アマチュア (新潮文庫)

  • 新潮社 (2025年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784102201060

作品紹介・あらすじ

アメリカ中央情報局の最高機密機関に属し、暗号の作成と解読に従事するチャーリー・ヘラー。シェイクスピア劇を愛する彼の平穏な日常は突然終わった。婚約者のサラがテロリストに殺されたのだ。「ぼくの生命を救う唯一のもの、それは奴らの死」。ヘラーは持ち慣れぬ武器を手に復讐を誓う。殺しの能力ゼロの「アマチュア」は、果たして引き金を引けるのか。『チャーリー・ヘラーの復讐』改題。

みんなの感想まとめ

主人公のチャーリー・ヘラーは、アメリカ中央情報局で暗号の作成と解読に従事する一見平凡な男ですが、婚約者の悲劇的な死をきっかけに、復讐の道へと足を踏み入れます。彼は暴力とは無縁の「アマチュア」でありなが...

感想・レビュー・書評

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  • ロバート・リテル『アマチュア』新潮文庫。

    昭和58年刊行の『チャーリー・ヘラーの復讐』の改題作で、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック主演で映画化される『アマチュア』の原作。

    意外に古い作品だった。『チャーリー・ヘラーの復讐』というタイトルには記憶があるが、恐らく未読だと思う。

    今から40年以上前の海外翻訳作品となると、流石に表現が回りくどくて古臭い。翻訳者は当時良く読んでいたジョナサン・ケラーマンの作品の翻訳を担当していた方だった。

    ウイットとユーモアの効いたストーリー。婚約者がテロリストに射殺されるという悲劇も何故か他人事のように描写される。果たして、主人公のチャーリー・ヘラーはテロリストに対して本気で怒っているのか、射殺された婚約者を心の底から愛していたのかよく解らない。


    主人公はアメリカ中央情報局の最高機密機関で暗号の作成と解読に従事するちょっと風変わりなチャーリー・ヘラーである。ミュンヘンのアメリカ総領事館で発生したテロ事件で、ヘラーの婚約者であるサラダイアモンドがテロリストに射殺される。

    毎夜、悪夢に魘されながら、眠れぬ夜を様々な方法で消費するうちにヘラーはテロリストへの復讐こそが自らの生命を救う物であることに気付く。暴力とは全く無縁の『アマチュア』のヘラーはテロリストへの復讐を果たすことが出来るのか。

    本体価格1,000円
    ★★★

  • アメリカ中央情報局の最高機密機関に属し、暗号の作成と解読に従事するチャーリー・ヘラー。シェイクスピア劇を愛する彼の平穏な日常は突然終わった。婚約者のサラがテロリストに殺されたのだ。「ぼくの生命を救う唯一のもの、それは奴らの死」。ヘラーは持ち慣れぬ武器を手に復讐を誓う。殺しの能力ゼロの「アマチュア」は、果たして引き金を引けるのか。『チャーリー・ヘラーの復讐』改題。

    何とロバート・リテル! 前回の映画化作品はビデオで観た記憶がある。再映画化をネット記事で知り、ひょっとすると復刊されるかと思っていたら、ちゃんと出ました。さすが新潮文庫です。
    43年ぶりに読み直したが、どこかすっとぼけたテイストがよい。

  • 映画の予告編を見かけて、興味をもっていたのだと思います。書店でレジに並ぶ直前の棚に本書を見かけて、思わず手に取りました。確かに映画で見たくなる物語でした。
    暗号のからくりは、私は理解しようともせずに読み飛ばしましたが、好きな人はハマると思います。最近、土日は何かと予定が入っているので、映画館で本書原作の映画を見られるか微妙なところです。

  • 今作は映画化されているので、先に映画を鑑賞しました
    主人公はCIAに勤務する暗号解読エージェント
    いわゆる007のように第一線に出てドンパチする仕事ではなく、むしろ日がな一日暗号解読に没頭しているようなオタク要素の強い人間です
    そんな主人公ヘラーの恋人がテロに殺されたことから復讐へと向かう…というストーリー
    映画は時間内にわかりやすくする為に細かいディテールを変えていますが、原作に程よく忠実でどちらも興味深かったです
    大きな違いは時代設定かな?
    映画はPCやスマホを使って情報を得るのに対して、書籍の方はPCなど出てきません
    結構アナログな感じで話が進んで行きます

  • 2025/12/27 84映画にて

  •  プロフェッショナルとは何か。
     格別な能力を持ち、己の失敗を許さない人間のことではないだろうか。ヘラーは元々平凡な青年であり、殺し殺されの世界とは無縁な人間であった。しかし、婚約者を亡くしたことで、復讐を決意し、己を復讐の業火にくべることとなる。ヘラーには、殺しにおいて格別な能力はない。しかし、復讐をやり遂げる意思は存在する。よってヘラーはアマチュアのままプロフェッショナルとして振る舞う人間である。
     復讐譚として本作は描かれる。復讐の味は甘い。その業火に身を焼かれている間は、悲しみに暮れなくてもいい。命以外の全てを復讐に注ぎ込める。読者は主人公の復讐を追体験する。しかし、全てを燃やし尽くして仕舞えば物語は陳腐なものとなる。残るものがないのは寂しい。この塩梅は難しい。その点本作は非常に面白い。ヘラーは復讐のみの人間ではない。絶望の底にいながら幸せを望み、他人を思いやることのできる人物だ。復讐譚としては本作は面白い。
     本作は40年以上前の作品だが、世代が離れていると表現を直接的に読み取る事が難しく感じた。日本とアメリカでは文化も違うため、それにも起因するだろうが、個人的に話を読み取るのに工程が一つ増えている感覚だった。今年、本作は映画原作となった。私は映画をまだ観ていないが、映画での復讐劇が非常に楽しみだ。

  • ミステリだし、もちろん最終章にて謎が解けていくのだが、初期設定が分かりづらくて(私の読解力の不足も大きい)カタルシスを味わいそびれてしまった感…

  • 背ラベル:933-リ

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