ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102200025

感想・レビュー・書評

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  • 背ラベル:545.88-ト

  • 素材の製造も含めてトースターを作ってみたらどうなるであろうという、学生のかなり無謀な挑戦。その中で日常的に使っているものの製造の基本に戻ったり、安易に使っているものがとても多くの工程を経てるのだと認識したり、と面白い。途中、自分のルールも勝手に変えて文明の利器を使ったり、あまりに無茶な行動であったり、それを超えてできたものは。
    100均は便利でいいけど、安過ぎるなあ。

  • トースターを原材料を調達するところからから作ってみる。
    ありえない試みが現代のちょっとした製品もこれまでの英知の結晶なんだと教えてくれる。

  • 発想には大変共感を覚えたが、実際の科学的な論証は私には理解できなかった。またそこを深堀するつもりもないようで、一言でいうと置いてけぼり。

    文体はいかにもブロガーって感じで軽快。

    二回読み返す気にはならない。

  • あまりに無謀な計画で実現可能性はゼロだったが,ゼロからの定義を変えることでなんだかトースターができた。
    実用にはならなかったが面白すぎるプロジェクト。
    サプライチェーンを考え直すきっかけにはなった。
    文体は軽妙で楽しく読むことができた。

    ある人から教えてもらって池袋のジュンク堂で購入

  • 自由研究がしたくなった。人と違うことをしようという人は、SNSやブログで発信しよう。本になって翻訳もされ、より広く知られ、より多くの夢、希望、力、笑いに変わるから。(大げさ?)
    抱腹絶倒はしなかったが興味深く読むことができた。
    ・世界中の人間が分担して出来上がったものに囲まれて生きている
    ・それらの仕組みも原理も造られ方も実は知らない
    ・道は一つとは限らない
    ・協力してくれる人を見つけるの大事
    ・情報発信も大事

  • 表紙の写真とタイトルから軽い気持ちで半分馬鹿にしつつ手に取ったが、いやいやすごく作者の知的好奇心と冒険心が溢れる熱い本だった。
    作ってみた結果、の考察がユーモアたっぷりな文体ながら重かった。
    子供にも勧めた。

  • 文章が面白く、さらさら読める。
    普段は意識しないけど、プラスチックが石油からどう作られるか全くわからないのに100均で簡単に手にできる社会、改めて凄いなぁと感じる。
    産業が発達するにつれ進んだ分業化によって、製品の大量生産や低コスト化が何をもたらすか、まで消費者が考えなくて済む社会になってしまった。環境問題や人権問題の解決に靄をかけているのもこういう無関心なのだろうな。

  • 545-T
    文庫

  • ・ウィットに富み軽やかな文体でサクサク読める

    ・笑いあり、感動あり、示唆に富んだ話ありの良書

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