった代わりにメインキャラクターの死は意外性もあって凄まじく効果的だった。

    クライマックスの携帯で起動する爆弾は電波が通じないはずの場所で通じる意味など、一発逆転というにはやや強引な気も。そしてラストの息子との再会とパルスによる「再起動」に一縷の望みを託しつつそこで筆を置くさまも余韻としてはとてもいいと思う反面、それを明かさないのは綺麗に話が落ちたとは言い難く、この尻の座らなさが良くも悪くも本作の歪さを端的に表しているなと感じてしまった。

  • この手の終末ものにはつきものの荒くれものが出てこずにみな大人し目の人しか出てこないなぁ、と思ってたら出てきたよ。しかも最悪な結果を引き起こす、最悪。
    カシュワクに入ってから読書のスピードアップ。
    かっこええのはレイ。
    レイから渡されたものをどう使うかが気になって気になって…大満足。

    今回も大満足でした。

  • 最後をぼかすのはちょっと珍しい終わり方だけど、緊張、ドキドキ、恐怖の緩急がさすが、面白かった。
    アリス…。各キャラクターに味があっていい。この先、どうなるんだろう。そう思わせるリアリティがすごいなと思う。

  • 後半は悲劇がたくさんあったが中でもアリスの死は1番衝撃的だった。また、最後まで書いていなくてどうなったのかすごく気になった

  • 再読。
    携帯電話をめぐるホラーな話。ロードノベルとも言える。
    主人公の妻と息子は果たして無事なのか、というところが最大のキモなんだけど、そこに至るまでの過程がちょっと荒唐無稽だと思う。
    結末はそう来たか、という感じ。ちょっと強引。

  • 2021/3/29購入
    2021/8/29読了

  • 読んでいて少し疲れました。それはキングの描くリアルの細部が、自分のリアルと一致していないからかもしれません。もっと濃縮した方が怖い気がします。ストーリー的には、さすがスティーヴン・キングなんですけどね。

  • いつかこんな世界が来るんじゃないかと思えるキングの長編。
    PC.WEB,スマホ…これらがどれだけ人間を蝕んでいるか、誰もあまり検証していないが、確実にそれは起こっていると思う。
    未来への警鐘としてこの小説を捉えたい。

  • 面白かった。えらく時間が開いて映画化されたけど、映画のラストは好みじゃなかったな。

  • 下巻も面白かったです。
    別れがあったり出会いがあったり、またたくさん焼いたり…狂気の沙汰です。
    「むろん、これは狂気の沙汰だ。しかし、いまでは世界が狂気に支配されているのだから、これで自分は世界と完全に調和したのだ。」
    パルスにはワームが仕掛けられているという推測(この推測が何で出来ているか、がキングっぽい)で、システムに保存、はよくわからなかったですが、クレイとジョニーのこれから、そして4人とはまた出会えるのかこの世界で…と彼らのその後を思ってしまいました。
    救いのない作品でしたがぐいぐい読みました。キングは科学技術恐怖症だと解説にあったのですが、それをこんなお話にしてしまうとは。。

  • 「セル」スティーヴン・キング 軽い読み物としてOK。
    ……そうね、愛と勇気が世界を救うんだあぁっ!というモダンホラーお約束の雄叫びがちょっと弱かったかな? キング作品では珍しく、主人公のクレイが(ほんのちょっとだけど)感情移入しにくい言動をしていたり、脇役(例えばトムとかジョーダンとか)がそれほど魅力的でなかったり、といったところが、この上下巻のボリュームの本に小粒感を与えているのかな?
    アイディアは面白いし、ラストもなかなかよかったとは思うけど、私は、携帯を持っていなかった年齢層というなら、溢れるくらい老人と子供が残っただろうと思ったところでつまづいてしまった。

  • 小説

  • 宗教的な作品だと感じた。弾圧するものと弾圧されるものの対立が描かれている。そこまではいいのだけど、人が携帯を通してプログラミングされて携帯人となったり、バクったり、再起動できそうだったりと、ここまでくると私にはあまりにも荒唐無稽で小説世界に入っていけなかった、読み慣れたスティーブン・キング氏の作品とは思えないほどで、私には乗れない作品となった。

  • 下巻を読み終わるのに一週間かかってしまった。

    すべてが謎で終わった感じ。
    「パルス」を送ったのは誰なのか。
    なんの目的があったのか。
    携帯狂人はアップデートを繰り返し、最終的にどこへいきつこうとしていたのか。。。

    すべては憶測であって真実は分からない。

    読む方としては消化不良を感じるが、真実が分からないという事は正確な対処方法が分かっていないという事で。

    冬でも携帯人は生き残るかもしれないし、北以外の場所には、まだ数多くの携帯人がいるかもしれない。
    初期の携帯人が更なる進化を遂げているかもしれない。

    そして、、、あらたな「パルス」を受けたジョニーがクレイの喉に噛みついているかも.....シレナイ。

    いろんな想像をする余地が残された終わり方だと思う事で、この消化不良を乗り切りたいと思うw

  • 怒涛のスピードで読了。次作に期待!

  • キングなので分かっていたけど・・・救いのない話で疲れた。

全58件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・キングの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×