二人がここにいる不思議 (新潮文庫)

制作 : Ray Bradbury  伊藤 典夫 
  • 新潮社
3.28
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本棚登録 : 581
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102211052

感想・レビュー・書評

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  • 短編集

    「生涯に一度の夜」は
    青臭い男子の心情が書かれているよ。
    でも、きっと誰にでもある「特別な春の夜」を
    未だに待っているような気もするよ。

    「トインビーコンベクター」は
    何を書いてもネタバレというか、
    物語に気づいてしまうけれど、
    ロマンチックな理系男子にオススメしたい。
    別に理系なお話ではないのだけれどね。

  • SF作家と思っていたが、幽霊の話や純文学のような話もあり、何日か前の新聞の書評欄にあった通り、SFというジャンルに限定することはできない作家だと思った。アイルランドが舞台の話が多い。

    「生涯に一度の夜」
    「かすかな棘」
    夫婦関係の破綻と超自然的な出来事が絡み合う。ロマンを理解しない妻に失望する男。未来からの警告は、逆に破綻の原因となったのか?

    「トインビー・コンベクター」
    「最後のサーカス」
    核兵器や環境破壊の問題に為すすべもなく虚無に陥っている60-80年代の気分。今もそれらの問題は解決していないが、当時ほど深刻に捉えられていない気がする。諦めが極まったのか?今深刻に議論されているのは、デジタルディスラプション、AI、中国、右傾化など。これらはそれほど重要か?

    「オリエント急行、北へ」
    「プロミセズ、プロミセズ」
    「ゆるしの夜」
    ちょっと変わっているが信仰の話。

    「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」
    映画 “La La Land” のよう。切ない恋愛の思い出。

    「二人がここにいる不思議」
    「号令に合わせて」
    親子の話。前者はシュール。後者は深刻。どちらにも哀しみ。

  • 2012/6/7のニュース
    「華氏451」や「火星年代記」などでお馴染みのSF作家レイ・ブラッドベリ氏が91歳で死去した。

    大好きな レイ・ブラッドベリ、読んでみよう!

    2012/6/7 予約 6/13 借りる。7/28 結局読まずに返却。

    内容と著者は

    内容 :
    内容(「BOOK」データベースより)
    太めと痩せのカップルの、出会いと別れと再会の物語「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、
    天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ領主に抗して村人たちが考えた作戦が意表をつく「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」など、
    23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。
    ちぐはぐな会話としんみりした読後感が楽しい表題作は、今は亡き両親をレストランに招待した男の話。

    著者 : レイ ブラッドベリ

  • ブラッドベリは久しぶりに読んだけど、あぁ、こういう感じだったなー、と思い返した。とてつもなく面白いってわけじゃないけど、淡々と読んでしまう力のある本だった。

  • 昨日、展覧会へ行く電車内で短編「生涯に一度の夜」が読めたのは良い読書だった。誰かといても一人だと感じることはあるし、そう感じることが心地良い相手や場合と、寂しい相手や場合があると思った。自然の中に自分一人を投げ出すとか、静けさが感じられるという点では、志村ふくみさんの作品に繋がる部分があった。もちろん他の要素もあるから感想を付け加えるかもしれない。ただ、昨日読んで良かった。(2016.1.19) 付記…最後の一文が効いてる。特別な場所にずっといないからこそ、特別な場所は記憶の中で特別な場所であり続けるんだと思う。

  • いい本なんだと思う。けど,主題が見つからないというか,アメリカ文学はほんと苦手なのだなあと…みんなちゃんと分かっててすごい。

  • わけのわからなさが、魅力!

  • 自分にとってこの本がブラッドベリ初体験でした。
    読もうと思ったのは「生涯に一度の夜」の有名な引用に心惹かれて。

    読者がどんな年代でも、必ず幾つかの短篇が心に残るような、そんな本だと思いました。自宅と会社の往復時間にちょこちょこ読むのにとても良い感じ。寂しいお話の時はシュンとしてしまいますが。

    「生涯に一度の夜」、「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、「恋心」などの、少しほろ苦い恋愛の話、「オリエント急行、北へ」、「二人がここにいる不思議」、「ゆるしの夜」のような、少しの哀しみと胸に小さな灯りがともるもの、「プロミセズ、プロミセズ」、「かすかな刺」、「気長な分割」など、愛の終わりや別れを描いたもの。たくさんのお話が心に残りました。

  • 「トインビー・コンベクター」景気づけに毎朝呟いています。

  • 冒頭の物語はアメリカ的要素の好きな部分がふんだんに盛り込まれていて幸せだった。

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著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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