ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫 ク 5-5)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102205051

作品紹介・あらすじ

韓国訪問を予定しているローマ法王を密かにKGBが狙っている-。法王を守るためその側近たちが出した結論は、アンドロポフ書記長暗殺だった。として選ばれた男は、亡命したポーランド秘密保安機関のエリート少佐。妻を装った若く美しい修道女を道連れに、クレムリンへの長く危険な旅が始まる!大胆な構想で展開する、息もつかせぬポリティカル・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 韓国訪問を予定しているローマ法王を、密かにKGBが狙っている-。
    法王を守るためその側近たちが出した結論は、アンドロポフ書記長暗殺だった。
    ≪法王の使者≫として選ばれた男は、亡命したポーランド秘密保安機関のエリート少佐。妻を装った若く美しい修道女を道連れに、クレムリンへの長く危険な旅が始まる!


    少し的が外れますが、映画「ダヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」を見た後なので、ヴァチカンが実際に水面下でこのような事を行っていたとしても不思議には思いません。

    アンドロポフ書記長時代のソヴィエトや東欧諸国の体制を考えると、『ベーコン神父』たちが巡らした計画が、成功と壊滅が紙一重であったものと思います。
    もちろん≪法王の使者≫であるミレク・スツィボルの能力も、成功にはおおいに大事な要素ではありますが、ネットワークを駆使して準備・作戦立案をするのも容易でないはず……
    個人的には、ミレクが現場に立つ前のリビアでの訓練期間のことが一番興味深かったです。
    そこでの訓練があったからこそ、そしてアニアの存在や支援してくれる人々の存在があったからこそ、成功できたのですね。

  • 胸がドキドキする小説。
    クライマックスで加速するスピード感が凄い。長いゆっくりとした序盤から中盤、そして一気に終わる終盤。
    読み進めれば読み進める程止まらなくなります。

  • 【参考ウェブサイト】
    A. J. Quinnell - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/A._J._Quinnell
    作家 A・J・クィネル A. J. Quinnell
    http://www.ne.jp/asahi/kitora/shu/books/j-ajq.htm
    A.J.Quinnell @ Tony Mortlock's Home Page
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell.html
    MY VISIT TO GOZO AND A. J. QUINNELL
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/gozo.html
    A. J. Quinnell - Biography
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell-biography.html
    A.J.クィネルの若かりし頃の映像↓↓
    Philip Nicholson (A. J. Quinnell).wmv
    http://www.youtube.com/watch_popup?v=nxsrnmMTD5s#t=82s&vq=small
    そして、写真など
    Ghajnsielem.com - Philip Nicholson (A. J. Quinnell)http://www.ghajnsielem.com/biographies/index.html
    http://www.ghajnsielem.com/biographies/philipnicholson.html
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/images/197493/65.jpg

  •  タイトルに引かれて読んだが、実に面白かった。
     復讐に燃える男、<法王の使者>のミレクと修道女のアニアが出会い、旅立つまでが少々長い。それでも終わりまでいいテンポで進むし、すらすら読めるのでそれほど気にならなかった。
     ローマ法王の暗殺を阻止するのに、アンドロポフ暗殺を計画するという設定がいい。ミレクと、修道女であろうとするアニアの心境の変化も良かった。ベーコン司祭はじめ、登場するキャラクターも面白い。
     この類の本はあまり読んでいないが、割とすっきりした終わり方だと思う。

  • 設定的に大丈夫なのだろうか・・・ダヴィンチ・コードなんかよりもまずい気がするのだが、古い作品なのでOK?
    法王暗殺を阻止するため、逆にこちらから手を打つ。そのために腕利きの暗殺者をヴァチカンが用意する・・・のはいいのだが作戦が決行されるまで長い。長すぎる。
    ほぼ半分きたところでようやくヒロインと対面。作戦開始。
    こういった小説にしては珍しくロマンチックでハードボイルと見せかけて実は内容はまるで少女小説な展開だったというオチ。
    敬虔なシスターが恋に落ちるというのだからこれくらいにしなくては無理が出るのかも。
    女性に関してはフランクな主人公がメロメロになっていくのも面白かったし、恋愛小説として楽しめた。

  • クィネルの作品の中で、今のところコレが一押し。
    主人公とヒロインの故国に滞在できたことが思い出深かった。

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