黙約(上) (新潮文庫)

制作 : Donna Tartt  吉浦 澄子 
  • 新潮社 (2017年7月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102201213

作品紹介

緑の蔦に覆われた大学の古い建物、深い霧に包まれる森。東部ヴァーモント州の大学に編入した主人公リチャードは、衒学的なモロー教授のもとで古代ギリシアの世界に耽 する学生五人と知り合う。そしてある夜、バッコス祭の神秘を再現する熱狂の中で凄惨な事件が起こった。美と恐怖と狂気が彼らを駆り立てる──『罪と罰』を彷彿とさせる傑作長編小説! 『シークレット・ヒストリー』を改題。

黙約(上) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 小さい亀裂から殺人事件に落ちていく過程が面白い。しかも、この作者のデビュー作というから驚く

  • (上下巻合わせてのレビューです)

    長かった・・・。
    実際、文庫本にして上下巻で1000ページを超える長さではあるのですが、個人的にはその1.5倍ぐらいの分量の話を読んでいるような印象でした。つまり文章一つ一つの密度がとっても濃い、労作であり力作なのです。
    ただキングのように長さを気にせずどんどん読み進められるタイプのエンタメ小説ではないですね。私も読み終えるのに結構時間がかかりました。
    面白かったかどうか問われればもちろんYESと答えます。冒頭から殺人が記述されているのでミステリとして読めるのはもちろん、サスペンス、悪魔祓いに代表されるオカルト要素、同性愛や兄弟愛といった禁忌など、盛りだくさんでお腹いっぱいになりました。登場人物がみな細かいところまできちんと描かれているのにも好感が持てます。ジュディ・プーヴィが特にいいですね。
    不満もあります。まずリアリズム小説として読むと、学生が一人失踪しただけでこれほど大騒ぎするというのはあり得ないと思いました。また本家本元の『罪と罰』では最終的にラスコーリニコフがシベリア流刑という形で殺人に対するいわば公的な「落とし前」をつけていたのに対し、本作の終わり方はどうなんでしょうか。正直、私にはもやもやが残りました。これじゃあ農夫もバニーも浮かばれないのではないかと・・・

  • コワいよ。

  • 感想は下巻に。

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