四億ドルの身代金 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1987年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784102204078

感想・レビュー・書評

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  • ラドラムとしては珍しいコメディタッチか。終盤の作品しか読んだことがないので、よくわからんが。展開の波状攻撃によって、主人公サムに考える暇を与えない。よって、彼は時折もたらされる幸運に身を委ねつつも、ひたすら悪態をつくばかりである。最後の駆け足具合が気になるのと、少しご都合すぎるというか、コメディ的な終わり方ではなく、訳者が『優しさに満ちた<夢>の世界』となったのはコメディとして一貫していないのではないか、とちょっと思った。急にみなさん優しくなられましたな、という具合。

  • 個人的目線でいえば、主人公は弁護士サムの方かも!
    巻き込まれ、振り回され、あらがえどもあらがえども作戦は進行してゆく。
    その姿がいかにも愉快。

    全編コメディタッチ。
    似たモチーフのものを読んだことはあるけれど(どちらが先に書かれたかは不明)、ラドラムらしい引き込み力で全然気にならなかった。

    面白かった。気楽に楽しめた作品。

  • したいことは分かるけど、全く上手くいってない。

    とある1つの常識のある世界観の中で主人公(知恵とスキルのある超人)が、その常識を打ち破り目的を成し遂げる。
    これをしたいと思ったはず。

    常識を打ち破ったときに読者は快感を感じるため、常識のある世界側の人間に感情移入させる必要がある。
    この作品の場合それはサムのはずなんだけど、こいつのこと自体よく分からない。

    それに文章が下手。
    翻訳のせいなのか。
    ストーリーも雑。
    なにが起こってるのかよく分からない時が多々あった。

    "この男はサムのスーツケースにスモークサーモン入りロールパンでも詰まっているような扱い方をした"

    この表現はナイ。日本に置いてこれはナイでしょう。

    これを読むなら茅田砂胡作品が往々にして常識を打ち破ることを主題においてるので、そちらをおすすめします。
    女性向けですが。

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